2020年12月21日月曜日

20年超えのレザージャケット

革ジャンのことをレザージャケットというとちょっとシャレオツ感が出ますね。

最初にバイクを買った’98年、ハーレー乗りは革ジャンだろってことで上野で買った革ジャン。ダブルとシングルの違いくらいしか理解してなかったから、サイズは合ってないし、風がスースー入ってくるので寒いし、当時といえども結構安い9,800円だったし、よくわからないBikersとかいうブランドだったし、まぁ決して良いモノではなかったと思う。

けれどもそこは初めての革ジャン、時々ミンクオイルを塗るのは欠かさなかったし、色んな所に行ったし思い出は結構ある。

’98年、当時アメリカに住んでいたハーレー乗りで、今の自分のバイクの前オーナーの人にそそのかされて初めてサウスダコタのスタージスに行ったときに着ていたのもこの革ジャン。車で行ったのに。その時現地のヘッドクオーターで背中と袖に縫い付けてもらったパッチは20年以上たった今でもお気に入り。

そして8年後の2006年、今度は自分がアメリカに住んでいるときに行ったスタージスに着ていったのもこの革ジャン。2週間で8000キロくらいだったかな、よく走った。もちろん、またオフィシャルパッチを縫い付けてもらう。

ヘッドクオーターでパッチを縫い付けてもらう。
’98年当時と同じおばさん


’98の薄汚れたパッチの上に’06の新しいパッチを重ねる

そんな思い出深い革ジャンだけどサイズが合ってないのは相変わらずだし、革ジャンのくせして異様に寒い。いい加減嫌気がさして8年前には化繊の便利なジャケットを買った。これで思い出深い革ジャンは引退。

ところが、便利なはずの化繊のジャケットも意外と寒いことに数年経ってようやく気付く。ジャケットの一部が着脱式になっていて、その部分を取るとメッシュジャケットになるすぐれものなんだけど、接合部分からの隙間風的なものがひどく、真冬は決して暖かくない。

こいつは多機能だったんだけど、冬は寒い

そこで、去年くらいからまた思い出の革ジャンを引っ張り出してきたんだけど、やっぱり寒いものは寒い。で、よーく見てみると、左右のポケットだが、全く防風処理がされてない。しかもポケットにはジッパーもボタンもないので常に全開状態。ポケットの中は薄い綿生地一枚だからそりゃ寒いわけだ。試しにガムテでポケットを塞いで走ったらすごく暖かい。

そんなことに気づいたのが革ジャンを買ってから22年後の2020年の冬。いやもう今年の1番のニュース。ポケットはゴムのりできっちり塞いでそこそこ暖かく着ています。

ところで半年以上前、コロナ禍で給付金10万円が出たとき、冬になったら革ジャンを買おうと決めた。最初の革ジャンは20年着た。バイクに乗れるのがあと20年あるかどうかわからないけど、次に買うのは人生最後の革ジャンになってもおかしくないから、うんといいやつを買おう、と思って冬が来るまでお金をとっておいた。

うんといい革ジャンがどこに売ってるかよく知らないけど、日本ならここだろってことで浅草のKADOYAに行ってそれっぽいのを物色してきた。たしかにモノは良いし結構ワクワクするんだけど、そこは黒い革ジャン。今持っている9,800円のBikers革ジャンと比べると遠目で見たときに大きく変わらない。さらに、袖の長さでサイズを合わせると襟元がすかすかになってしまう。うーん。。。。残りの20年もBikersに活躍してもらおうかなぁ。。。。

2020年12月20日日曜日

能登半島へ Day3

もう三日目であとは帰るだけなのであまりテンション上がらないけど、まぁ書き始めたものを終わりにしたいってのもあるのでサクッと。

北陸から帰京するのも3回目だから今回はちょっと違ったルートを通りたく、高速で新潟に抜けてそこから南下、国道の標高日本一で有名な志賀・草津ルートを抜けて、まだ通れるかわからないけど八ッ場ダム脇のもう誰も走ってなさそうな旧国道を通って帰ろうと。だいたい400キロくらいか。

走り始めるとちょっとギアの入りが悪い。ここ数日そんな感じ。クラッチが完全に切れてないかもしれないと思い、高速途中のインターで休憩し調整。

調整をサクッと終えて、止めておいたバイクを後ろに動かすとオイルの筋が。


結構な量だった。どこかにクラックでも入ったのか、オイルラインが切れたのか。

オイルラインならなんとかなるはずだけど、クラックだったらここで終了だなぁ。。。などと思いながら車体の下をよーく確認。エンジンをかけてオイルラインに圧をかけて確認するもこれ以上の漏れはない。おそらく何らかの理由でクランクケースブリーザーホースに溜まったオイルが車体の移動とともに垂れてきたのだろうと判断。

長野のどこかで高速を降り、交通量の多い国道を渋峠に向かって走る。車は流れているけど気持ちが良いほどのペースではない。標高が上がるに従って気温は下がり県境では9度。


空気が薄いからなのか、ノロノロとした上りで負荷がかかりすぎたのか、両方なのかわからないけど、てっぺんに着く頃にはオイルタンクで計ったオイル温度が70度くらい。オーバーヒート寸前。エンジンを冷ましてる間、温かいそばで体を暖め地元群馬を下っていく。

草津ルートは火山ガスが濃くなる危険があるため、徒歩、バイク、オープンカーの通行は禁止とのこと。万座温泉の方に迂回させられる。有料道路料金が残念だけど、そっちルートも嫌いじゃない。晴れていれば右手に雄大な浅間山が見えるはず。

残念ながら浅間は見えず、しかも、軽井沢の大渋滞にハマり(休日の軽井沢なんて大嫌いだ)、予定より2時間押して自宅に到着。

大きなトラブルもなく1400キロの旅を無事終了。満足。本当に満足した。実際、このあと一ヶ月位は特にバイクに乗りたいという気はおきてない。

さて次はどこに行こう。

2020年12月13日日曜日

能登半島へ Day2

昨日は朝5時頃に家を出発し、4連休初日の渋滞にハマることもなく15時にはホテルにチェックイン。のんびり風呂に浸かり、近所の美味しいご飯とお酒でいい感じに仕上がり、二日目の快晴の天気予報にワクワクしながら眠りにつく。時刻は夜8時。 

なにをどうしてそんな早い時間に寝ようと思ったのか全く覚えてないし、そんな時間に寝たら夜中に目が覚めるのはわかりきっていそうなものだけど、夜8時に寝た。
そして、深夜2時に目覚める。4時か5時位までは寝ていようと思ったけど全く寝付けず。結局6時頃には出発。ちなみに8時間は寝ないと辛い体質なので、睡眠時間は足りてない。

今日のルートはこんな感じで約450キロ。


まずは氷見漁港で朝ごはん。




ちょっと期待していたのとは違って残念。刺し身をもっとたくさん食べたかった。

静かな海沿いの道を北上する。海は穏やかで、すれ違うバイクもほとんどいなくのんびりと景色を楽しむ。






今回で3回目になる能登半島、ちょっと違った道を走りたく内陸へ。





途中、対向車の合図で一斉取締に気づき何事もなく通過。パッシングをしてくれたJeepの人ありがとう。

お昼すぎに能登半島最先端の灯台に着くとバイクも人もたくさん。この頃から睡魔と疲労感とが。。。


コーヒーで目を覚まし半島西側の道を南下。景色は相変わらずきれいだが人も車も増えてきた。残るミッションは2つ。琴ヶ浜と、内灘海岸へ。

琴ヶ浜は最初に北陸を走った20年前に素通りしたリベンジ。砂浜を歩くとキュッキュと砂が鳴くので鳴き浜とも言われるがそれを体験してみたい。

全然鳴かないので帰ろうとすると、キュッキュ鳴き始めた。ツンデレか。


だいぶへとへとになってきたので帰ろうか真剣に考え始めたが、ツーリング仲間の一人が内灘海岸で撮った写真に乗っかりたい。北陸に行ったらここで写真を撮るのはアタリマエじゃないか。内灘海岸で写真を撮らずに北陸に行ったなんて言えるわけじゃないかというノリがほしい。

ということで入り口が見つからずだいぶ迷った挙げ句到着。
内灘海岸定期

ミッションコンプリート。これで身内の誰かが次に北陸に行ったときも必ず内灘海岸の写真が撮られると思うと一安心。

ホテルに戻り、朝ごはんで逃した刺し身を食べたくて近所のちょっといい感じのお店へ。
何をどう思考したのか深く反省したいが、刺し身ではなくのどぐろの塩焼きをオーダー。初めて食べるのどぐろは普通の白身の魚でしかなかった。



敗北感を胸に2二日目を終え、明日の帰路に備える。

2020年12月10日木曜日

能登半島へ Day1

バイクアドベントカレンダーの9日目の記事です。

去年は天気が悪くて諦めた北陸。今年は天気がバッチリの予報だったので色々準備して2泊3日、1400キロの旅へGo!

2年前に2回めのオーバーホールを開始してから初めての結構なロングになるので楽しみすぎる。世間は4連休なので、高速の渋滞はすごいことになるだろうな。5時半くらいに出発すれば大丈夫かな。とか思いながらも案の定早めに目が覚めて5時ころ出発。幸いほとんど渋滞にははまらず首都圏脱出。

ちなみにその日の昼頃の渋滞状況。にっちもさっちもいかない。


中央道のSAで休憩を入れ、早い時間に松本を抜け、安房トンネルを超えて再度休憩。ここで会ったトライアンフの3人組とサイドバルブのソロは北陸で再度見かけることになる。


高山市に予約したホテルのチェックインは15時からだけど、この分だと13時には到着しそう。

せっかくなのでスーパーカミオカンデがある道の駅に併設された博物館(?)的なものを1時間位時間をかけてじっくり見る。すごいねー。よくこんなものを作ったし、作ろうと思ったなぁ。自分の知らない世界を垣間見るのは結構楽しい。

偉い人たちの書物
お気に入りは「陽子よ崩壊せよ」
「天使よ故郷を見よ 」のノリで。

そして、まだ時間はあったので国道41→471→360とものすごく気持ちの良い道をde tourして高山市へ。15時きっかりにホテルへチェックインし初日は終了。約400キロ。部屋から見える夕日が旅の雰囲気を盛り上げる。予報では明日の北陸は快晴。どんな景色が見られるかな♪





2020年12月7日月曜日

クラッチハブローラーベアリングの続き

 プライマリから感じる異音と嫌な振動はクラッチシェルとクラッチハブのクリアランスが大きくなったことが原因だろうってことで、オーバーサイズのベアリングを入れたのが前回8月のエントリ。

気づいたらもう12月。今はすっかり嫌な振動もおさまり、相変わらずのミッションオイル漏れ以外は快調そのものだけど、振動が収まったのは気温が下がったことが原因のような気がしてならない。9月頃までは少し走って暖まると振動があったし、クラッチの調整をミスっていてクラッチが完全に切れてない(=摩擦熱が必要以上に発生する)状態だったので。

ちなみに、このクラッチの調整、マニュアル通りにクラッチレバーの遊びを規定値通りに設定したんだけどそれが良くなかったらしい。ギアがつながっていてギアチェンジできなかったりしたし。どういうこっちゃ。遊びを少なくして調整したらバッチリ。

下はいつも走っている散歩道からちょっと外れて、お台場にまわり海沿いをちょっと歩いてみたとき。夏頃。田舎出身者なんで都会のキレイな景色には惹かれる。


こっち(↓)はまだ振動が消えずにあれこれやっていたとき。どう頑張ってもクラッチチェルがまっすぐ取り付けられず、悩んだ結果新品のクラッチチェルにしたんだけどやっぱり真っ直ぐにならたかったとき。もう諦めてそのまま組んだ。

※実際にはこんなにガタついてないけど

そして季節は秋になり、天気が良ければ去年のリベンジで能登半島一周だ。ホテルを取ったりルートを考えたり、バイクを整備したり、まぁ気分は高まる♪