2019年12月25日水曜日

Monthly my ride

バイクアドベントカレンダーの最終日ですね。
本当なら最終日にふさわしい何かを書けばよいのですが、たまたまblogを書いた日にアドベントカレンダーの空きがあってたまたま最終日でした、ってな感じのノリなのでごく普通の内容です。ご容赦を。

さて、今年は本当にバイクを直してばかりの年でした。ルンルンで行くつもりだったGWの遠山郷も行けなかったし、4年ぶりで走りまくろうと思った秋の能登半島も行けなかったし、いつもの「とうじそば」こそはと思ったヒラさんちも行けなかった残念な年でした。

ただ残念なりにも12月の終わりになってようやっと走れる感じにはなってきたのがせめてもの救いです。まぁ毎回直したあとはそう思ってるのですけどね。

そんなわけで今年1年の振り返りです。

1月


まだ仕上がってなくて時間があればガレージにこもっていた頃。

2月


タンクとかフェンダーとか仮組みしてだいぶ形になった。
無塗装もいーかななんて思ってた時期。

3月


やっと仕上がった。

4月


恐る恐るいろいろなところへ乗り回していた。写真は内山牧場キャンプ場に行く途中に通るお気に入りの道、からちょっと外れたところ。

5月


1000キロくらい走ったら激しいオイル下がりの症状が出てトップエンドを開けた。

6月



せっかくなのでバルブのすり合わせもしていー感じに仕上がった。

7月


友人とターンパイクへ。暑かったー。エンジンも相当やばくてSAで休憩したときに水を吹きかけて「俺のバイク水冷」とか言ってた。

8月


ローカーアームシャフトからのオイル漏れが激しく、直そうとしてヘマして結局トップエンドを開けた。ついでにピストンリングも新品にしてやっとエンジン本来のパフォーマンスが出始めた。平日夜に慣らしをやってたなー。

9月


なんて思ったら人生初レッカー。写真はJAFの助手席から。

10月


いーかげんバグも出尽くしたろなんて思ったけど、今度はミッション付近から異音が。ミッションを下ろしてみるも何もなく良かったような悔しいような。

11月


異音の原因と思われるフリクションプレートを交換し、完全に死んだバッテリーも交換し、ものすごく楽しくなったエンジンでいつもの散歩道を楽しんでいた頃。エンジンが熱的にダメな感じなのに気づいたのもこの頃。

12月


オイルクーラーをダブルにしてなんとか凌ぐ、というかなんとか凌げるといいなぁ。


こんな感じの1年だったけど、来年はがっつり走りたいですね。遠山郷も能登半島もヒラさんちも全部行ってやる。

2019年12月14日土曜日

Hotなカム

純正のHカムが虫喰いになってしまっていたのでアンドリュースのA2カムに変えてみた。たしか、ポン付けできるカムの中では一番ホットな部類だったと思う。

もうすっかり忘れちゃったけど、去年の8月に色々調べてオーダー入れたときはこんなこと言ってた。
http://fxb-yone.blogspot.com/2018/08/blog-post_13.html 
純正のHカムが Lift: .390 inch, Duration: 220 に対し、AndrewsはLift: .450 inch, Duration 242 なので乗り味変わるんだろうなぁ。楽しみ。
 んで、ピストンリングを新品にしたり、バルブのすり合わせをやったりしてエンジンをそれなりに正しい状態に近づけたあとは、すごく楽しいエンジンになった。こう、2000回転辺りからグワァーっと盛り上がるってゆー感じでね。

ちなみに2000回転ってゆーのは2000回転でそのとおり。上も3000回転くらいまでが楽しいところで、それを超えると楽しくはないし壊れそうな気がするし。まぁしょせん古いハーレーですから。

んなわけでいつもの散歩道も超楽しい。だいたい気持ちの良い速度で巡航できて信号もほとんどないし。ただ、そうするとエンジンは2500〜3000回転くらいキープで油温は180F(だいたい83C)くらいまで上がって、あぁこれがエンジンチューンの結果なんだなと最近やっと理解できた。気温は9度なんですけどねw。

さすがにこれだと春になったら乗れないので、オイルクーラーを変えてみることにした。いまはフロントシリンダーのシリンダーヘッド前についているので、それを違う場所につけられるものに変えて、エンジンに直接当たる走行風を増やそうって計画です。


ミルウォーキーなんとかのオイルクーラー
 いつもの jpcyles.com で日本価格の半額くらいでオーダーしてたまたまこっちにくるアメリカの友人にハンドキャリーしてもらえた。ありがとうM&Dさん。これからも定期的に東京に来てください。美味しい焼肉食べましょう。


さて、その結果だけど、まぁこのオイルクーラーの形を見てオーダー入れる前に気づけよってくらい当たり前に性能悪かったです。今までは油温180Fで済んでいたところ、200F(だいたい93C)行きます。

とりあえず前につけていたオイルクーラーもつけてどうなるか見てみようかなぁ。こちらからは以上です。

2019年12月1日日曜日

インナープライマリ組付け

オルターネータの交換のお話です。
ここはプライマリー全バラコースのめんどくさい作業なんだけど、つい最近インナープライマリーをクランクケースにボルトでとめる時、「パキッ」って音がしたのをよーく覚えているので、ばらしたついでにソコも修理しようかと。

たぶん、ネジ山をなめたんだろうし、ここのネジのリコイルは持っているかららくしょーだぜ、くらいに思っていたら、インナープライマリにクラックが。

よく見るとクラックが入っていた。


今回も自分の読みの浅さと起こったことのギャップに萌えますね。

で、まぁせっかくなんで溶接機を買って自分で直してみようかなと、思うわけですよ。なんかよく知らんけど安い溶接機が2〜3万円であるし。

こんなのとか。
スズキッド(SUZUKID) 100V専用直流インバータ溶接機 アイマックス60 SIM-60


そこで色々調べてみると、まずパーツがアルミであること、アルミの溶接は難易度が高いこと、しかも上にあるような安価な溶接機でやるべきではなくて、TIG溶接とか、交流溶接機とか使って、不活性ガスも使ってやるのが良いこと(ちょっと前に調べたのでそろそろうろ覚え)、そーゆーの全部揃えると安くても7〜8万円かかること、なんかが分かってきました。

あーあ、これはちょっと手が出せませんね。溶接、結構楽しみだったのですが。

さて困ったというわけで、個人の作業を請け負ってくれる溶接屋があるか調べることにします。幸い住んでいる場所は大田区、小規模な工場が沢山ある土地です。自宅から数キロの場所に見つかりました。

仕上がりは予想していたほど綺麗じゃないですが工賃4,000円。

溶接後。薄くなっていた部分の肉盛りもしてもらう。

剥がしておいた塗装箇所を缶スプレーで塗って完成です。バイクがそこそこヤレているとこーゆーごまかしが目立たない ってゆーメリットがありますね。

んで、パッキンをかまして組み立てようとすると塗装したところにまたヒビが。ん?!

インナープライマリーとクランクケースの間にコンマ5ミリくらいの隙間が。

なんだかよくわからないけどとりあえずちょうど.5mmのガスケットシートがあったのでそれを加工してスペーサーに。再度取り付けようとすると隙間が1mmくらいに。ん?! まぁそれならそれでってことで1mm厚のメタルを探してスペーサーに加工。

みたいなことを1時間くらかけてやって、まぁそれなりにしっかりボルトドメできる状態に。

と、ここでふと我に返る。そもそもなんでそんな隙間が開いてるのか? ミッションケースとクランクケース(エンジン)のアライメントがあってないのか? ってことでエンジンを固定しているボルトを全て緩めてアライメントが合わせられるのか確認。結果は合わせられない。ボルト穴は全く遊びがないのでエンジンは決まった位置にしか固定できない。

やっぱり何かがおかしい。

と、もう一度我に返る。もしかしてインナープライマリとクランクケースの間に噛ませるパッキンが原因? ビンゴ。そのパッキンのせいで余計なクリアランスができていました。

余計だったパッキン
んで、その他諸々をサクサクっと組んで、超めんどくさいプライマリとセカンダリベルトのアライメント出しも済ませ、途中で遊びに来てくれたMさんと一緒に火入れ。

ちゃんと14.5Vくらいまで電圧が上がることを確認し、ついでに交換したタコメーターがブルブルしてるのも確認して作業完了。すでに日没。

夕食を済ませると、外に出るのがものすごくめんどくさくなっていたんだけど、バイクに乗っちゃえば楽しいのは分かっているので真冬の装備をして出発! ちなみに気温8度。12月にしては寒い。

いつもの散歩道を50マイルくらい流して帰宅。夜の海沿いは車がほとんどいなくてクソ楽しい。ただ、油温が180Fくらいまで上がっているのが気がかり。新しく買ったオイルクーラーに変えれば解消するかな。