これ、自分でやったら絶対失敗するよね、と宣言していたドレンボルトのタップ切り。
困ったときのBRCビッグマートってことで、ミッションケースごと持って相談に行ってみました。ちなみこのお店は、以前、どうしても取れなかったエンジンスプロケットナットを外してもらったところ。今回もここならなんとかなるんじゃないかな、と期待を寄せます。
やりたいのは、M18-1.5のタップを切ってもらうこと。結果、そのお店ではできないけど、近くの知人の工場でならなんとかなるだろう、とその工場を紹介してもらうことに。さすが頼れるビッグマート。
ところが。たまたまお店に来ていた別のお客さんが、「もしかしたらウチでできるかもよー」とのこと。えっ、初対面なのに、そんな申し訳ないです、とは思いつつもご厚意に甘えさせてもらいます。すごいですねー、ビッグマート。今回も頼りになりそうです。
ところがところが。調べてもらったところ、「M18-2ならあるんだけど、1.5ピッチのタップがなかったよー」と。残念。でも、たまたまお店に居合わせただけの私のために調べてくれてありがとでした。こーゆーのは嬉しいですね。どこかで誰かに恩返しがしたくなります。
さてさて、ということで、もうこうなったら自分でやってみよう、と。自分でやるにあたって引っかかっていたのは、コスト、仕上がりの2点。
コストは、全部で1万円くらい掛かりそうなんだけど、お店に来ていた親切な方に謝礼をしたくて、どのくらい渡すのが良いのかさっぱり見当がつかなかったんだけど、自分でやったときにかかる金額は最低ラインなのかなぁ?と思ったので、まぁなんか、いくらかかろうともこれは発生するものだな、と。
もう一つの仕上がりについては、多分行けるんじゃね?という全く根拠のない自信が湧いてきて、自分らしくなくて意外だったけど、まぁやってみようと。
というわけで、アマゾンやらモノタロウやらコーナンプロ(リアルショップ)やら色んな所で必要な工具を探して、「工具は良いものを使うべし。なぜなら技術の未熟さをカバーしてくれるから」というポリシーを無視して、普通2,500円位する16.5ミリ径のドリルを怪しい中華メーカーの500円で済ませるってゆーギャンブルとかしたけど、一回だけアルミのケースを削るなら全く問題なかったという見事な勝ちっぷりに満足したわけですね。
そして、肝心のタップ切りも初めてやるからものすごく緊張して、「タップが折れたりしたら取り出すのにすごく苦労するだろうなぁ」なんて思ったのも最初のうちだけで、やはりアルミだからものすごく簡単にできました。用意していたボルトをねじ込んでみると、これでもかってくらいに気持ちよく入っていくわけですね。
ところが、ですよ。そこはやはりちゃんとオチは用意されているわけで、ボルトを最後までねじ込もうとすると、設置面に対して垂直に穴が空いてないことが判明するわけですね。
もう、ホント、前回のエントリーで宣言した
これは、泣きながら全部揃えて、頑張って自分でやってみたら、ネジ穴が斜めになるパターンですね。間違いない。明日、朝日が東から登るくらい間違いない。
そのものです。
これ、密着性ゼロですね。オイル漏れるとか漏れないとかの話じゃないですね。
ってわけで、ボルト穴に合わせて、ミッションケース側の合わせ面を削ります。思ってたよりも柔らかくて削りすぎたってのはあるにしろ、なんとかボルト穴に合わせて削れたようです。
これでワッシャー(パッキン)をいれてオイルを入れて一週間くらい放置して漏れがなかったら成功ですかね。
・・・今日がその一週間目だったのですが、漏れた形跡はなく成功のようです。といってもよーく見てみると、パッキン自体にオイルが触れた形跡はなく、スレッドに6重巻きにしたシールテープが完全にオイルをストップしてくれていたようなのですがね。