2011年12月30日金曜日

やっぱり開けてみた

バッテリー交換のついでに、オイルタンクからのオイル漏れをチェック。ついでに、というには重すぎるけど、ずーっと低かったフロントの圧縮もきっちり直そうと。

圧縮が低い理由は、大まかに①バルブ(合わせ面とかタイミングとか)、②シリンダーとヘッドの接合部、③ピストンリング類、と3つ考えられますが①とか③ですとちょっとめんどくさいです。

①はバルブすり合わせしなければならないでしょうし、③ならば、シリンダ抜かなきゃなりませんし、場合によってはまた慣らしの必要があります。

んで、開けてみないことにははっきりしませんが、一切バラさないで簡易的に調べる方法として、プラグホールから少しオイルを垂らしてキックを踏んで、圧があれば③(あとで分かりましたが②もあり)の可能性が高いってのがあります。やってみたらそのとおりでした。

あーあ、めんどくさいコースだなーと思いつつ開けてみます。3000キロしか走ってないのにピストンが真っ黒なのはちょっと驚きました。

ピストン真っ黒
(てかっているのはオイルを垂らしたから)
でももっと驚いたのはヘッドとシリンダの接合部にくっきりと流路ができていたことでした。

ガスが抜けていた跡
両脇の2本のトルクが甘かったようです。
たしかに、これも今日気づいたのですが、規定のトルクよりははるかに甘い値で締めていたのでこうもなってしまいますね。だいたい、手ルクレンチだし。

いちおう、燃焼室に灯油を満たしてもれないことを確認し(バルブ周りはOK)、シリンダーの中にオイルを溜めて一晩たっても減ってないことからピストンリング類も問題ないことが確認できたので、原因は②だけのようです。

オイルを溜めて(ホントはもっとたくさん)抜けがないかチェック

ついでに、圧縮が高すぎるリアもばらしてみて、こっちは原因がなんだかさっぱりわかりませんでしたが、今日から組んでいます。

ガスケットが固まる明日には圧縮をチェックしてみますがどうなっているんでしょうなぁ。前後ともキックが降りないくらいに高圧縮だったらそれはそれでよかったような悪かったような。

2011年12月28日水曜日

2nd Stage?


9/11から12月に入るまで、じっくり慣らしをやりましたが、その間に色々いじったり、直したりもしていました。

ETC取り付け、アラーム取り付け、USBアウトレット取り付け、ソレノイド端子調整、2次エア吸い込み修理、ロッカーアーム目玉からのオイル漏れ修理、アクセルワイヤーアダプター交換、プライマリー異音修理、アイドリング不安定調整、などなど。

中でも、アイドリング時に突然止まったり、アクセルパーシャルで走行中にくしゃみをしたりする症状については、だいぶ悩みましたし直すまでに時間がかかりました。

そもそも、症状からして、キャブのスロージェット(S&Sだと正確にはインターメディエイトジェット)を濃くすれば治るはずのものですが、基本的にはどこも変えてないから、そーしなきゃならない理由が全く思いつかないのでそれは”ナシ”にしていました。

実はS&Sのスーパーストックヘッドのマニュアルには「S&Sのヘッドに変えることによって、エアフローが良くなるからキャブのジェットの番手を少し濃いめにすると良いよ」と書いてあるのですが、インテークポートの内部にフィンが付いているだけのS&Sヘッドがどーしてそんなにエアフローが良くなるんだ?! んなわきゃないだろ、ユーザー舐めるのもたいがいにしてほしいね、という宣伝嫌いな性格とでもいいましょうか、変な屁理屈でなおさら頑固に”スロージェット交換はナシ”と思い込んでいました。

ですんで、ポイントのコンデンサー交換、プラグコード交換、プラグ交換、悩んだ時間2ヶ月というずいぶんな回り道をして、スロージェットの番手を2つ上げてやっと直りました。

さて、アイドリングが落ち着いた所で今度は三拍子にトライです。三拍子はあーだこーだ色々言われてますが、いいんです。好きですから。

6年前にこのバイクを入手した時から、アイドリングを下げでも絶対三拍子になりませんでした。S&Sのキャブだからこんなもんか?と片付けていましたが、ふと、進角が早すぎんじゃね?と突然の啓示がありました。6年もたってからw。

タイマープレート
目一杯遅角しています

ということでタイマープレートを見て見ることに。いっぱいのところまで遅角しています。ということはギャップが狭すぎじゃね? と計ってみると0.2ミリ。規定が大体0.4ミリと言われてるので半分しか有りません。ビンゴー。ギャップが狭いと、進角しているのと同様の効果があります、、、よね、理論上。

ギャップを0.4ミリに調整して、一応エンジンがかかるかだけはチェック。すんなり始動したのでクリティカルな問題は発生してない様子です。

その日は夜遅かったのでそこで作業を止め、休日の昼間に三拍子を確かめるためにチョイノリへ。
ところが、、、エンジンかかりません。セルが回らなかったのです。以前と同じ症状です。スターターギアが噛んでない様子です。

やっぱりソレノイドか、ソレノイドに行っている配線が怪しいんじゃね? と疑ってかかって、配線の電圧を測ると7V。以前と同じです。ちょっと対処療法的だけど、ソレノイド内のバネを短くするか、回路図とにらめっこしながら、リレーを追加してバッテリから最短距離でソレノイドに電力供給するか、さんざん考えましたが、再び啓示がありました。

バッテリーです。バッテリーがへたってます。(早く気付けよって話ですが)。7年目ですし、途中何度もバッテリーあがりさせましたし、よく考えたらフル充電してもすぐあがるし、やっぱり交換時期ですね。

ということで、新しいバッテリーを購入し、古いバッテリーを外したついでに、オイルタンクからのオイル漏れをチェックし、なんとなくフロントの低い圧縮が気になってきました。

開けてみようかなぁ。


フロントシリンダー。
ヘッドとシリンダの接合部で液体ガスケットが飛んでるのわかります。
これが原因だったら周りがもっと汚れていそうな気がしますが。。。

2011年12月21日水曜日

3000キロ

そんな訳でマイナートラブルをつぶしつつ、楽しいショベルを満喫した11月、だいぶ走りました。距離にして約1500キロ。最初のバイクを手に入れた時でもこんなに走らなかったような。

やっぱり、ショベルで日本の田舎道は最高ですし、しかも自分で手を入れたショベルだとなおさらですね。


11/12 この秋二回目の木の実に行く途中
紅葉が綺麗です

11/12 この時期にしては暖かいビーナスライン
2週間前に素通りしてしまったリベンジ


11/12 同じくビーナスラインから
初めて通りましたが、最高の天気とあいまって最高の道でした

11/12 遠くに富士山が見えました

11/13 毎年おじゃましている木の実から
この日も良い天気でした

11/13 帰りは伊那、杖突峠を抜けて中央道へ
良い感じに寂れた、良い道でした

11/20 週末の天気予報が突然晴れに変わったので千葉へ
房総半島のどこか

12/17 皇居の近く
紅葉した銀杏が綺麗です

そして、9/11にエンジンをかけてから約3ヶ月、目標にしていた3000キロの慣らしも終わりました。これから思う存分楽しみます。