走行には支障がないし、放っておいてもぜんぜん問題ないんだけど交換することにしました。
カムカバー内部 |
カムは初めて目にしましたがなんでしょう? |
サラっと交換して、カムカバーを元に戻して、6本あるネジを規定トルクで締めます。トルクの値はマニュアルによると90〜120ft-lbs、1.35倍してNmに直すとだい120Nmくらい。
120?!ってかなりありますけど、外すときもすごく硬かったしまぁそんなもんかってことで、こんな時しか出番のないトルクレンチを使って締め始めます。
いきなり120はちょとムラが出そうなので、半分の60からにします。順番に締めていきますがなかなか60に達しません。そりゃそうですよね、60Nmってかなり大きな値です。その半分の30にしても同様でしたので、一番低い20にしてみました。それでもなかなか20に達しません。
トルクレンチが壊れてるのか?と20以上のトルクで締めたネジで試してみるとちゃんと「カチッ」と音がします。壊れてはいませんね。ということで再度カムカバーのネジを締めているとパキッと嫌な音がしました。何度か聞いたことがありますが嫌な音ですねー。ネジがポッキリ折れてしまいました。
ネジが折れました |
幸い、この場所はあまり圧もかからない(と思う)場所ですし、すぐそばにネジ穴が二箇所ありますので、それらのネジをきっちり締めれば何とかなる気がします。
が、折れたボルトの右隣のネジ穴を舐めてしまいました。あぁドツボです。これはもうごまかしが効きませんね。この時点で
①折れたネジを外す
②舐めたネジ穴をリコイルする
③①と②の両方やる
のどれかが選択肢となります。
・・・・が、舐めたネジ穴、実は奥のほうに無傷のネジ山が残ってるんじゃね?と思って探ってみると案の定有りました。と言うことは少し長めのボルトを用意できれば何とかなりそうですね。
長めのボルトはカムカバーの形状から言って、六角ボルトを使う「キャップボルト」が欲しかったのですが、通販ですと一本150円、3本セットから販売というのがあり、近所のホームセンターですと、キャップボルトこそなかったものの普通のボルトで数本入ったものが105円でした。ホムセンバンザイ。長さの違う3種類のボルトを購入しました。
ちなみにどちらにしても、使用する工具はミリ規格のものなのが残念な敗北の一つでした。こうやってミリネジが増えていくのですね。
そして、なんでボルトが折れたか、考えてみましたが、マニュアルを読み間違えていたことが原因でした。90-120ft-lbsと思っていたのは9-120in-lbsでした。だいたい12倍くらい?違いますね。そりゃ折れます。
9-120in-lbsが正解 |
さて、長めのボルトが簡単に手に入ったので、せっかくなので折れたボルトを外すことにもチャレンジすることにしましたが、それはまた別の機会に。
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