2011年12月30日金曜日

やっぱり開けてみた

バッテリー交換のついでに、オイルタンクからのオイル漏れをチェック。ついでに、というには重すぎるけど、ずーっと低かったフロントの圧縮もきっちり直そうと。

圧縮が低い理由は、大まかに①バルブ(合わせ面とかタイミングとか)、②シリンダーとヘッドの接合部、③ピストンリング類、と3つ考えられますが①とか③ですとちょっとめんどくさいです。

①はバルブすり合わせしなければならないでしょうし、③ならば、シリンダ抜かなきゃなりませんし、場合によってはまた慣らしの必要があります。

んで、開けてみないことにははっきりしませんが、一切バラさないで簡易的に調べる方法として、プラグホールから少しオイルを垂らしてキックを踏んで、圧があれば③(あとで分かりましたが②もあり)の可能性が高いってのがあります。やってみたらそのとおりでした。

あーあ、めんどくさいコースだなーと思いつつ開けてみます。3000キロしか走ってないのにピストンが真っ黒なのはちょっと驚きました。

ピストン真っ黒
(てかっているのはオイルを垂らしたから)
でももっと驚いたのはヘッドとシリンダの接合部にくっきりと流路ができていたことでした。

ガスが抜けていた跡
両脇の2本のトルクが甘かったようです。
たしかに、これも今日気づいたのですが、規定のトルクよりははるかに甘い値で締めていたのでこうもなってしまいますね。だいたい、手ルクレンチだし。

いちおう、燃焼室に灯油を満たしてもれないことを確認し(バルブ周りはOK)、シリンダーの中にオイルを溜めて一晩たっても減ってないことからピストンリング類も問題ないことが確認できたので、原因は②だけのようです。

オイルを溜めて(ホントはもっとたくさん)抜けがないかチェック

ついでに、圧縮が高すぎるリアもばらしてみて、こっちは原因がなんだかさっぱりわかりませんでしたが、今日から組んでいます。

ガスケットが固まる明日には圧縮をチェックしてみますがどうなっているんでしょうなぁ。前後ともキックが降りないくらいに高圧縮だったらそれはそれでよかったような悪かったような。

2011年12月28日水曜日

2nd Stage?


9/11から12月に入るまで、じっくり慣らしをやりましたが、その間に色々いじったり、直したりもしていました。

ETC取り付け、アラーム取り付け、USBアウトレット取り付け、ソレノイド端子調整、2次エア吸い込み修理、ロッカーアーム目玉からのオイル漏れ修理、アクセルワイヤーアダプター交換、プライマリー異音修理、アイドリング不安定調整、などなど。

中でも、アイドリング時に突然止まったり、アクセルパーシャルで走行中にくしゃみをしたりする症状については、だいぶ悩みましたし直すまでに時間がかかりました。

そもそも、症状からして、キャブのスロージェット(S&Sだと正確にはインターメディエイトジェット)を濃くすれば治るはずのものですが、基本的にはどこも変えてないから、そーしなきゃならない理由が全く思いつかないのでそれは”ナシ”にしていました。

実はS&Sのスーパーストックヘッドのマニュアルには「S&Sのヘッドに変えることによって、エアフローが良くなるからキャブのジェットの番手を少し濃いめにすると良いよ」と書いてあるのですが、インテークポートの内部にフィンが付いているだけのS&Sヘッドがどーしてそんなにエアフローが良くなるんだ?! んなわきゃないだろ、ユーザー舐めるのもたいがいにしてほしいね、という宣伝嫌いな性格とでもいいましょうか、変な屁理屈でなおさら頑固に”スロージェット交換はナシ”と思い込んでいました。

ですんで、ポイントのコンデンサー交換、プラグコード交換、プラグ交換、悩んだ時間2ヶ月というずいぶんな回り道をして、スロージェットの番手を2つ上げてやっと直りました。

さて、アイドリングが落ち着いた所で今度は三拍子にトライです。三拍子はあーだこーだ色々言われてますが、いいんです。好きですから。

6年前にこのバイクを入手した時から、アイドリングを下げでも絶対三拍子になりませんでした。S&Sのキャブだからこんなもんか?と片付けていましたが、ふと、進角が早すぎんじゃね?と突然の啓示がありました。6年もたってからw。

タイマープレート
目一杯遅角しています

ということでタイマープレートを見て見ることに。いっぱいのところまで遅角しています。ということはギャップが狭すぎじゃね? と計ってみると0.2ミリ。規定が大体0.4ミリと言われてるので半分しか有りません。ビンゴー。ギャップが狭いと、進角しているのと同様の効果があります、、、よね、理論上。

ギャップを0.4ミリに調整して、一応エンジンがかかるかだけはチェック。すんなり始動したのでクリティカルな問題は発生してない様子です。

その日は夜遅かったのでそこで作業を止め、休日の昼間に三拍子を確かめるためにチョイノリへ。
ところが、、、エンジンかかりません。セルが回らなかったのです。以前と同じ症状です。スターターギアが噛んでない様子です。

やっぱりソレノイドか、ソレノイドに行っている配線が怪しいんじゃね? と疑ってかかって、配線の電圧を測ると7V。以前と同じです。ちょっと対処療法的だけど、ソレノイド内のバネを短くするか、回路図とにらめっこしながら、リレーを追加してバッテリから最短距離でソレノイドに電力供給するか、さんざん考えましたが、再び啓示がありました。

バッテリーです。バッテリーがへたってます。(早く気付けよって話ですが)。7年目ですし、途中何度もバッテリーあがりさせましたし、よく考えたらフル充電してもすぐあがるし、やっぱり交換時期ですね。

ということで、新しいバッテリーを購入し、古いバッテリーを外したついでに、オイルタンクからのオイル漏れをチェックし、なんとなくフロントの低い圧縮が気になってきました。

開けてみようかなぁ。


フロントシリンダー。
ヘッドとシリンダの接合部で液体ガスケットが飛んでるのわかります。
これが原因だったら周りがもっと汚れていそうな気がしますが。。。

2011年12月21日水曜日

3000キロ

そんな訳でマイナートラブルをつぶしつつ、楽しいショベルを満喫した11月、だいぶ走りました。距離にして約1500キロ。最初のバイクを手に入れた時でもこんなに走らなかったような。

やっぱり、ショベルで日本の田舎道は最高ですし、しかも自分で手を入れたショベルだとなおさらですね。


11/12 この秋二回目の木の実に行く途中
紅葉が綺麗です

11/12 この時期にしては暖かいビーナスライン
2週間前に素通りしてしまったリベンジ


11/12 同じくビーナスラインから
初めて通りましたが、最高の天気とあいまって最高の道でした

11/12 遠くに富士山が見えました

11/13 毎年おじゃましている木の実から
この日も良い天気でした

11/13 帰りは伊那、杖突峠を抜けて中央道へ
良い感じに寂れた、良い道でした

11/20 週末の天気予報が突然晴れに変わったので千葉へ
房総半島のどこか

12/17 皇居の近く
紅葉した銀杏が綺麗です

そして、9/11にエンジンをかけてから約3ヶ月、目標にしていた3000キロの慣らしも終わりました。これから思う存分楽しみます。

2011年11月6日日曜日

ソレノイド、バッテリー、配線

慣らしも1000キロを超え、たまに出てくるマイナートラブルを潰しつつ、楽しいショベルをだいぶ満喫できるようになって来ました。

それでも、ちょっとしたトラブルはツーリングごとにでてきて、決して飽きさせてはくれません。信号待ちのエンストは相変わらずだし、ETCが反応しないことはしょっちゅうだし、アラームが鳴りっぱなしになったこともあったし、セルが回らなくもなりました。

ほっといてもなんとかなるものは放っておくのですが、セルだけは何とかしたかったので、休みの日にじっくりいじってみました。

どうも、スターターギアが出てない感触なので、プライマリーを開けてみて見ることに。はい、想像通り出ていません。動き自体はスムーズなので、ソレノイドを疑います。マニュアルにソレノイドのテスト方法が乗っているので、さくっとそれを実行すれば良いのですが、トラブルシューティングのプロセス自体が楽しいので、マニュアルや配線図を見て、テスターを当てながら、なんで、セルボタンを押すと、ギアが引っ張られるのか、考えます。

マニュアルの記載が間違っていたので、ちょっとだけ余計に時間を費やしましたが、仕組みはわかりました。

やっぱり、ソレノイドがおかしい感じです。
ですが、、、、症状からしてどうも納得行きません。ソレノイド内のコイルも断線していません。

ということで、モヤモヤしながら少し考えてみると、バッテリーが疑わしいのではないかと。

電圧を測ってみると12.5V。バッテリーはビンビンだぜ♪。おかしいですね。。。。念のためソレノイドのところに来ている端子で測ってみると、7V。あれ? やっぱりバッテリー? 弱ったバッテリーって負荷をかけると電圧が下がることってあるような。。。。

この時も納得できませんでしたが、7年目のバッテリーだからってことで、バッテリーのせいにして組み直します。7Vしか来ていなかった端子のギボシ圧着部分がむき出しになっていたので、ビニテで絶縁しておきます。よく見ると、少し断線気味でした。

組み上げて、セルボタンを押すと何事もなかったように普通に動きます。あー、よくある組みバラしで直っちゃったってやつですか? と思いましたが、原因は間違いなく端子の部分の接触不良でしょう。導通部分があまりにも小さかったため、そこに過大な電流が流れて熱を持つ、結果熱による抵抗が発生して(ここは勝手な想像)電圧低下、スターターギアを引っ張るだけの電力が発生せず、ってな流れかと思います。

ということで、だいぶ思考のプロセスを旅しましたが、大きな出費の必要もなく(ココ重要w)、また楽しいショベルを満喫できそうです。

ちょっと散歩に行った海ほたる


大磯ロングビーチ

毎年恒例のカントリーロッジ木の実へ行く途中








2011年10月11日火曜日

慣らし中

たしか、9月の3連休だったと思いますが、それまでは30度を超える暑い夏でしたが、突然気温が下がり秋がやって来ました。バイクに乗るには絶好の季節です。

バイクも形になり、近場から徐々に距離を伸ばし、昨日は自宅から100キロほどの九十九里に行ってきたりもしました。ETCも着けたし、スマートフォンのナビは便利すぎるし、気候は最高で、組み上げてからの走行距離は1000キロを超えました。ちょうど慣らしの折り返しくらいです。

そんな訳で、少し気になっていたところを調べてみることに。前後のプラグの焼け具合が違うのと、プライマリーからの異音です。

まず、プライマリーからですが、開けてみると、銅の金属粉が内部についていました。スターターギアのところに噛ませてある銅ワッシャーが、でかいギアと干渉して削れていました。それから、ステーターにも丸い傷跡が。ピニオンギアとステーターが干渉です。

プライマリーは、予防交換のつもりでベルトをオーダーしてあったのですが、何かが起きそうな予感がしていたので、交換はしませんでした。こんな形で予想があたってしまって悔しうれしいのですが、トラブルのもとを直してから交換です。この程度のトラブルなら楽しくいじれると感じられるのがなんともかんとも。。。。

削れてしまった銅ワッシャー

ステーターにも丸い傷跡が

前後のプラグの焼け具合が違うのは、前から少し症状があったのですが、原因は不明です。こちらもじっくりやれそうです。

2011年9月25日日曜日

3連休

キャブの調整をし、長すぎたスロットルケーブルを元のものに戻し、きつね色に焼けているプラグを確認して、各部の増し締めをし、ほぼ完調に戻ったSturgis。

ここまで来られたらやろうと決めていたのですが、車体を綺麗にします。メッキパーツをビカビカにし、塗装したシリンダーも、新品のヘッドも、磨いてから塗装したロッカーカバーもバシッと様になっています。実はいーかげんに塗装したタンクでさえも、HDのロゴがキマってかっこ良いです。

もう、楽しくなってきて、ガレージでビールを開けましたw。

それが、木曜日の夜。
金曜日からの3連休、天気も最高で、バイクに乗ることを堪能しました。もう最高。

日曜日は川越まで往復170キロのショートライドをしましたが、まだ慣らし中とはいえ力強いショベルの鼓動が実に心地よいですね。

これから良い季節、バイクに乗れる生活が楽しみです。

Riding my motorcycle on a sunny day.


2011年9月19日月曜日

その後

一週間前に、やっとバイクを走らせることができて、幾つかのバグを見つけ、この3連休は思う存分バイクいじりをしました。メモ的にやったことを書いておくと、、、

  • マニホからの2次エア修理→ゴムバンドとマニホにくっきりと流路の後がついていましたw
  • F、R共に圧縮が2Kg上がりました→F8.5、R11で2.5差は相変わらず
  • ツールバックステー製作
  • キャブの洗浄→安定しなかったアイドルが改善、、、でもたまに突然止まるのはそのまま
  • オイル交換→45マイル(約70キロ)走行でしたが、真っ黒&すごい量のスラッジ
  • スピードメーターケーブル注油→メーターダッシュ付近の異音が解消
そして、連休最終日の18時過ぎ、突然肌寒いくらいに涼しくなって、ちょっと流すにはちょうど良い気温の中、革ジャンを着て出発。ほんの1時間弱、東京タワー往復。うん、いい感じに仕上がってるようです。これからちょくちょく乗って、秋には毎年おじゃましている木の実にいけるように仕上げたいですな。

2011年9月17日土曜日

ついに

先週の日曜日のこと、上がったバッテリーを一晩充電して、もしエンジンがかかったら外を走りに行っても大丈夫なような工具を用意し、さんざんキックしたけどなんとなくもうワンセットキックしたりして、セルボタンを押します。

決してかかりは良くなかったのですが、バッテリーがあがる前に始動に成功。久しぶりに聞くショベルの音。素晴らしすぎ。

ガレージのすぐ上に人が住んでいるから長くはかけていられないんだけど、少しの間アイドリングさせて、特に問題なさそうなことを確認。もう、最高すぎ。上を向いて両手でガッツポーズ。本当に最高の瞬間。9ヶ月という長い作業だっただけに、なおさらのことこの瞬間が素晴らしい。

早速着替えてその辺を流しに行きます。

9ヶ月ぶりのショベルは楽しいです。そして、ショベル最高です。あまり多くのバイクを知っているわけではないですが、だらだら走っていても楽しいバイクはそうそうないと思います。この音と鼓動、たまりません。

そして・・・・、クラッチが完全に切れてないようでニュートラにほぼ入らないこと、オイルタンクにつながるオイルラインのコネクタ部分からオイルが吹いていたこと、途中から2次エアを吸っているような症状になってしまったこと、その他ちょっとしたマイナートラブルを発見して15マイルほどの試走を終了。

工具さえろくに持っていなかった素人が一人でやったOHにしては上出来でした。結構なトラブルを抱えていたショベルを、ここまで復活させられたってことでよくやったと自分を褒めていいと思います。

ここで作業が終わったわけでは無いですが、今までの過程で色々と学ばせてもらった楽しい作業でした。

写真を取ってないので、昔の写真からお気に入りの一枚を。

2011年9月10日土曜日

明日こそ

9ヶ月前に始めて、やっと昨日終わったオーバーホール。今日、ずーっとやりたかったエンジンの始動にチャレンジしました。

うまく行けば、そのままバイク乗りに戻れるけど、うまくいかなかったらまだオーバーホールが続くって意味では、待ち望んでいたエンジン始動だけど、作業の1プロセスでしかないってのはどーしょもない事実です。

さてさて、セルで回すもエンジンがかからず、バッテリー切れ。しょうがないのでキックでかけようとします。以前に比べてものすごくキックが重くなったのはちゃんと圧縮がある証拠ってことで嬉しいのですが、エボ並に重くなったキックを踏み続けるのは結構な作業です。すぐに汗だく。

ちなみに、コンプレッションテスターを使うと、フロント6.5kg、リヤ9Kg。全然だめじゃん、って話ですがw、それはそれ。クリティカルじゃないハズですので次回の宿題にします。

そして、キックを踏むのですが、どーもスターターモーターが回る音が聞こえます。ということはドライブギアが戻ってないってことです。ということは、エンジンがかかっている間、スターターモーターも回り続けるってことで、これはかなりクリティカルってことになると思います。たぶん、スターターモーターが壊れます。

上の小さいギアがドライブギア
下のでっかいギアと噛んでちゃいけないのですが、噛みっぱなしです
(写真は戻したところ)

というわけで、直しに入ります。

ドライブギアを戻す力はどーゆー仕組みでどこから発生してるんだっけ?ってところから始めて、それがわかったら何とか戻るように修正です。

ワッシャーをかませたり、ゴムカバーの位置を変えたり、理屈はないけど、組みばらしやったり。。。。。3時間試行錯誤しましたが、解決には至りません。これもパズルと考えれば、今までで一番難しいです。間違いありません。最後の最後で最大難易度のパズルを用意しておくとは、やっぱり侮れませんね。敵として申し分ありませんw。

しっかり組んだはずですが、何かが間違っている可能性もあるかもしれないので、マニュアルを見てみます。はい、ありました。バネが入っていませんでした。そりゃ戻りませんね。余ったパーツ箱にしっかりとバネが入っていました。

だいたい、リプレイスもしてないのに余ったパーツがあるって時点でおかしいと思うはずなのに、すっかりスルーしてましたw。

入れ忘れたバネ

さくっと直して、しばらくキックを踏むもエンジンはかからず。時計を見るともうエンジンをかけるには遅い時間。火入れは明日に持ち越しです。

必要になりそうな車載工具を用意して明日に備え、タンクデカールを貼って今日の作業は終了。

デカールを貼っただけですが、だいぶ印象が変わったSturgisをニヤニヤしながら眺めて明日に思いを馳せます。


2011年9月9日金曜日

The すりあわせ

パーツをリプレイスするときはもちろん、元々あったパーツを元の場所に付ける場合でも、ただ、ネジを締めれば良い、という場面にはなかなか出会いません。

リプレイスしたジェネレータもそうですし、バッテリーケースもそうですし、フロントのエキパイもそうでした。

収まるべき位置に収めるために、パーツを加工したり、ワッシャーをかませたり、それでも埋まらない隙間を何とかしたり、粘り強く、完璧に、あるいは完璧にできるかぎり近いところに持っていくようにします。

フロントのエキパイは、振動で取り付け部のネジ穴のねじ山が全てなくなって、スカスカになったことがありました。今回組んでいてなるほどと思ったのですが、フツーに組み付けるとどーしても斜めってしまい、取り付け部のネジにおかしなテンションが掛かっていまいます。

そのままにしておくと、いずれネジ穴が馬鹿になってしまうのもとても納得が行きます。というわけで、今回組むときは、出来る限り理想に近い状態にするために、仮組み→バラシ→ワッシャーやガスケットで調整→仮組みのようなパターンを7回近く繰り返しました。

うまい人がやればもっと簡単にできるのでしょうが、私の場合、「エキパイ取り付け」だけの作業に1時間近くかかりました。こんなことがしょっちゅう起こります。ホント、ザ・すり合わせです。

そんなわけで、作業にいちいち時間がかかったオーバーホールでしたが、最初のボルトを緩めてから9ヶ月、やっと今日、最後のボルトを締めて、長かった作業に区切りがつきました。

明日、火入れです。

楽しみすぎ。




2011年8月28日日曜日

間違い探し

もう、6年前の話。もう一度学生になるべく必死で受験勉強をしていた時期がありました。最初の大学受験のときとは比べものにならないくらい頑張っていました。

そんな地獄のような毎日でしたが、週に一度だけテレビ東京の番組を見るのがとても楽しみで、実際、その番組にずいぶん癒されていました。それが、サーフトリップの番組でタイトルが「この夏は終わらない」。主演:坂口憲二。

そんなとても思い出深い番組名を、最近とても良く思い出します。フレーズが少し違うのですが、「夏までに、終わらない」・・・。はい、どー考えても夏までに終わりません。

下の写真が一ヶ月前の話。

シリンダ取り付け中

フロントも

説明を追加

ロッカーカバーのガスケットを破ってもうた(人差し指部分)

そんなこんなでシリンダの仮組みまで。

そして、8月に入って、ひどい風邪を引き、風邪を治して短めの夏の旅行に行き、旅行先でぎっくり腰になり、帰ってきてから4日間の寝たきり生活をし、少し良くなったけど、念のためもう一週間静かに生活し、ずーーーっと行きたかったガレージに一ヶ月ぶりに行ったのが昨日。

昨日、今日と、思う存分作業をし、今日、下の写真まで仕上げました。


もうね、間違い探しかと。見た目ほとんど変わっていません。

一応、自分のためにも何をやったか書いておくと、シリンダ本組(マニホ、オイルライン取り付け)、キッカーカバー取り替え、クラッチハブピン交換、クラッチ取り付け、バッテリー取り付け&スターター動作確認、鑑賞。

2011年7月25日月曜日

パズルを解くように

最近、少しずつ元のバイクの形に近づきつつあります。

リヤフェンダーとリヤタイヤをつけ、スターターモーター、オイルタンク、バッテリーケース取り付け、プライマリー組み立て等々、ゆっくりですが少しづつ前に進んでいます。

もう、急がずに、気の済むまでじっくりと、考えながら作業をしています。

マニュアルもあるしパーツリストもあるから、組み上げるのはそう難しい作業ではないように思えるのですが、マニュアル通りにやっても、パーツリストの図通りに組んでも上手くいかないときは全くうまく行きません。

先日、プライマリーを組んでいた時のこと。
エンジンスプロケットとクラッチハブの、プライマリーケース断面からの距離の差によって、エンジンスプロケットに噛ませるワッシャーの厚みを決めなければならない場面がありました。

マニュアルによると、0インチから0.324インチまでの間が記載されているのですが、実測では0.52インチでした。そんな規格外の数値はないのですが、記載されている数値から0.52インチ時のワッシャーの厚みを0.26インチと算出し、実際に組み上げてみると、プライマリーベルトが見事に斜めってますw。

結局は実測を無視して、プライマリーベルトがまっすぐになるようすり合わせです。

ちなみに、クラッチハブをちゃんと固定するために、ばらしてあったリヤブレーキペダルを組み上げる必要があって、リヤブレーキペダルを組み上げるために、その内側にあるオイルラインをつなげたり、レギュレータの配線を通したりする必要があります。

それらの作業を終えると、何のためにこの作業をしていたのだか忘れそうになったりすることもしばしばで、もう、パズルの領域です。

パズルのピースをはめる順番を間違ったり、テキトーにはめたりしたせいで、いままでに、十分すぎるくらい取り返しの聞かない失敗を繰り返していますので、よーく考えて慎重に組み立てていきます。

そうやって、慎重に組み上げていった作業でも、思わぬ落とし穴があったりして、パズルの難易度をあげています。

今日の落とし穴はこれでした。ちゃんと組んだはずのクラッチ周りですが、回してみると歪みまくりでしたw。このまま組むと、プライマリーベルトが切れるように思えます。
ちなみにキーキー言っている音は、、、気にしないで下さい。直したいけどよくわかりまへん。


なんだか、知的な勝負を挑まれているようでなかなか楽しませてくれます。

2011年7月4日月曜日

The Shovehead

オーバーホールを始めて半年が経ちました。寒かったり暑かったりする以外にも、作業がイヤになることはよくあります。

最近だと、塗装したばかりのタンクに傷をつけてしまったり、やっぱり塗装したばかりのフェンダーの艶出しをしていたら地が出てしまったり、ショップでボーリングしたシリンダーの内壁がさびたり、二つ頼んだつもりのインマニガスケットが実はひとつしかオーダしてなかったり、まぁそんな感じです。

それでも、10回ツーリングに行ったら1回はサイコーの天気と道に巡り会える、みたいに最高に楽しい瞬間もあったりします。

それが今日でした。シリンダーから上の仮組。The Shovelhead。もう、最高。




2011年6月19日日曜日

ツールがあるかないか


写真は、ミッションスプロケットナットを締めるためにドライブベルトとリヤタイヤをつけたところ。3ヶ月ぶりに少しだけバイクらしくなった自分のバイクを見てちょっと嬉しいです。このタイヤはまたすぐに外すんだけど、やっぱりバラすのと違って、組み立てるのは、形が変わるごとにゴールに近づく実感があって楽しいです。

それはさておき、なんとか安くあげようと思って自分で始めてはみたものの、すでに工具と消耗品で10万円近く使っているのはとても悲しいっす。しかも、以前は3000円の工具を買うのにずいぶん悩んだけど、今ではパーツ代も含めたトータルの金額がスゴイことになっていて、なんだか、1万円くらい出費が増えたところで”誤差じゃね?”と思えるようになってしまったのもいいのだか悪いのだか。

ただ、最近、必要なときに必要な工具が手元にあって、スムーズに作業が進むことを実感することが何度かあり、今まで泣きながら工具を買ってきた自分を褒めてあげたくなります。

例えば今日は、Made in USAのローターがインナープライマリと干渉してクランクが回らないって場面に出くわしたけど、ずいぶん前に、必死になって探した安くてソコソコのサンダー(2500円)でチョチョイっと加工すれば良いだけなので、ほんとストレス無いですし、実際楽勝で取り付けられました。サンダーがなかったらなかなか前に進めないのですがね。

ホント、ツールがあるかないか、これ重要ですね。Tool rulesです。

今日は、やっとタンクとフェンダーの塗装が終わりました。左のタンク、また失敗しそうなテキトーさを仕込んだままなのですが、まぁいいです。失敗した時に考えます。

2011年6月18日土曜日

Terrible Surprise

先日、22時ころ家に帰って来たら玄関で大きなカエルが待ってました。ホントびっくりです。こんなの、ずーっと前に調布に住んでいたとき、玄関の扉に幅20cmのオレンジ色のガがとまっていたこと以来です。

さて、サプライズといえば、先週の作業。ショップでボーリングしてもらったシリンダを洗浄していたときのこと。

ちょっと失敗した塗装も洗い流そうと、メタルクリーンをあっちっちのお湯に溶かして(多分推奨温度を超えていた)、その中にドブ漬け。しばらくしてから引き上げてゴシゴシ洗っていると、みるみるサビのようなものが! しかもせっかくボーリングしたシリンダー内壁に!!



メタルクリーンってサビ落とし&防錆の効果があるのもウリの一つなのに。しかも、$160 eachの安い新品シリンダー買えそうなくらい工賃払ってボーリングしたのに。ホント、こーゆーのにもだいぶ慣れてきたけど、Terrible Surpriseですよ。

とはいえ、もとはというと、しっかり脱脂しないで塗装してしまったので塗装が失敗→洗浄液の温度をテキトーに(多分熱すぎ)したまま塗装を洗い落とそうとして失敗みたいな「テキトーにやってミスった」が二つはあったわけなんですが。

言い方を変えると、最初からちゃんとやっておけば、この場合は最初にちゃんと脱脂してから塗装すれば、こーゆー状況にはならなかったわけですな。

ちなみにこのパターン、これに限らずたくさんあります。スイングアームのベアリング交換もそうだし(周りを清掃してから触るべき)、コンロッドのビックエンドのガタもそうだし(ピストンピンを無理やり抜いちゃいけない)、ピストンピンブッシングの段差もそうだし(ピストンピンを無理やり入れようとしてもいけない)、キッカーカバーのクラックもそう(ちゃんとクラッチハブプーラー使うべし)。

もう、「手を抜くと、Failする」という完璧なロジックが見事に実践されてますね。

そんなわけで、サビみたいなものが出てしまったシリンダーはできる限り磨いて少なくとも見た目は少しましにしました。あとはピストンがうまいことならしてくれるのに期待です。

と、ここでも上のロジックを実践しようとしている自分に気づいてもう笑うしかありませんが、いーんです、納得してますから。というよりも、やってみないと身に染みない、といったほうが正確かもしれません。

見た目はマシになったシリンダー

話は変わって、久しぶりにスイングアームの付いたバイクを見ると少しは前進した証が実感できて嬉しいです。





さて、今日はこれから作業です。

2011年6月8日水曜日

今日の成果

キッカーカバー取り付け←マコッちゃんが見つけれてくれたいい感じの純正。

リアスプロケ取り付け←週末に洗浄しておいたやつ。


いやー、先は長いですなー。

2011年5月29日日曜日

工程見直し

この週末の作業は、
・スイングアームのベアリング交換
・インナープライマリーのオイルシール交換
・その他パーツ洗浄
でした。

うーん、夏までに終わりませんなー。

来年の年明けあたりに慣らし運転できているといいなぁ。

2011年5月21日土曜日

オルタネータ

コンロッドが正常であることを確認してw、次はオルタネータの交換。ノーマルの16amp(?)から32ampへ。壊れてたわけじゃないんだけど、冬場にヒーテッドベストを愛用するので、16ampだとフツーに走っていてもバッテリー切れになってしまいます。

んで、ローターにちょっと加工が必要かもしれないという注意書きがあったspykeのオルタ。実際、ローターは全く問題なかったんだけど、ステータのコネクタがクランクケースの穴に入らず格闘すること約1時間(もっとか?)。結局コネクタを少し削ってなんとか入れ込みました。



5分で終わると思っていた作業が1時間で終わらないことにはだいぶ慣れたし、ストレスも感じなくなってきました。

とはいえ、バイクに乗るのと同様、ガレージの作業も今が一番いい季節。梅雨明け前までに終わるかなぁ。

Drucker氏曰く

もうずいぶん前だけど、「人は聞きたいことしか聞かず、理解したいことだけしか理解しない」というのを、Drucker on Managementという授業で習った。その気がない人には何を行っても無駄だ、と自分は理解しています。そして、自分では、そうはならないよう、なるべくニュートラルな気持ちを保つよう意識しています。

さて、話は変わって今日、必要なものはほぼほぼ揃ったのでバイクを組む工程にとりかかります。

まずは、クランクケースのガスケットを剥がして、次にjigを使ってコンロッドの歪みをチェック。リヤは問題ないものの、フロントが。。。。

コンロッドの歪みは大丈夫そうなものの、ビッグエンドのベアリングにガタがある。こんな感じ。


うーん。。。。
これ、クランク割らなきゃ直せないじゃん。
クランク割ってたらお金と時間がかかるし、坂口憲二のこの夏は終わらない、じゃないけど夏には終わらないじゃん。

ガタの方向は、幸いにも進行方向に対して横方向。ってことは大きな影響はないはず。なんだ、たいしたことないじゃん。

ってことで何事もなかったことにして次へ進みましょう。

うん、やっぱり、人って理解したいようにしか理解しないのねw。
Druckerさんは偉大ですなぁ。

2011年5月14日土曜日

パーツ入手

やっと、欲しかったパーツがすべて手元に届いた。100cm x 40cm x 45cm、25kgの巨大な箱が配達された。


奥にある白いのは比較用の革手
ここまで来るのに、やっぱり色々あった。
整理してみるとこんな感じ。

3/29 オーダー
4/8   配達のステータスがなぜかすべて"back order"になっているので
         アップデートするようリクエスト
4/12 クレジットカード詐欺増加傾向なので、本人確認の情報を出すよう要求あり
         もちろん配達ステータスはback orderのまま
          →要求された情報は手元にないけど、あるものだけを送付
4/17 カスタマーサービスと深夜のチャット(2回目?)
4/19 米国より発送
4/26 一箱目受け取り(7アイテム)
4/27 残りは関税処理必要との通知受け取り → すぐに書類作成&提出
5/6   通関職員とのやり取り、その後もなんとなくデイリーでやり取り
5/13 受け取り

決して楽な道のりじゃなかった。ハハハ。今だから笑えるけど。

2011年5月8日日曜日

パーツ購入 その後1


4/17に Your're good to go! と言われて、やっとアメリカからパーツが出荷されそうな感じになって、順調に行けば、4/25の週くらいにはこちらの手元に着く予定。オーダーしたのが3/29だから、丸々一ヶ月かかったけど、まぁこのくらいなら悪くない感じ。

そして、その週、「郵便局でーす」というドアホンの声に心踊らせ、やっと待ちに待ったパーツを受け取ることに。やったー! だいたい80アイテムくらい。シリンダーヘッド前後とかプライマリ&ドライブベルトとか、32ampのオルタネーターとか、もうほとんどノリでツールバッグとかもオーダーしたので相当な量になっているはず。

けれども、受け取ったダンボールはちょっと大きめの枕くらい。ん? ん、ん?!

よくみると箱に1/2と書いてあって、二箱に分かれてくるようだ。そんなわけで今回受け取ったのはたったの7アイテム。

残りの73アイテムについては、翌々日に手紙が来ました。「合計金額が20万円を超えているようなので、関税払う手続きをしてくださーい。ブツを届けるのはそのあとねー」という内容の手紙でした。

そんなわけで、GW前に書類一式を送付し、手続きが完了したのが5/6(金)。順調に行って5/11(水)あたりに配達されそうとのことです。

やはり侮れませんなーw。

今日はすごく久しぶりにガレージに行って少し作業をしてきました。
最近、バイクいじりが知的なアソビだということをよく実感します。楽しーですなー。

2011年4月17日日曜日

パーツ購入 3 You're good to go.

そーゆーわけで、向こうの営業時間、こっちの深夜にJ&Pに連絡をとる。電話じゃちときついのでオンラインチャットで。

あーだこーだと、今までのやりとりを一通り述べて、そっちがリクエストした銀行口座の証明(の代わりになりそうなもの)も送って、頼むからパーツを送ってちょうだいと。

そうすると、予想通り「これ、日本語だからだめだよぉ」と。ちょっと感心したのは「Google Translate も試してみたけどだめだったよ」と言ってくれていたこと。この人は頼りになりそうだったので、

自分:「今出来ることはなんでもするから、何かできることがあったら教えて。」
J&P:「そうね、上司と相談してみるからちょっとまてる?」
自分:「待てる待てる。そうそう、なんならスカイプチャットでクレジットカードを手に持って見せてあげられるし」
J&P「それは嬉しいけど、J&Pのシステムにスカイプは入ってないのよね」
自分:「あぁそう。。。。」

なんてやりとりをしていた。

しばらくすると、
J&P:「おまたせ。上司と相談したけどやっぱり駄目だったよ」
自分:「あぁ、そう。」
J&P:「他に質問はある?」 ← なければ終わりにするよって合図。
自分:「他に何ができるか教えて」←終にはしないよって合図。

J&P:「あ、ちょっと待って。良いニュースがあるわ」
自分:「なになになになに??!!」
J&P:「どーやら、あなたがオーダーしたパーツはすべて揃っていてもうすぐ出荷されるそうよ」
自分:「え!? よくわからないんだけど、クレジットカードの証明はもういらないの?」
J&P:「そうそう、もう大丈夫。You're good to go.」
自分:「ヤター!」

J&P:「よかったね。他に質問は?」← そろそろ終わりでいいかな?という合図。
自分:「ところで、いつ出荷予定なの?」←まだ終わらないよという合図。
J&P:「えーと、土日は休みだから月曜日に出荷される予定だよ。Postal(アメリカの郵便局)で送る予定となってるね。」

自分:(ってことはいつ頃着く予定なの?とタイプしていると)

J&P:「順調に行けば6〜14営業日で届く予定だね」←だいぶ分かってきた。

さんざんうれしい気持ちを表現して、チャット終了。

いやぁ、よかった。オーダーしてから約3週間、チャット相手をしてくれた彼女の言うことを信じれば明日には発送される予定。何事もなければあと二週間くらいで手元に届く予定。

予定ばっかりなのでなんとも言えないけど、とりあえず一つの壁をクリア。

オーダーしたパーツの一部

パーツ購入 2

そんなわけで、電話でクレームの他にも、カスタマーサービスに「オーダーしたパーツのステータスをちゃんとアップデートしておいてね」とリクエストしておいた。

そしたら、アップデートする代わりに「最近、インターナショナル(アメリカ以外の国)クレジットカードによる詐欺が多いんですよー。そんなわけで外国からのオーダーには、以下四点が記載されてる、銀行発行の手紙のコピーを提供してもらうようお願いしているんです」というメールが来た。


その4点とは、
1. Your Name
2. Your Address
3. The Last 4 Digits of Your Credit Card Number
4. Bank Logo


そもそも、ペーパーレスの口座なので銀行から手紙なんてこないし、来たとしても日本語なので意味ないでしょ?ってのが正直な感想。

ダメもとで、webの口座ステータスをプリントアウトし、スキャンして送り返しておきました。

当然このくらいで物事が前に進むとは思ってないけど、何もやらないと何も起こらないのは確実なのでできることはやっておく。んで、また向こうの営業時間中に連絡をとってみることに。


まったく、直接的ではないにしても、こんなところでカード詐欺の被害をうけるとは思っても見なかった。

もう一回続く。完結編へ。

パーツ購入 1

まぁそんなわけで、J&Pのwebとにらめっこしながら必要なになりそうなパーツをピックアップして、トータルで80アイテムくらいオーダー入れました。

それが3/29。在庫なしのパーツは避けて、在庫ありか、長くても7〜10日で発送されるものだけにしてオーダしました。といっても、そのとおりに出荷されるわけ無いのはアメリカ初級講座テキストの最初のページ書いてあること。

幸い、webでオーダーのステータスが確認できるんだけど、面白いことに全部がバックオーダーってなってるので、おいおい、どーゆーコトですか? と電話してみました。

たしか、電話は24h/7daysオーケーだったんだけど、ビジネスアワーじゃない時間に電話しても「うーん、担当がいなくてわかりませーん」ってなことがオチなので、わざわざ向こうの営業時間に電話してみます。眠いのに。。。

久しぶりにアメリカ人と喋ったので、というか電話はもともとハードル高いんだけど、言ってることの要点くらいしかわからなかったんだけど、もう作ってないパーツが一つと、メーカーからの在庫情報が確認できないパーツが何個かあるとのこと。作ってないパーツは幸いなくても良いものだったのでキャンセルしたけど、在庫が確認できない中にシリンダーヘッドアッセイがあった。そりゃ困るので、S&Sにすぐ確認して情報アップデートしてくれるようにお願いしておいた。「一週間後にメールでアップデート情報送るよ」と言ってはくれたけど、アメリカ初級講座テキストの2ページ目によると、「これ以上は僕にはなんともできません」というのが正しい訳だったはず。

つづきは こちら

2011年3月27日日曜日

パーツ選び

バイブル(サービスマニュアル)、パーツリスト、現物、その他を見ながら必要なパーツをリストアップしています。

J&Pのwebが種類も豊富だし探しやすいんだけど、USから送るため、一回で全て必要なものを揃えたいので、結構大変。

もうかれこれ二週間くらいリストの更新をしているけど、やっとオーダーできそうな雰囲気になってきつつあります。

今日はPCはのモニターを見すぎて気持ち悪くなりました。

現在59アイテム。

2011年3月15日火曜日

そろそろ次に

週末は二日とも仕事だったので、今日久しぶりにバイクをいじった。

ばらし始めた時からずーっと会いたかったミッションのオイルシールにもやっと辿りつけたし、なんか必要無さそうだったんだけど、ドライブベルトが作業のじゃまになるから、という理由を作ってスイングアームも外した。

スイングアームはほとんど勢いw。

で、こんな感じ。


ミッションのオイルシール
12月から始めて、ここまで来るのに3ヶ月かかった。長すぎ。

ホントはオイルポンプと、カムギア内部も点検したいんだけど、そこまでやってると夏までに終わらなそうなので、次のときの宿題に。

ということで、次は必要な部品をリストアップしてUSにオーダー。

そろそろ次に進みそうです。

2011年3月5日土曜日

アメリカンに行こう、、、、かな

今日は、シリンダーヘッドを加工に出すおはなしです。

近所に住んでいて、車を持っている、素晴らしい友人のMさんが近所のショップまで送ってくれました。ありがとう。

Mさんのおかげでシリンダーヘッド二つを持ってお店に行き、現物を見ながらお店のオーナーとどーするか話せました。

バルブ穴が広がりすぎているFシリンダーヘッド

結果は、加工もできるけど、それよりは買い換えたほうが良さそうとのこと。

んげっ。そ、そんなぁ。

ちなみに、中古のシリンダーっていくらくらい? と聞いてみると、「この間、前後で10万くらいの出物がありましたねぇ」と。むぅ〜〜〜〜。

ちょっと考えてみることにしました。

んで、どーしようか考えてみたんだけど、欲しいのは前シリンダーだけなんだけど、他に、バルブ、バルブスプリング、ガイド、シール、そのへんもろもろ一式交換予定。もしかするとバルブシートも打ち変えかも。

仮に前シリンダーだけ国内で5万で見つけられたとしても、上のもろもろ一式がだいたい250ドルくらい、送料込みでざっくり2.5万くらいと考えると、合計7.5万。バルブシートの打換をするとさらにプラス?万円。

ん〜〜〜、それらのパーツを集めても、ガイドを打ち込んで、ガイドの内径をバルブに合わせて、ってのは実はあまり自信がないところだったりする。

ガイド打ち込み、内径合わせをショップに頼んだとしても、結局トータルで10万円コース! な感じ。オゥノォ〜〜〜。

それならばってことで、シリンダヘッドアッセンブリはどーなのよって調べてみると、1200ドルであるじゃないですか。

http://www.jpcycles.com/product/433-007
シリンダーヘッドアッセンブリー
1200ドルって絶対金額として全然安くないんだけど、相対金額としては決して高くもない。

もう、アッセー交換、アメリカァ〜ンにイージーに行っちゃおうかな、と思う土曜日の夜でした。