2021年7月24日土曜日

テストライド

 バイクが組み上がったのでいつもの道をテストライド。

気温が34度とかになるので早朝か日没後じゃないと実際乗れない。

70キロほど走ってオイル交換、プラグ点検。

ミッションオイルはこれでもかっていうくらい汚れていたし、プラグは真っ白だった。マフラーのバッフルにグラスウールを巻き直したせいか、音が静かになったのは良いけど全然吹けない。

オイル交換し、インマニの固定バンドを締め直して再度テストライドへ。

いつもの散歩道から見える満月がきれいだ。

野鳥の森付近

90キロほど走りミッションオイルを交換。

やっぱりこれでもかっていうくらい汚れている。これ、あと何回交換すれば良いんだ? 

ミッションオイル

プラグをチェックすると今回も真っ白。2次エアを吸い込んでいるのを直したつもりなので混合気が濃くなってプラグが黒くなるのならわかるけど、白いってなんでだ?

吹け上がりを良くしようと、バッフルの詰め物を少し減らしたところで、もしかして点火時期が狂っているのではないかと気づく。多分そうだ。あの吹けの悪さは排圧の問題じゃない。点火時期だ。秋になる前に完調にしておきたいな。。。。

キャブ、ミッション、オイルポンプなど#5 完成

 一番心配していた、メインドライブギアへベアリングを圧入する作業は、ヒートガンを使ったら難なく完了。ヒートガン優秀。

ベアリングの圧入完了

ヒートガン優秀


ミッションをフレームに固定する4本のボルトはミッション内部に貫通しているボルト。ここからのオイル漏れもなくはなさそうなので、ガスケットで対策


そしてミッション完成。



下はインマニとインシュレータを固定するバンド2種類。
左がよくあるタイプで隙間ができやすい。右は改良版。
どちらを使っても2次エアを吸っているような症状だったので少し調べてみることに。


まずはインマニの直径。50.9mm。


インシュレータをつけて、固定バンドを装着し、インシュレータ内径を測る。




予想通り、ネジで固定する方向とそうじゃない方向で内径が違っていた。約2.5mmずれているのでこれだと固定バンドの意味をなしてなさそう。

一方の従来版ではそれほど差が出ない。



と、ここで気づいたのが、インシュレータの厚み。上の写真は安物の厚みが薄いタイプのインシュレータで図った結果。これをJAMESの厚いタイプで試すと、改良版の固定バンドがしっくり来る。というわけで、インシュレータをJAMESにして、念の為に液ガスを薄く塗って固定。

その後、面倒くさい駆動系を組み立てて完成。

1次と2次の調整はホント面倒くさい。オープンプライマリにしたくなる。

日中の気温が34度とかなので涼しい朝のうちに試走。ノッキングの症状が前より激しい気がするがミッションのオイル漏れは大丈夫そう。70キロほど走ってミッションオイルを交換するとものすごい量の金属粉が。うーむ。

そして2次エア対策したはずなのにプラグが真っ白。うーむ。。

そしてそして、オイルポンプを交換したけど以前と何かが変わったとは思えない。うーむ。。。

2021年7月5日月曜日

キャブ、ミッション、オイルポンプなど#4

 J&Pからの荷物は前回と同じくオーダーから一週間で届いた。S&Sのオイルポンプもあるし、アンドリュースのメインドライブギアもあるし、格安Shifton製のメインシャフトもある。


メインドライブギアは今まで使っていたものと比べてみると、スリーブの厚みが全く異なっているのがよく分かる。こんなにすり減っていたとはびっくり。

メインドライブギア。
左がいままでのもので右が新品。スリーブの厚みの違いがよく分かる。

アンドリュースのメインドライブギアはスペーサーを付ける部分の根元に溝が切ってあり、そこにOリングを入れるようになっている。これでいわゆる4速ミッションのオイル漏れ対策ができているはず。わざわざ1万円もするリークレスを買わなくても大丈夫(だと思う)。


右がアンドリュースのギア。

この溝にOリングをはめればオイルが漏れないはずっ!

部品も大体揃ったことだし、7月は週末が後4回あり、そのうち1回は4連休だ。8月には乗れるように仕上げよう。

2021年7月4日日曜日

キャブ、ミッション、オイルポンプなど #3



 なんかここまでやったらなんとかオーバーヒートの対策もしたくなった。

最初のOHで圧縮比が上がり熱的に厳しくなり、2回めのOHでカムをホットなものにしたので更に熱的に厳しくなった。去年の秋に渋峠を超えたときは、気温9度なのにオイル温度が200F=93度Cくらいまで上がってびっくりした。オイルクーラーは2つついているのにね。

で、何ができるかというと、

  1. 電動ファンをつける
  2. カムをもとに戻す
  3. 低圧縮のピストンに変える
  4. オイルポンプの吐出量を増やす
くらい。今のオイルポンプがヤれている可能性があるので、今回は4.にチャレンジしてみたい。S&Sからノーマルの数十パーセント増しになるオイルポンプが出ているんだけど、ブリーザーギアを変えないとならないので今回はパス。自分のバイクは何故かブリーザーギアが外せない。ということでS&Sのノーマルオイルポンプにリプレイスすることとする。普通のリプレイス品ならV-Twin Motorsや知らないメーカーから$200ドルくらい(適当)で出ているけどここはS&Sで。ちょっと高けど。気持ち的に。

フロントのエキパイも外し、カムカバーも外し、オイルまみれになりながらオイルポンプを外した。ここまで来るともう普通にOHをやっていると言えそう。


というわけで、キャブをバラし、ミッションをバラし、オイルポンプも外して、「もう基本的な整備しかやらない」と決心したはずの自分を遠い昔に置き去りにした。気持ちよく乗るために選んだ道だ。しょうがない。

パーツをどこでオーダーしようか色々探したんだけど、やっぱりいつものJ&Pに落ち着いた。送料が1万円くらいかかっても結局安くあがる。どーゆーわけか普段使っているクレカが受け付けてもらえず、PayPalもだめで、4枚目くらいに試したカードで決済できた。荷物が来るのは1週間後かな。ちょっと時間があくな。前から気になっていた電波時計&温度計&電圧計でもつけてやれ。



キャブ、ミッション、オイルポンプなど #2

 最近バイク以外の趣味を始めたのだけど、6月に初めて一ヶ月、ちょっと一段落ついた。そんなタイミングだったので2度めのキャブバラシをやってみたのだけど、ミッションの真下においたトレーに溜まりまくっている漏れたオイルを見てどうにもこうにも腹が立ってくる。

昨日ちょい乗りした後にトレーをきれいにしたばかりなのに、どーしてこんなにもオイルが漏れているんだ? 1日しか経ってないぞ? 毎日オイルを継ぎ足せってことか?

 


ということで腹を決めて面倒くさい、本当に面倒くさい、ミッションオイル漏れの原因を探ってみることにした。もしかしたらスプロケのロックナットが緩んでいるかもしれないし、メインシャフトが痩せていることが原因かもしれないし、ミッションをフレームに固定する4本のボルトのどこかから漏れているかもしれないし、定番のメインドライブギアオイルシールかもしれない。

バラしてみないことには原因は特定できないし、ばらしても原因がわからないかもしれないが、とにかくやってみよう。この腹立たしいオイル漏れは我慢できない。

・・・・結果、よくわかない。よくわからないが、メインドライブギアとスペーサの間から激しく漏れているように見える。ここは泣きながら購入した1万円もする対策部品を入れたので漏れるはずはないのだが、どうやら漏れている模様。しかもOリングがおかしな感じで変形しているし。

そして、どーせメインシャフトも痩せているのだろうと思ったので、前回バラせなかったメインシャフトもバラしてみた。メインシャフトは、ベアリングやらスペーサやらをプレスで圧入しないとならないらしいので、そんなものはないからバラしたくなかったんだけど、瞬間冷却材でメインシャフトを冷やしてうまく行ったという人のブログを見たので今回チャレンジだ。瞬間冷却材でうまくいくなら冷凍庫で冷やしてもうまくいくだろう。・・・と思うが、本当にうまくいくかはやってみないとわからない。不安は残る。

そして、ばらしたメインシャフトの直径を測ってみると0.17mm痩せていた。ただ、その部分の先にオイルシールがあるので、オイル漏れに直接影響があるとは考えにくい。やはりメインドライブギアのスペーサか?


太いところ25.33mm

細いところ 25.16mm
0.17mm痩せている

今回はロックタブはしっかり起きている

メインシャフトを取り出したところ
前回もそうだったけどギアを止めているスナップリングの取り外しはホント苦労する

キャブ、ミッション、オイルポンプなど #1

 もうキリがないので最低限乗れるくらいの整備にして、オイルがいくら漏れようが放っておくし、すぐにオーバーヒートしそうなら夏は乗らないし、とにかくバイクを弄るのはやめて乗るだけにしようと思った。直しても直してもきりがない。

ミッションなんかバイクの左側からも右側からもクソめんどくさい作業をして組みバラシだけでも丸1日かかるのにオイル漏れの原因がよくわからず、2年前にバイクのオーバーホールを終えた後も3~4回はアクセスしている。もう十分だ。オイルが漏れいる限りはオイルが入っているのだから、そんなことは気にせずこれからは乗るだけにしよう。

そんな具合に自分の中で折り合いをつけて何ヶ月かたった頃、キャブが息継ぎを連発するようになった。アクセルをガバッと開けて加速すると息が詰まったようにバックファイアする。これは、乗るのに支障が出る。

症状からして加速ポンプのガソリン吐出量が少ないか出てないかだろう。キャブをバラすのもバイクの右と左からアクセスしてめんどくさいので好きじゃないんだけど、しょうがないのでやってみる。

加速ポンプにガソリンが来てない。。。ラバーは逆向きについているし、加速ポンプのチャンバー(?)のようなところには元ガソリンだったような固形物が固着している。誰だよ前にイジった奴は、と文句を言いたくなるけどこのバイクを手にしてから弄っているのは自分しかいない。

きれいに清掃して、ラバーを正しい向きに装着して元通り。アクセルを開けるとちゃんとガソリンが噴出されることを確認して、友人と練馬までちょい乗り。最初は問題なかったんだけどしばらく走っていると息継ぎが再発。キャブを見てみると、アクセルを開けたときに加速ポンプを押す棒の動きが鈍い。じんわり動く。

ここは結構強いバネの力で動かしていると思うので、こんな鈍い動きになる理由がわからない。再度バラしてみるけど原因は不明。ガソリンの流路にカスが詰まっていたかもしれない可能性にかけてよーく清掃。これで直るとよいのだが。


キャブをばらして
フロート室から突き出ている加速ポンプのサキッチョ

このうすーい切り欠きからガソリンが出る
何かが詰まっていたのか?