2012年2月22日水曜日

カタチには意味がある

カムカバーを止めるボルトにトルクをかけすぎて折ってしまいました。

ただ、こーゆーのは偉大な先人たちが何度も通った道ですので、それに対応する工具も世の中にはたくさんあります。

そんなワケで、愛用している通販ショップでこちらを購入。
http://www.straight.co.jp/item/19-3248/


逆タップセット
早速作業に取り掛かります。

折れたボルトの頭を平らにならします。


次にドリルで穴を開けます。


こんな感じですね。


その穴に、逆タップをねじ込んで反時計回りに回してボルトごと抜くのですが、ここでまたパキッという音が聞こえました。ボルトにひびが入りました。

残念すぎです。
逆タップが太すぎたのと、先端部分の角度が付きすぎている(尖ってない)のが原因でしょうかね。それから、逆タップのネジ山がなめていました。材質が柔らかすぎじゃないっすか?

ということで、違う形状の逆タップを購入して再度チャレンジです。もっと尖っていて、ネジ山の数が少なくて、材質も硬いの選びます。

尖っているのは接地面を増やすため、ネジ山の数が少ないのは奥まで入り込みやすくするため、材質が硬いのは元々のボルトに負けないようにするため、とそれぞれにちゃんと意味があるんだ、とこの時は思っていました。

そして、再チャレンジした結果、逆タップが、刺さった状態のまま途中で折れました。

折れた逆タップ

もう完全にドツボですね。
最初に選んだ逆タップは失敗だったと思いましたが、そちらにこそ意味があったのですね。柔らかい材質と尖りすぎてない先端で折れにくくなっていたのでしょうか。

ちなみにこの折れたボルト、ウィットの1/4です。だいたいM6相当です。今になって思えばこの程度の直径でしたら5.5mmのドリルで揉んでほじくり出せば取れた気がします。残念すぎです。

さて、焼入れした硬い逆タップが詰まっているM6相当のボルト、もうどうにもなりません。このままにしていったん閉じて様子見することにしました。ただのオイル滲みをなおそうと思って始めた作業がオイル漏れで終わるかもしれません。勉強不足が悔しいです。

2012年2月21日火曜日

オイルシール交換

カムシャフトからオイルが滲んでいました。(カムシャフトって初めて触りますけど、ポイントのところにあるやつですね)

走行には支障がないし、放っておいてもぜんぜん問題ないんだけど交換することにしました。
カムカバー内部

カムは初めて目にしましたがなんでしょう?

サラっと交換して、カムカバーを元に戻して、6本あるネジを規定トルクで締めます。トルクの値はマニュアルによると90〜120ft-lbs、1.35倍してNmに直すとだい120Nmくらい。

120?!ってかなりありますけど、外すときもすごく硬かったしまぁそんなもんかってことで、こんな時しか出番のないトルクレンチを使って締め始めます。

いきなり120はちょとムラが出そうなので、半分の60からにします。順番に締めていきますがなかなか60に達しません。そりゃそうですよね、60Nmってかなり大きな値です。その半分の30にしても同様でしたので、一番低い20にしてみました。それでもなかなか20に達しません。

トルクレンチが壊れてるのか?と20以上のトルクで締めたネジで試してみるとちゃんと「カチッ」と音がします。壊れてはいませんね。ということで再度カムカバーのネジを締めているとパキッと嫌な音がしました。何度か聞いたことがありますが嫌な音ですねー。ネジがポッキリ折れてしまいました。

ネジが折れました
なんで折れたか、はひとまず置いておいて、どう対処するか、をまず考えます。

幸い、この場所はあまり圧もかからない(と思う)場所ですし、すぐそばにネジ穴が二箇所ありますので、それらのネジをきっちり締めれば何とかなる気がします。

が、折れたボルトの右隣のネジ穴を舐めてしまいました。あぁドツボです。これはもうごまかしが効きませんね。この時点で
①折れたネジを外す
②舐めたネジ穴をリコイルする
③①と②の両方やる
のどれかが選択肢となります。

・・・・が、舐めたネジ穴、実は奥のほうに無傷のネジ山が残ってるんじゃね?と思って探ってみると案の定有りました。と言うことは少し長めのボルトを用意できれば何とかなりそうですね。

長めのボルトはカムカバーの形状から言って、六角ボルトを使う「キャップボルト」が欲しかったのですが、通販ですと一本150円、3本セットから販売というのがあり、近所のホームセンターですと、キャップボルトこそなかったものの普通のボルトで数本入ったものが105円でした。ホムセンバンザイ。長さの違う3種類のボルトを購入しました。

ちなみにどちらにしても、使用する工具はミリ規格のものなのが残念な敗北の一つでした。こうやってミリネジが増えていくのですね。

そして、なんでボルトが折れたか、考えてみましたが、マニュアルを読み間違えていたことが原因でした。90-120ft-lbsと思っていたのは9-120in-lbsでした。だいたい12倍くらい?違いますね。そりゃ折れます。

9-120in-lbsが正解
それにしても、in-lbsは初めて見たし、120は絶対12でしょ、といくら思っても後の祭りですな。残念。

さて、長めのボルトが簡単に手に入ったので、せっかくなので折れたボルトを外すことにもチャレンジすることにしましたが、それはまた別の機会に。

2012年2月19日日曜日

MJ交換

MJといっても、Michael Jacksonじゃなくて、もちろんMain Jetです、この場合。

フロントのピストンリングとトップエンドガスケットからの圧縮漏れを直して以来、どうも混合気が薄い感じです。

IMJを0.029→0.031→0.032と上げてアイドル時のくしゃみは収まりましたが、プラグを見てみると気持ち白い感じです。前後で差は無いですし、ほんの少し白いだけなので2次エアはナシにしてMJを疑ってみました。

ということで72→74に交換。

ついでに他のとこも手を入れようってことでいじり始めましたが、思いの外時間がかかることになっています。

交換中
MJ交換自体は何事もなかったのだが。。。

ウィンカーインジケーター

ショベルのウィンカースイッチは、押している間だけonになり、離すとoffになるものです。

なんでそんなことになっているかというと、本国では切り忘れて付けっぱなしにしているライダーがあまりにも多かったのでそれを防止するため、と随分前に聞いたことがあります。真意の程はわかりませんが、たしかにアメリカにいたときはウィンカーを点けっぱなしにしているドライバーをよくみました。

ただ、押している間だけしか点かないものだと交差点の右折待ちとかめんどくさいですし、左折するときにクラッチ握ったままウィンカーボタンを押しっぱなしにしているのは結構辛いです。

そんなワケでウィンカースイッチを押したら押しっぱなしになるものに交換しました。オルタネートスイッチってやつですね。

それはそれでとてもよかったのですが、走っているときにウィンカーがonなのかoffなのかとてもわかりづらいです。うっかり右ウインカーを出したまま交差点を直進でもしようものなら事故りますね。

ということで、インジケーターを作りました。+はスイッチボックスの中から取れたのですが、取れると思っていたグランドがとれなくて(テスター当てるとグランドとの導通がある端子があったのですがダメでした)、スイッチボックス本体に噛ませることにしました。