2011年9月25日日曜日

3連休

キャブの調整をし、長すぎたスロットルケーブルを元のものに戻し、きつね色に焼けているプラグを確認して、各部の増し締めをし、ほぼ完調に戻ったSturgis。

ここまで来られたらやろうと決めていたのですが、車体を綺麗にします。メッキパーツをビカビカにし、塗装したシリンダーも、新品のヘッドも、磨いてから塗装したロッカーカバーもバシッと様になっています。実はいーかげんに塗装したタンクでさえも、HDのロゴがキマってかっこ良いです。

もう、楽しくなってきて、ガレージでビールを開けましたw。

それが、木曜日の夜。
金曜日からの3連休、天気も最高で、バイクに乗ることを堪能しました。もう最高。

日曜日は川越まで往復170キロのショートライドをしましたが、まだ慣らし中とはいえ力強いショベルの鼓動が実に心地よいですね。

これから良い季節、バイクに乗れる生活が楽しみです。

Riding my motorcycle on a sunny day.


2011年9月19日月曜日

その後

一週間前に、やっとバイクを走らせることができて、幾つかのバグを見つけ、この3連休は思う存分バイクいじりをしました。メモ的にやったことを書いておくと、、、

  • マニホからの2次エア修理→ゴムバンドとマニホにくっきりと流路の後がついていましたw
  • F、R共に圧縮が2Kg上がりました→F8.5、R11で2.5差は相変わらず
  • ツールバックステー製作
  • キャブの洗浄→安定しなかったアイドルが改善、、、でもたまに突然止まるのはそのまま
  • オイル交換→45マイル(約70キロ)走行でしたが、真っ黒&すごい量のスラッジ
  • スピードメーターケーブル注油→メーターダッシュ付近の異音が解消
そして、連休最終日の18時過ぎ、突然肌寒いくらいに涼しくなって、ちょっと流すにはちょうど良い気温の中、革ジャンを着て出発。ほんの1時間弱、東京タワー往復。うん、いい感じに仕上がってるようです。これからちょくちょく乗って、秋には毎年おじゃましている木の実にいけるように仕上げたいですな。

2011年9月17日土曜日

ついに

先週の日曜日のこと、上がったバッテリーを一晩充電して、もしエンジンがかかったら外を走りに行っても大丈夫なような工具を用意し、さんざんキックしたけどなんとなくもうワンセットキックしたりして、セルボタンを押します。

決してかかりは良くなかったのですが、バッテリーがあがる前に始動に成功。久しぶりに聞くショベルの音。素晴らしすぎ。

ガレージのすぐ上に人が住んでいるから長くはかけていられないんだけど、少しの間アイドリングさせて、特に問題なさそうなことを確認。もう、最高すぎ。上を向いて両手でガッツポーズ。本当に最高の瞬間。9ヶ月という長い作業だっただけに、なおさらのことこの瞬間が素晴らしい。

早速着替えてその辺を流しに行きます。

9ヶ月ぶりのショベルは楽しいです。そして、ショベル最高です。あまり多くのバイクを知っているわけではないですが、だらだら走っていても楽しいバイクはそうそうないと思います。この音と鼓動、たまりません。

そして・・・・、クラッチが完全に切れてないようでニュートラにほぼ入らないこと、オイルタンクにつながるオイルラインのコネクタ部分からオイルが吹いていたこと、途中から2次エアを吸っているような症状になってしまったこと、その他ちょっとしたマイナートラブルを発見して15マイルほどの試走を終了。

工具さえろくに持っていなかった素人が一人でやったOHにしては上出来でした。結構なトラブルを抱えていたショベルを、ここまで復活させられたってことでよくやったと自分を褒めていいと思います。

ここで作業が終わったわけでは無いですが、今までの過程で色々と学ばせてもらった楽しい作業でした。

写真を取ってないので、昔の写真からお気に入りの一枚を。

2011年9月10日土曜日

明日こそ

9ヶ月前に始めて、やっと昨日終わったオーバーホール。今日、ずーっとやりたかったエンジンの始動にチャレンジしました。

うまく行けば、そのままバイク乗りに戻れるけど、うまくいかなかったらまだオーバーホールが続くって意味では、待ち望んでいたエンジン始動だけど、作業の1プロセスでしかないってのはどーしょもない事実です。

さてさて、セルで回すもエンジンがかからず、バッテリー切れ。しょうがないのでキックでかけようとします。以前に比べてものすごくキックが重くなったのはちゃんと圧縮がある証拠ってことで嬉しいのですが、エボ並に重くなったキックを踏み続けるのは結構な作業です。すぐに汗だく。

ちなみに、コンプレッションテスターを使うと、フロント6.5kg、リヤ9Kg。全然だめじゃん、って話ですがw、それはそれ。クリティカルじゃないハズですので次回の宿題にします。

そして、キックを踏むのですが、どーもスターターモーターが回る音が聞こえます。ということはドライブギアが戻ってないってことです。ということは、エンジンがかかっている間、スターターモーターも回り続けるってことで、これはかなりクリティカルってことになると思います。たぶん、スターターモーターが壊れます。

上の小さいギアがドライブギア
下のでっかいギアと噛んでちゃいけないのですが、噛みっぱなしです
(写真は戻したところ)

というわけで、直しに入ります。

ドライブギアを戻す力はどーゆー仕組みでどこから発生してるんだっけ?ってところから始めて、それがわかったら何とか戻るように修正です。

ワッシャーをかませたり、ゴムカバーの位置を変えたり、理屈はないけど、組みばらしやったり。。。。。3時間試行錯誤しましたが、解決には至りません。これもパズルと考えれば、今までで一番難しいです。間違いありません。最後の最後で最大難易度のパズルを用意しておくとは、やっぱり侮れませんね。敵として申し分ありませんw。

しっかり組んだはずですが、何かが間違っている可能性もあるかもしれないので、マニュアルを見てみます。はい、ありました。バネが入っていませんでした。そりゃ戻りませんね。余ったパーツ箱にしっかりとバネが入っていました。

だいたい、リプレイスもしてないのに余ったパーツがあるって時点でおかしいと思うはずなのに、すっかりスルーしてましたw。

入れ忘れたバネ

さくっと直して、しばらくキックを踏むもエンジンはかからず。時計を見るともうエンジンをかけるには遅い時間。火入れは明日に持ち越しです。

必要になりそうな車載工具を用意して明日に備え、タンクデカールを貼って今日の作業は終了。

デカールを貼っただけですが、だいぶ印象が変わったSturgisをニヤニヤしながら眺めて明日に思いを馳せます。


2011年9月9日金曜日

The すりあわせ

パーツをリプレイスするときはもちろん、元々あったパーツを元の場所に付ける場合でも、ただ、ネジを締めれば良い、という場面にはなかなか出会いません。

リプレイスしたジェネレータもそうですし、バッテリーケースもそうですし、フロントのエキパイもそうでした。

収まるべき位置に収めるために、パーツを加工したり、ワッシャーをかませたり、それでも埋まらない隙間を何とかしたり、粘り強く、完璧に、あるいは完璧にできるかぎり近いところに持っていくようにします。

フロントのエキパイは、振動で取り付け部のネジ穴のねじ山が全てなくなって、スカスカになったことがありました。今回組んでいてなるほどと思ったのですが、フツーに組み付けるとどーしても斜めってしまい、取り付け部のネジにおかしなテンションが掛かっていまいます。

そのままにしておくと、いずれネジ穴が馬鹿になってしまうのもとても納得が行きます。というわけで、今回組むときは、出来る限り理想に近い状態にするために、仮組み→バラシ→ワッシャーやガスケットで調整→仮組みのようなパターンを7回近く繰り返しました。

うまい人がやればもっと簡単にできるのでしょうが、私の場合、「エキパイ取り付け」だけの作業に1時間近くかかりました。こんなことがしょっちゅう起こります。ホント、ザ・すり合わせです。

そんなわけで、作業にいちいち時間がかかったオーバーホールでしたが、最初のボルトを緩めてから9ヶ月、やっと今日、最後のボルトを締めて、長かった作業に区切りがつきました。

明日、火入れです。

楽しみすぎ。