2019年9月25日水曜日

ロングライド

結局秋分の日の3連休は行こうと思っていた能登半島付近が台風のため断念。

OH後の走行は800キロを超え予定していた慣しも終了。今まで使ってなかった高回転域を使うと、時速60マイルを超えたあたりからの加速が随分力強い。壊れそうな音と振動でちょっと怖いけどw。

そんなわけで9/23祝日の午前中、近所を走っていると信号待ちしたときに白煙が。まぁ珍しい話じゃないけど。

よく見るとフロントエギゾーストのロッカーアームシャフトエンドボルトが緩んでオイルが盛大に漏れている。漏れたオイルがエキパイに垂れて白煙が出ていました。
緩んだロッカーシャフトエンドボルト
こんなところが緩んだのは初めてだったけど、ボルトが無くなる前に気づいてよかったですしすぐに気づいてよかったです。というのもここのボルトがなくなったらオイルが回らなくなるので確実にレッカーですし、ボルトがなくなったことに気づかずに走り続けているとエンジン焼付き、後輪ロック、転倒、お亡くなりなんてこともあり得るからです。

同様のネジは4つあるので念の為他の3つも増し締め。特に緩んだ様子はなかったです。

気を取り直してしばらく走っていると、17キロほど走ったあたりでまた白煙が。今度はなんだ?と思ってエンジンを見ると、、、、さっき増し締めしたネジが無くなっている! こうならないように点検したのに意味不明です。触らないほうが良かったのか?
今度は別の箇所のネジが脱落
さて、こーなったら落としたパーツを探すかレッカーを呼ぶかの2択でが、ここまでの道は80キロ位で流れている2車線の歩道なし幹線道路なのでパーツを探しに行く選択肢はなさそうです。

ということで近くのコンビニに停車。よくよく見てみるとすごい量のオイルが飛び散っていました。サドルバッグはオイルに浸した様相だしヘルメットの後ろにも飛び散っています。初めて呼んだレッカーを待つ間、できる限りのオイルを拭き取っておきます。

幸い30分でレッカーが来ましたし、自宅まで無料の距離内だったのでレッカーの助手席に乗って無事帰宅。大事に至らずに良かったです。

初めてのレッカー
よくよく調べてみると、ロッカーアームシャフトの反対側(プラグ側)のネジが緩みまくっていたので、外れた側(プッシュロッド側)のボルトにも全くテンションが掛かってない状態だったために緩んだようです。
プラグ側のネジを締めてから走り出したあとでもすぐ緩んでしまったので、プラグ側ネジにスプリングワッシャーを噛ませてロックタイトを塗って様子見です。

パーツクリーナを5本大人買いして、車体、ブレーキローター、その他諸々に飛び散ったオイルを清掃します。以前パーツクリーナを多用していたときにちょっとした炎の海を見たことがあるので換気は要注意ですね。3本目のパーツクリーナを使い切ったあたりでなんとか見られる感じにはなりました。

とはいえ、合皮のサドルバッグはまぁ拭けばいいとして、エンジンオイルをたっぷり吸い取ってしまった本皮のツールバックはどーすりゃいいんだ?って一瞬悩みましたが、エンジンオイルもミンクオイルもオイルってことで気にしないことにします。

そして、なくなった分のオイルを足そうとオイルタンクを見ると空っぽでした。あぁ。。。。。。

オイルタンクは空っぽ
これボルトが脱落してからどのくらい走っていたんだろう。ドライサンプだから理論上は少しでもオイルが入っていればオイルは回りますが、全てつながっているオイル流路の一部が開放された場合、流路に全く圧がかからなくなりますから、開放された瞬間からオイルが回らなくなったと考えるべきでしょう

最初のボルトが緩んだあとにすべてのネジを増し締めし、その後9キロ走って一時停止したときには白煙に気づかなかったのでその時点ではネジは外れてなかったのでしょう。となると残りの距離8キロ、時間にして約10分の間のどこかでネジが脱落した可能性が高いです。

その後オイルを入れて近所を流したところ特に異常は見つけられなかったので直ちに影響ある何かは起こってないはずなのですが、オイルポンプを止めて数分間エンジンを高回転で回してもなんとかなるもんなんですかね(なんとかなってないかもしれないけど)。やれと言われても絶対にやりたくないですね。

・・・・今年の3月にいったん組み上がったバイク、自分の未熟さ故にまだまだ完成はしてないようです。リアホイールもミッション側に引っ張られてたのか僅かにアライメントの狂いがありました。

先週行けなかった北陸に今週行こうと思っていましたがまだ早いですね。探した宿はキャンセルし、もう少し様子見です。
いつもの散歩道


2019年9月8日日曜日

2度めのトップエンドオープン

オイル下がりを直した(と思う)あとの初めてのちょい乗り、ロッカーアームシャフトから盛大にオイルが漏れて惨敗でした。

フロントのロッカーアームシャフト

リヤのロッカーアームシャフト
こーならないようにシール材を塗っておいたのですが耐油性か耐熱性かその両方かがなくてシール材とオイルの混じったものが盛大に溶け出してオイル漏れしていました。

ということで、油にも熱にも強いウルトラカッパーを塗って再チャレンジです。

最初ほど盛大には漏れなかったものの100キロ位走ったらまた漏れてきてしまいました。

しょうがないのでまたロッカーアームシャフトをゴムハンマーでコンコンコンと叩いて内側に引っ込めて、ヘッドの穴の内壁にウルトラカッパーを塗りなおすのですが、どうやらロッカーアームシャフトを内側に引っ込めすぎて戻らなくなってしまったようです。

ロッカーアームシャフトに通してあるワッシャーがシャフトの細いところで下に落ちてヘッドに引っかかっているようです。(あとから違うっぽかったというのがわかりましたが)

うーむ。これヘッドカバーを開けないと無理ですなぁ。しかもヘッドカバーを開けるにはシリンダーヘッドを外さないとだめだったような気がするなぁ。めんどくさー。

ということで2度めのトップエンドオープンへ。

開けてみると、前回つけたバルブガイドシールが一箇所外れていました。

バルブガイドシールが外れている
開けてみてよかったってパターンですね。

しかし前回の方法で駄目だとなるとどうすればいいんだ? 再度ちょっと細めのバルブガイドに合うシールを探します。範囲を広げて車用のシールとかも見てみます。・・・が、見つかりません。

しょうがないので今回はメーカーを変えてS&Sのものにトライです。サイズが合うのかどうかわかりませんが、S&Sのヘッドなので大丈夫でしょう。

サイズ的にはまあなんとか大丈夫そうな感じ
そういえばリアのIn側はウルトラカッパーでくっつけたヴァイトンタイプのオイルシールが取れなかったのでそのままにしました。どうなることやら。

さて、バルブガイドを探している途中で見つけた、S&SスーパーストックシリンダーのManual、久しぶりに読んでみました。紙のマニュアルは捨てちゃってて、何年か前に探したときはwebにもなかったんだけど、その後upされたようですね。

んで、そのマニュアルを読むと、「ヘッドを交換するんだったらシリンダーホーニングとピストンリング類の交換もやっておくといいよ」と書いてあるじゃないですか。

どーしようか迷っていたんだけど、S&Sさんがそー言うならね、仕方ないですね。ちょっとお金と時間がかかるけどやっておこうかと。

シリンダー内壁。OH後1000キロしか走ってないのに。
というわけで多分8月はじめにバラし始めて8月終わりに組み上がりました。今回は平日の時間を結構使えたのが良かった。

んで、9月の連休にまたこれ http://fxb-yone.blogspot.com/2013/09/end-of-summer-end-of-overhauling.html やりたいので頑張って慣らし中。

平日夜とか走っているんだけど、気温が28度とかあると大体1時間ちょっとでバイクがオーバーヒート気味に。こんなにヒートしやすかったかな? そういえばちょっとガスが薄めな感じもするし。

てな感じで前のブログ読み返していたら、アイドルジェットを0.31に変えてあったことに気づきます。あぁ余計なことをw。いやまぁ走った結果余計だったんだってわかったのでそれはそれで良かったんだけど。

0.32にするか、もともとつけていた0.33にするか迷ったけど、薄いよりは濃い方でということで0.33をチョイス。キャブをばらしたついでにシリンダーヘッドボルトとシリンダーベースナットの増し締め。90Nmとかで締めてるのに緩むのですなー。

他のボルトも増し締めしているところで、オイルタンク&バッテリーケースを支えているブッシングが破断しているのを発見。先日交換してから100キロくらいしか走ってないのに。

ということはそもそも無理な力がかかっているってこと。ナラシはエンジンだけじゃなく組み上げた車体全体の慣らしなんですねー。実走大事。クソ重いバッテリーを外してパーツのアライメントを調整。

今日、台風で荒れる前に少し乗ったけどいい感じ。気温30度。40マイルで走っている分には油温は180F以上に上がらない。

ナラシは残り150マイルくらい。ここまで来たら大きな不具合がない限りオイル交換して出発できるはず。あとは天気次第。