2022年2月11日金曜日

慣らし

 1月9日に組み上げ10分ほどエンジンを回した翌日。車体の下には全くオイルが漏れたあとがなく、当たり前に気持ち良い。

少しそのへんを走ってプラグをチェックすると真っ白。そしてミッションオイルが漏れ始めた。ミッションオイルが漏れるとすれば、メインシャフト付近のシールかカウンターシャフトのシールかスタッドボルトの3箇所が怪しい。どこもしっかり対策してあるから漏れるはずはないのだが。しばらく様子を見ることにしよう。

このときはプラグが真っ白


ロッカーアームシャフトは右側からも左側からも漏れていたのでOリングを取り替え、液ガスでシールして対策。リアの排気側はなかなか直らず3回位やり直した今でも多少オイルが漏れる。

持病


250マイルくらい走ったけど、ミッションのオイル漏れは全く直る様子がない。アタリマエか。しょうがないのでばらしてみると、カウンターシャフトのシールに使っていたJBウェルドが半分くらいなくなっていた。


カウンターシャフトのシール

振動で割れちゃうんだね。以前は柔らかいウルトラカッパーでシールしていたんだけど、完全にはシールできないのでJBウェルドに変えてみたが裏目に出たようだ。結局他のシール材でシール。ここにアクセスするにはプライマリーを全バラしなければならないので本当にめんどくさい。その面倒くさい作業を終えてしばらく走ってみたけど、やはりまだ少し漏れる。夏の乗らない時期にもう一度やってみるか。

うるさすぎたマフラーはバッフルに巻くグラスウールの量を増やして良い感じに。耳障りな高音が吸収されて図太い音がハーレーらしく残る好みの音に。

そして何日か前、500マイル(800キロ)の慣らしも終わった。エンジンが熱くなる症状も出ないようだしいい感じだ。三日に一度は走っている湾岸道路が気持ちよすぎる。

プラグの焼け具合も悪くない


2022年2月5日土曜日

組み上がった

1月9日に組み上がった。予想外のことで苦労したのはいつもどおり。

クラッチハブ取り付け

クラッチシェルを取り付けたときに出る振れがなかなか取れない。ハブを取り付け、シェルを取り付け、プライマリーベルトを付け、クラッチプレートをすべて付けということを2~3回繰り返したと思う。その甲斐あってまぁそれなりの精度で組めた。




クラッチハブナットの緩みどめのワッシャー(タブ付き)は、毎回タブを平らに直してから少し曲げて再利用すると使いやすいってことがわかった。そんなに再利用するものじゃないとは思うけど。

クラッチシェルのスタッドとラムリテーナを固定するスナップリングは替えの在庫を持ち合わせてない。何度も何度も付け外しをしていたらだいぶ馬鹿になってしまった。これだと思ったパーツをJ&Pでオーダーしていたのだけどぜんぜん違うパーツだったので、今度こそは間違わないだろうとNeoFactoryでオーダーしたらそれも違っていた(どちらも自分の間違い)。Gutschromeでやっと見つけたものが10個1,600円もしてなかなかに泣けたのだが、そーゆーので悩むのは無駄なのもだいぶわかってきたのでサクッとオーダー。

キックが落ちない

プライマリー周りの調整を終えて、セカンダリベルトのアライメントを出して、張り具合も調整。インナープライマリをクランクケースに固定すると駆動系が全く動かない。キックしてもかっちり止まってキックが落ちない。

ミッションが壊れたか、バルブが開きっぱなしになってピストンと干渉したのか、いやぁーな予感しかない。でもよくよく調べてみるとステータコイルのローターが元の位置よりやや外側にあって、インナープライマリーと干渉しているだけだった。ローターの内側がステーターコイルと干渉しそうだったので少し厚めのワッシャーを噛ませていたのが原因。これがわかるまでにプライマリ周りをまた組みバラししたりしたのはなかなかの試練だった。

そして火入れ

最後に今回新調したドラッグパイプを、やっぱりアライメントに苦労して取り付け、バッフルを噛まして火入れ。

もともとのエギゾーストはうるさすぎ、音を抑えようといろいろ試したけどそもそもバッフルが入れられるスペースがあまりなくて断念。たまたま見つけた純正2in1を市価の半額くらいで買えたのは良いけど、付けてみたら静か過ぎ。ということでバッフルで調整できる自由度が高いドラッグパイプ、というかショベルFXのエギゾーストってあまり選択肢がない、にトライ。

結果は期待していたよりはうるさく、写真のように出口に布をかぶせた状態だとちょうどよい。



まぁそんなこともありつつ最初の火入れは無事終了。ものすごい煙まみれ。十分冷まして各部チェックして最初の試走へ。真冬の慣らしは心配事が一つ減るのでとても良い。