2020年8月23日日曜日

クラッチハブローラーベアリング

 トランスミッション付近からの異音に悩まされ続け、「おそらくミッションオーバーホールだろう」ということで自分ではできないので近所のディーラーに駆け込んだはいいけど、「ショベルはねぇ。。。」という回答で他のお店を紹介してもらった。紹介してもらったお店では、オーナーの方がちょっとバイクに跨り、「スプロケットのダンパーが大丈夫なら、クラッチハブローラーベアリングじゃないかな」というありがたいお言葉までが前回。

さて、それが原因だとしてどーすりゃいいんだ?ってのはあるんだけどとりあえずベアリングの新品パーツを探していると、なんと、オーバーサイズのものがあるではないですか。しかも2種類も。

こんなのとか。

同じようなトラブルになるのは普通なんですな。0.0004と0.0008の2つをオーダーして、まずは小さい方からトライ。

今まであった異音がビタッ!と止まる。もう最高。やっぱりちゃんとしたバイクは気持ち良い。そのまま近所の散歩道を少し散歩。キャブのジェットを変えたのでアイドリングも安定しているし、異音はないし、たまたまジェッペルで走ったんだけどショベルの音は最高だしで、ほんの少し走るつもりが100キロくらい。真夏は夜走るに限りますね。海辺の絡みつくような湿った風をショベルの低音で払いのけながらクルーズするとバイク乗りの楽しさを実感します。

駆動系がだいぶ暖まってきたあたりから今までの異音が少し発生するようになったので、かえったらベアリングを0.0008に変えてみよう。

・・・というのがお盆休み明けのいつかの平日。

今日は日曜日だけど、この週末でベアリングの交換と、相変わらず漏れてくるミッションオイルの原因を探ってみた。

これは0.0008inch(約0.02ミリ)
オーバーサイズのベアリング

ミッションオイルの方は、ものすごい面倒くさい作業をしてメインシャフトオイルシールを外し、中に入っているサンダンスのリークレスも見てみたんだけどさっぱり原因がわからない。2分割になっているリークレスのパーツの奥に入っている方が、外周が薄く削れてコンマ1ミリ位の針金ができていたけど、オイル漏れとは関係なさそう。

カウンターシャフトを止めている穴からも漏れてたので、ウルトラカッパーでシール。前々回それやってだめだったので、配管をシールする粘土状のものでシールしてみたけどそれもだめだったので、よーく脱脂してウルトラカッパーで再トライ。

メインシャフトの方から漏れているのは結局原因がよくわからないのでまた漏れてくるんだろうな。まぁしょうがない。

そして、いじったついでに色々見てみると、いくつか要メンテ箇所があったので対処。以下、今後のために。

セカンダリベルトのテンション調整
10lbで1inch以上持ち上がるのでたるみすぎ
・・・と思ったけどジャッキに載せてたからというのがわかりあとでやり直し

シフトをガチャガチャするアーム的なもの、
ボルトが緩んで外れそうだった

バッテリーのマイナス端子も緩んでいた

2020年8月2日日曜日

プライマリドライブ

プライマラリから異音がし始めたのが確か2019年の秋頃。エンジンスプロケットのダンパーがヘタったときの症状を大げさにしたような感じ。

原因がわからないのでミッションを下ろして開けてみるも何もなさそうなのでまた組んで、別の機会にミッションを下ろしたときにまた開けてみたけど結局わからず、たまたま見つけた錆びが出ていたカウンターシャフトを変えてみたり、そしたらものすごい量のスラッジが出るようになったので200〜300キロごとにミッションオイルを交換してみたり、ほとんどオイルが漏れないはずのサンダンス製リークレスを付けたのに結構な量が漏れてきたのでも一回ミッションおろして原因を探るもよくわからなくてとりあえずそのまま載せたら少しは良くなったり、、、まぁなんというか、2年前に車検を通した直後にOHを始めたんだけど、小出し小出しにトラブルが発生してまた車検の時期が来てしまったみたいな予想外の状態。

プライマリの異音の原因はおそらくドライブシャフトにガタが出ているのじゃないかと当たりをつけ、そうするともう自分の手には負えないのでショップに持っていく決心をした。

よく分からないショップに任せるくらいならディーラーのほうがマシだろってことで、近所の陸友モータース、と思ったら今はハーレーダビッドソン目黒になってた、に行ってとりあえず話を聞いてもらう。

ただ、古い車両はアレだそうでそこで見てもらうのは現実的ではなさそう。とても親切に応対してくれた工場長から信頼できるお店を紹介してもらい、杉並の方へ。

もともとHD目黒にいた方が独立してほんの一ヶ月前に開業したショップで、飛び込みでお邪魔したにもかかわらずちょいちょいっと症状を見てくれる。こちらでもとても感じ良く応対してもらったし、信頼の置けそうな感じのショップでした。

そして、原因はおそらくクラッチハブベアリングだろう、と。
な、なるほど! そこはノーマークだったし、エンジンスプロケのダンパーがヘタっている症状と似ていることもうまく説明がつく。しかもそれなら自分でなんとか修理できる可能性が高い。見てもらってよかった。

せっかくなのでオイルの2〜3本や4〜5本サドルバッグに入り切るだけでも買おうかと思って店内にお邪魔するも、どーやらパーツ類の小売はやってなさそう。逆に美味しいコーヒーを入れてもらってかえって申し訳なかった。今度本格的な整備が必要になった際にはぜひお願いしたい。

そんなわけで、オーバーサイズのハブローラーベアリングをオーダーしてパーツの到着待ち。治るかなぁー。

2020年8月1日土曜日

まだまだですなぁ

Youtubeをなんとなく見ていたら、S&SのBruceおじさんのサムネイルが出ているではないですか。まぁ大体見たことあるやつなので、久しぶりー、くらいでスルーしてたんだけどまた見てみた。この辺とか。


今のキャブは10年くらい前にOHやったときにくしゃみの症状が治まらなくて、アイドルジェットを0.33に変えてある。なんだけどエンジンが暖まってくると900rpm以下でアイドルしていると大体1分以内にプスンと止まる。ガスが薄いと思っていたのでアイドルジェットを0.36まで上げてみたこともあったけど流石にそれだと濃すぎて調子が悪いし、そもそもS&Sの推奨は88Cubic Inchまでは0.295。何かがおかしい。なんだかわからないけど。

という、10年来のもやもやの原因が上のビデオを見て分かった気がする。やっぱりね、ガスが濃いんだよ。エンジンをかけた直後の冷間時はエンストの症状が出ないけど、温まってくると症状が出る、っていゆーのはやっぱりガスが濃いんだと。

じゃぁなんで10年前のOH直後はくしゃみが頻発してたかというと、そもそもシリンダーとヘッドの間に隙間があったし、それを直したあともキャブの固定をミスっていて2次エアを吸っていたじゃないかと。

というわけで勇気を持ってアイドルジェットを0.295に戻してみた。



上が0.295で下が0.33
見た目全く同じ

その後いつもの道をちょっと流してみると、エンジンが暖まってない間こそくしゃみが出るものの、その後はとても安定している。安定しすぎていていわゆる三拍子にならない。そういえばひでさんから譲り受けた最初の頃もこんな感じだったな。

分かっているつもりだったけどまだまだですなぁ。

帰ってきてプラグを見るとやっぱり少し白いんだけどまぁ許容範囲かな。しばらくはこれで行ってみよう。