2025年12月30日火曜日

5年越しのミッションオイル漏れ修理

ミッションオイル漏れがひどい。8月に対策したはずなんだけど過去イチ漏れるようになった。

漏れているだけなら継ぎ足せば良いんだけど、セカンダリーベルトがベトベトになるし、リアのスプロケがオイルまみれになって遠心力で色々なところに飛び散っているし、リアタイアについたオイルで滑るんじゃないかって不安だし、例えばミッションケースにヒビが入ってオイルが漏れたりしたらこのまま乗り続けるのは危険すぎるかもしれないしってことで、もう何度目かわからないけどプライマリ周りをばらした。

いつもの通りクラッチハブを外すと、ここ最近はいつも通りなんだけど、クラッチハブキーが割れていた。





たぶん、メインシャフトの溝が少し緩くなっているせいではないかと。

あとから考えるとすごくまずいことなんだけど、ミッションのオイル漏れしか頭になかったので華麗にスルーして、ミッションケースをおろしてみる。
シールしたはずのケースとカウンターシャフトの隙間が全然シールできてなかった。ガスケットが破けていた。中から圧力がかかって破けたような感じだった。もちろんエア抜きの穴は塞がってないし、実は組んだその日から漏れていたので、圧力によるものではないはず。


やることは大体わかっているつもりだけど、最近課金しているGeminiに相談してみる。定番の原因をいくつか提案するので、それらを否定していくと、Oリングを付けるカウンターシャフトの溝の深さが正しくないのでは?という点を指摘してきた。なるほど、それは可能性が高い。

早速ガレージに行って、今使っているV-Twinかどこかの安物カウンターシャフトと、以前使っていたカウンターシャフトの溝の深さを比べてみる。

左が従来のもの。右が今使っているもの。

ドンピシャだった。
溝の深さがぜんぜん違う。右の社外品のカウンターシャフトは溝が0.85mmしかない。純正Oリングの線径は1.7mm程度なので、絶対にあわない。しょうがないのでOリングを使わずに液体ガスケットでシールするんだけど、それが効かずにオイルが漏れ続けていた。カウンターシャフトを交換したのが2020年。以降5年も悩み続けていたミッションオイル漏れの原因はおそらくこれだ。

それにしても、Geminiすごい。もうこれ以上は無理ってくらいネットの検索をしたつもりだったけど、この答えにはたどり着かなかった。
※純正Oリングがちぎれる時点で気付くべきってはなしだけどw

そして、Geminiの言う通り、線径1mm、外径19mmのフッ素系Oリングを探し、2本噛ましてみるとぴったり。

ミッションオイルを入れて、スプロケを付けて(メインドライブギアを外側に引き出し、アンドリュー製のメインドライブギアについているOリングがシールするようにする)、車体搭載時と同じように左側に傾けて3日程度様子を見る。

一滴もオイルが漏れてないことを確認してバイクに搭載。ミッション単体だとなんともないけど、バイクに載せたらオイルが漏れ始めたっていうのが前回だったので、バイクに載せた状態でやっぱり2~3日様子を見る。問題ないことを確認してその他駆動系の組付け。

バイクの右に行ったり左に行ったりしながら、プラーマリーを付けて、スターターモーターを付け、クラッチハブの取り付けにかかる。

クラッチハブキーをメインシャフトにはめると僅かにガタがある。このまま組んだらやっぱりまた割れるんだろうな。割れるだけでも良くないけど、破片がプライマリーベルトに噛んだらベルトが切れる。それを防ぐための正しいアプローチはミッションをバラしてメインシャフトを交換することなんだけど、なんで、ミッションを組み上げて、フレームに搭載し終わった今、それに気付くんだ?不思議でしょうがない。

少し考える。JBウェルドで隙間を埋めても粉々になるだろうし、GM-8300は粘りがあるので持つかもしれないけど二度と外れなくなるだろうし、液ガスじゃ意味ないし。シックネスゲージで隙間を測ると0.05mmだった。あ、このシックネスゲージをそのまま使えばよいのじゃないか?ってことで少し切ってスペーサーに仕立て、ハブキーと一緒に溝に入れた。

一番下がシックネスゲージを切って作ったスペーサー

前にバラしたときの教訓から、クラッチハブナットの廻り止めワッシャーのタブじゃない方の爪を少し削って組付け。タブを起こしたことを後からでも確認できるよう写真にとっておく。



こうゆう記録大事


そういえば、伊豆から4速だけで帰ってきた日以来、クラッチの切れが悪くなっていたことも対策。おそらく、発進時に半クラを多用したのでスチールディスクに熱が入り、わずかに歪んだんだろう。新品のスチールディスクを探すと、だいたい1.3万くらいが相場だったけど、どうゆうわけかドラッグスペシャリティ製のものが8,000円で。円安になる前の価格設定なのかな。

届いたものを見るといかにも安物っぽくてものすごく不安になったがもうしょうがないw。ついでにJunkBoxから昔使っていた、まだまだ使えそうなフリクションプレートを出して一緒に交換。

めんどくさいプライマリベルト、セカンダリベルトのアライメント調整をやって、いつも通りクランクケースのブリーザーから大量のオイルを吐かせて完了。

そして今日、12/30。晴れ渡ったいつものゲートブリッジあたりを軽く流して特に問題なく、クラッチの切れも良好なことを確認。