2011年2月27日日曜日

いつもの日曜日

だいたい、バイクをいじるのは日曜日。

そして、だいたい、何かが足りなくて、1〜2時間の作業しかできない日曜日。最近はそうならないように色々考えて、必要になりそうなものを揃えておいて作業してます。

今日は、例の高価な工具を使ってミッションスプロケットナットを外しました。全く苦労せず、さらっと外れました。

次は、ミッションスプロケットを外します。

そのためにはリヤタイヤを外します。

リヤタイヤを外すためには、用意しておいた1-1/8インチのソケットでアクスルシャフトを緩めて、、、、、ゆるみません。

ちなみに、ドライブベルトを交換するときはスイングアームを外す必要があるって今日知りました。さらに、スイングアームを止めているシャフトのボルトがないことも今日気づきました。今までこんなんで走っていたなんて怖すぎです。

さて、外れないアクスルシャフトは外せるものを用意できるまで後回しにして、ひびが入ったキッカーカバーの内部を調べてみます。

たぶん、問題なし。ただひとつ問題なのは、内部のギアを固定しているナットが7/8インチで、そのソケットを持ってないことです。

今日も、工具が足りなくて2時間の作業で終わりでした。

いつもどおりの日曜日ですな。


1-7/8インチの高価なソケットをインパクトにつけたところ。
武器ですか?ってノリですね。

写真の真ん中に見えるボルトにナットが付いてない。
これがスインアームを止めているシャフト。

2011年2月26日土曜日

2011年2月20日日曜日

三度目の正直

そして今日。

クラッチハブプーラーを買い、12角のソケットを買い、今後必要になるギアプーラーも用意し、万全の体制でバラシにかかります。今日からはサクサクサクサクばらします。

スターターモーターを外し、オイルタンクを外し、インナープライマリもサクサクサクッと外していきます。

だいぶスカスカになってきました。



ここの、でかいスプロケを外せば、夢にまで見たミッションシャフトのオイルシールに辿りつけます。

もう、ゴールは目の前です。本当はまだまだゴールなんて当分先だけど、気持ち的にはゴールです。

スプロケを止めている、でかいナットを回して、、、、、ん? でかいナット? こんなでかいの?? サイズを測ってみると47.5mm、たぶん、1-7/8インチ。

そんなソケット持ってないし、奥まった場所にあるから巨大プライヤーも使えません。

というか、必要になりそうな工具は一通り調べたのに、なんで?!

もう一度マニュアルを良く見てみると、プライマリとは別のセクションの、とても目立たないところに、こっそり「特殊工具を使って外してね」と書いてありました。ガーン。

いつもどおり、敗北感を胸に、工具をオーダー予定です。しかも、この工具、一万円します。

今日は、1万円の工具をオーダーする代わりに、図書館に予約を入れておいた本を取りに行ってきました。

3/8 12角ボルト

クラッチハブを取り外す専用工具、クラッチハブプーラー。

こちらのお店 http://parts-depot.jp/pricing.html  でOEM品だけど、すごくお買い得なものを見つけられて、オーダーしたらすぐに届けてもらえて早速作業にとりかかれます。

”ばっちん”というすごい音がしてクラッチハブを外し、ここからはプライマリをサクサクばらしていきます。
クラッチハブを外した状態。ミッションオイル漏れの原因となっているシャフトが見えてます。ミッションオイルシールを交換予定ですが、近づいてきました。


ところが。Again。

いつもどおり、そんなにスムーズに行きません。
インナープライマリを止めているボルト、8本あるのですが、最後の2本が3/8インチ。サイズは全然問題ないんだけど、なんと12角でした。

下の写真で、棒で指しているところです。

もちろん、3/8のコンビがあるから試してみますが、プライマリの中だし、シャフトが邪魔だし、大きなトルクが掛けられず、回せません。ソケット&レンチで回さないと無理な感じです。

こんなことなら、クラッチハブプーラーをオーダーするタイミングで一緒にオーダーしておけばよかった。。。。。

敗北感を胸に、ソケットをオーダーします。

今度は、もう工具がなくて作業が止まらないように、今後行う予定の作業を一通り確認してその他の必要になる工具と一緒にオーダーしました。

つづく。

クラッチハブ

例のナットがやっと回ったので、ここからはサクサクバラしていけるぞ、の巻です。

プライマリの中のエンジン側がやっと片付いたので、今度はクラッチ側。

クラッチハブは、クラッチハブプーラーという専門工具を使って外すのだけど、手持ちのステアリングホイールプーラー(車用)とクラッチプレッシャープレートをうまく使うと何とかなりそうなのは調査済み。うしし。

写真で見るとこんな感じ。



ちなみにこのステアリングホイールプーラー、el caminoをいじっていたときに買ったもの。楽しい車だったなぁ。懐かしすぎ。

ところが。

二つ問題がありました。
ひとつは、クラッチプレッシャープレートの強度が足りなくてゆがんでいたこと。
もうひとつは、シャフトの中を通っているプッシュロッドを押したのだけど、そこは押しちゃいけないところで、なんと、反対側のキッカーカバーまで力が加わり、カバーにひびが入ってしまったこと。

がーん。プッシュロッドって、あの重いクラッチを押すから、かなりの力に耐えられるはずなんだけど、駄目だったのね。

写真は、ひび割れたカバーからミッションオイルが滴っているところです。


このカバー、黒なので、なかなか手に入りません。しかも、100%自らのミスで、直すはずのバイクを壊したことがものすごく悔しいし、ショックでした。

マニュアルで、クラッチハブプーラーのパーツナンバーを調べ、敗北感を胸にオーダーしました。
HD-95960-41A

2011年2月8日火曜日

バルブガイド外し

バルブガイドを外してみます。

前回のエントリのPVがあまりにも少なかったので、今回はちょっと手を抜いてシンプルにw。

ヘッドを熱くして、


ヘッドの形状に合わせてカットしたあて木を用意し、

その上にヘッドを乗せたら、バルブガイドだけをパーツクリーナでシューッと冷やし、

SSTを使って叩き出します。


フロントのIn側には純正のSTDが入っていました。

これでヘッドを加工屋さんに出す準備完了です。

2011年2月6日日曜日

例のナット 取り外し

ということで、パーツが手に入った例のナット、壊してでも何してでも外してみよう、です。

まずは、タガネでナットを割りにかかります。が、割れそうな気配がないので早々に諦めて、以前パイプを貸してくれた親切なお店に相談。というか、気持ち的には、持っていくので、見るだけでもいいから見てください。電話をすると快諾。

お店まで、走らないバイクを押していく。タンクやら腰上やらを下ろしているのですごく軽いはずと思っていたら、10m押すごとにすごく重くなっていって本当に参った。途中何度か休憩を入れて到着。

途中の休憩。なかなか無い感じのショット。

お店はこちら。ビックマート大田 http://www.bigmart.biz/


この道30年以上(?)の社長さん自ら、タガネとハンマーでナットを叩くが、外れる気配が全くない。


ここで、一旦預りに。





夜、暗くなってから連絡入れると、なんとか外れたとのこと!!!

いやーよかった。ほんとよかった。ビッグマートさんありがとう。

話を聞いてみると、どーしても外れないので、助っ人を4〜5人呼んでやっとのことで外れたそう。

助っ人で来てくれた人は、ボートをやっていたり、エンジンをやっていたり、皆その道が長い人達。その人達も、あまりに外れないので、まず、「これ逆ネジじゃね?」と疑い、それが晴れると今度は「これ、構造的に外れないんじゃね?」と疑ったそうですw。

それでも根気よく続け、”相当な”時間と労力をかけて外したそうです。プロの根性ですね。頭が下がります。どこぞの、やる気がないし愛想も悪いディーラーとは大違いですね。

それにしても本当によかった。外れるとしても今日じゃないかもしれないし、もしかしたらだめかもしれないとも思っていただけに、ほんとうに嬉しい。

といことで、しばらく滞っていた作業が前に進み始めそうです。

例のナット パーツゲット

全然まわらなくて、挙句の果てにスピンナハンドルまで折れてしまった例のナットの続きです。

こうなったら、ナットを壊して取ろうってことで、まずはパーツがあるか確認。

最初に見つけたのは、http://www.lawnmowerpros.com/ というサイト。

このURLのlawn mower proは芝刈プロって意味で、もともとは芝刈り機のメンテナンスなんかをやっていた会社。今はガーデニングツール全般のパーツ類販売も手がけている。

どーしてそんな会社に、ハーレーの、しかも普通のショップでもまず見つからないパーツが??と不思議だったのだけど、あったってことだけでラッキー。確か$60オーバーだったと思うけど即オーダー。

すると、しばらくたって、「ごめん、在庫なしなのでキャンセルね」って連絡が。まぁ、なんてゆーか、あんまり腹立たしくもなく、妙に納得w。

んで、以前にも見た http://www.nosparts.com/ というサイトをダメもとでもう一度見てみると、ちょうど数日前にリストが更新されていて在庫あり! ラッキー。しかも$20ちょっと!!

ところが、$50以上のオーダーじゃないと受け付けません、ってことで、壊れるかもしれないもう一つのパーツも一緒にオーダー。

といいつつも、本当にちゃんと届くのかすごく心配。ネット上に悪い評判は見つからなかったけど、良い評判も見つからず。本当に商売やっているのか不安ってのが正直なところ。

オーダーと支払いを済ませるとすぐに「オーダーもらったよ」とメールが来たので「んじゃ、発送したらトラッキング教えて」とメールをしたが、その後返事なし。代わりに、オーダーしてからジャスト一週間後に荷物が届いたw。すごいね、いい方向にガッツリ期待を裏切られました。

送料$13。パーツが小さいだけに思ったより安い。


そして、まさに、New Old Stock Parts。89年製造だから、今から20年前。パーツを仕入れたnosparts.comはよくこんなのみつけてきたね。ありがとう。

そして、ナットの取り外し編に続きます。取れるのかなぁ〜。