2026年5月31日日曜日

【番外編】「ちょっと遊ぶ」のはずだった


 数年前に少し遊んだレーシングシミュレータでちょっと遊んでみたことをきっかけに、その2カ月後、部屋には27インチモニタが3枚並び、RTX5080搭載PCで首都高Modを走っていました。

そこにたどり着くまでの、なかなかに辛くあまりにも濃い時間について、せっかくなので記録として残しておきます。


1. 足首をやった

すべては、予期せぬ足首の靭帯損傷から始まった。足首がギブスで固定され、外に出ることもままならない。そんな悶々とした日々の中で、「レーシングシミュレーター(レーシム)があったな」とちょっと遊び始めたのが運命の分かれ道だった。

最初は手元にあったゲームパッドで遊んでいた。ただ、パッドで車を操作するのには限界があった。AIのGeminiを頼りにゲームのセッティングを煮詰めるが、ハンドルやアクセルの微妙な入力で車を操るのは無理だったし、やってみたかったドリフトもできなかった。

バイクに乗れない、運動もできない、レーシムも思い通りにできない、そんなやり場のないストレスがだいぶ溜まっていた頃のある夜、Amazonのタイムセールでハンドルコントローラー(ハンコン)とペダルのセットが安くなっているのを発見。ここから深い深いレーシムの深淵へ身を投じていった。

2. DD一択らしい

安くなっているとはいっても数万円。深夜テンションで買える金額ではない。しかも足がまだ完治してないためペダル操作ができるのは当分先。とりあえず一晩寝てみることにした。

そしてGeminiに相談開始。ハンコンの駆動方式、ペダルの種類、メーカー、価格帯、フォースフィードバックの強さなど、様々な知識をつけた。

AmazonでうっかりポチりそうになったハンコンはLogicoolのG29。上位モデルのG923もセール価格になっていた。ただしどちらもギア駆動。Geminiは「これから始めるならダイレクトドライブ(DD)一択です」と言う。・・・お前、軽く言うなよ。ギア駆動のハンコンより数万円高いじゃないか。悩ましい。でも欲しい。でも高い。

そんな中、DELEというレーシムギアを扱っているショップの決算セールが。背中を押された。というか突き落とされた。Moza R5というDDのエントリークラスハンドル、ペダルセットを購入。

3. 机の問題

届いたハンコンをとりあえず机に設置してみる。取り付け用のクランプが膝にあたり、アクセルやブレーキ操作ができない。そして、仕事に兼用する机なので、これから導入予定のシフターとハンドブレーキも含めて3つのデバイスを付けたり外したりするのも楽じゃない。

ガレージから折りたたみの工作台を持ってきてそれに設置してみる。出したり片付けたりは楽そうだが、小さすぎるしやっぱり無理がある。ハンコンステーかコックピットが必須と実感。

Geminiに相談し、通販サイトを巡回し、レビュー動画を見まくり、気づけば毎晩Sim Rig調査に没頭。最終的には

  1. Next Level RacingのWheel Stand Light 2.0
  2. Playseat Challenge
の2つに絞り込む。

1.の方がコンパクトで安価だったが、椅子が別体なのでブレそうだ。デスクチェアを使ったら回転するのも防げない。体重をかけて安定させられそうな2.に決定。シフターステーはないが目星はついている。

4. 機材選びからの解放

シフターとハンドブレーキも導入しよう。シフターはHパターン・シーケンシャル兼用が理想。が、それなりに名の通ったメーカーのものはそれなりに高い。安い中華製を少し改造して使うことを考えたが、納期が遅いこと、音がうるさそうなこともあり悩ましい。

シフター選びでもGeminiに相談するけどほとんど当てにならなかった。Amazonで見つけたタートルビーチというメーカーを調べてみると、音も静かだし値段もリーズナブル。それに決定。ハンドブレーキはMozaのHBPに。音が静かだと思ったのと、PCへの配線を一本減らせるのと、何よりもうあれこれ比較するのが疲れた。

Youtubeや通販サイトを見て検討しまくる日々でだいぶ消耗していたが、機材を決定した今、悩ましい日々からやっと解放される・・・そう思っていた。

5. 試作1号の失敗

目星をつけていたシフターステーは割れるとの口コミ多数。いつものGeminiに相談すると、イギリスの LowDown Shifterというメーカーをおすすめしてくる。しかし、注文の難易度も高いし、納期が1か月近い。じゃぁ自作だ。

これがめんどくさかった。重たいシフターとハンドブレーキを手に持って何度も何度も取り付け位置の確認をした。操作する時の位置と、Playseat Challengeを折りたたんで収納する時の位置の両方の考慮が必要だった。

めんどくさすぎて「とりあえずパドルシフトでいいか・・・?」と何度か思った。けれども、絶対に満足できないことが分かりきっていたので、はやる気持ちを抑えてとにかく環境構築に頭を使い、満足できるものを目指した。

そして完成した試作1号。大失敗だった。利用時は全く問題ないものの、シートを折りたたむとものすごく邪魔。折りたたみ時の位置がちゃんと考慮できてなかった。

試作2号はばっちり。これで環境が整った。足もだいぶ回復しペダル操作に支障はない。やっと全ての悩みから解放され、走りまくれる・・・そう思っていた。

6. 全然走れない

Automobilista1(AMS1)というゲームでラリーを走ってみる。ところが操作がものすごく難しくてまともに走れない。

しかもハンドルがオシレーション(車が止まっていても右に左に行ったり来たり)するし、路面から拾う振動も不快。全然楽しくない。ゲームパッドのほうが楽しく遊べた。今までの苦労はなんだったのか。

Geminiを相手にセッティングを煮詰める。テキトーなことを言うGeminiにだいぶ翻弄されながらもいい感じのセッティングを出すと全く別のゲームのように楽しくプレーできるようになる。今度こそ遊べる環境が整った・・・そう思っていた。今度ばかりはその通りになった。

7. トリプルモニタの誘惑

環境構築プロセスから解放され、シングルモニタで楽しく遊んでいた。

ふとゲームパッド時代にトリプルモニタを試したことを思い出す。当時は「没入感はすごいけど遅くなる」で終っていた。試しにダブルモニターにしてみたらものすごく楽しい。

画面センターにモニター枠が来るけど、F1のHaloと同じと思えばまぁ良いかと思える。もしかして3画面も楽しいのではないか? もう一度3画面にしてみる。あれ? 結構楽しい。いや、すごく楽しい。そして没入感がものすごい。

FPSは20~30しか出ていないのにすごく楽しい。いつまでも走っていられる。沼落ちした。

8. 新PCの誘惑

環境構築できたらやってみようと思っていたドリフトにもチャレンジ。ドリフトといえばアセットコルサ(AC)。

しかし、ACはシングルモニタでバニラ(Modを入れてない状態)でも重い。

Geminiに相談しながら描画設定を下げるが、映像と音が劣化するだけでFPSは全然伸びない。Geminiいいかげんにしてほしい。

ACを諦めてAMS1でドリフト用Modを探しまくる。懲りずにGeminiに相談するが、AMS1用として教えてくれるものは大体AC用だった。いいかげんにしてほしい。本当に。Mt. AkagiもDrift Play LandもSkidPadも全部AC用のModだ。

しょうがないのでAMS1でドリフトの練習をするが一向にできるようにならない。

FPSがせめて60出ていればもっと効率的に練習できるかもしれない。いやもしかするとACならドリフトできるのではないか。しかもACなら、景色が素晴らしいLAキャニオンやPCH、なんなら超リアルな首都高も走れる。PCのスペックさえ高ければなぁ・・・。

この頃から本気でPCを新しくすることを考え始める。

9. また深夜だった

やっぱりAmazonで、ミニPCが安くなっているのを発見。深夜に。確かRyzen 7 7735HS (680M)を積んでいた。GPU性能はどうなのか。

今使っているPCの内蔵GPUはTimeSpyスコアが約500。ACをプレーする際の推奨スコアは3,600程度。見つけたミニPCのスコアは約2,500。FHD環境ならかろうじてAC+Modが動くらしい。メモリ価格が高騰している今、ものすごく高くなったゲーミングPCに比べるととてもリーズナブルだ。

でも深夜。また深夜。まずは寝よう。一晩寝かせてみよう。

明けて翌日。

見つけたミニPCは安いけど、絶対金額としては決して安くない。これを買ったとしても、最低限、もしくはそれすら下回るスペックでこの先何年も満足できるわけがない。中途半端を通り越してただの無駄遣い、という結論に。

もし買うとしても、自分のニーズにあっていて、今後数年は遊べる、納得行くものにしよう。散々調査をしたのでスペックと相場感は大体わかっている。そしてPC価格上昇のトレンドはしばらく収まる様子はない。買うなら早いほうが良い。よし買おう。買うしか無い。

秋葉原へ下見に。サイズ感やファンの音など実機でないとわからないものを見てみる。ミドルタワーと言われるゲーミングPCでも、サイズもファンノイズも問題なさそうだった。特に水冷PCのファンの静かさにはびっくり。ゲームベンチを動かしても全くうるさくならない。

10. そしてRTX5080へ

最初に考えていた構成はRyzen 7 9800X3D + RTX5070Ti。

とはいえ、PCスペックは遊びたい環境によって決まる。この場合は、ディスプレイ環境。モニタの数と解像度だ。

モニタは仕事とレーシムで兼用するので、横長モニタ1枚なら何かと楽。ただし、世の中には縦横比が32:9のDQHDまでしかなさそう。しかも20万円くらいする。現実的には3~4万円で買える21:9のUWQHDモニタか。しかし、どちらにしても縦横比が52:9となるモニタ3枚の没入感は期待できそうにない。

もう一度手元の環境でFHD2枚と3枚を再現。やっぱりトリプルモニタしかない。

モニタ枚数が決まったら次は解像度。4K(3840*2160)を3枚動かす構成にかけられる予算は無いので、WQHD(2560*1440)に。だとすると、GPUは最低でもRTX5070Ti。理想はRTX5080。当時の値差は7万程度。

PC自体が高い買い物だし長く使いたい。5070TiでWQHD3枚はややきついか。これから長く使うことを考えるとやはり5080となる。

大手のPC通販サイトは大体見たけど、フロンティアのセール品が最もコスパが高い。しかもセールと言いつつ、毎週やっている。ただし、チップセットが1世代前とか、メモリがシングルチャネルとか、ちょっと残念な点がある。その点を考慮しても他社よりだいぶ安いんだけど。

でもその週は奇跡的に文句無いスペックのPCが登場していた。

  • Ryzen 7 9850X3D

  • 16GBx2 DDR5デュアルチャネルメモリ

  • 2TB SSD

  • MSI製B850マザー

  • MSI製RTX5080

  • 1000W 80PLUS PLATINUM電源

しかもありえないコスパ。ポチらない唯一の理由は自分が必要なスペックとマッチしているか決まってないことだけだった。

スペックが決まった今、理想のPCがバーゲンプライスで限定セールされている。でも夜だった。やっぱり夜だった。

ただ、これは買うべき夜だった。一晩寝かせても答えは変わらないことは分かりきっていたので即ポチした。翌朝には売り切れていた。

11. 朝5時の紙工作

さて、モニタの枚数と解像度を決め、PCも購入した。残るはモニタのサイズ。大きければ大きいほどシムの没入感は高まるが、設置場所の制約から23インチが現実的だろう。もしかしたらその次に大きい27インチが使えるかもしれないが、これは実寸の模型を作るなどしないとわからない。

この頃は毎朝5時に目が覚めていた。疲れているのに勝手に起きる。もう完全に脳がレーシム環境構築モードに入っていた。

その日も朝早く目が覚めた。早めの朝食を済ませると、仕事を始めるまでに2時間ほど空く。23、27、32インチ画面サイズの実物大の紙をそれぞれ3枚ずつ、合計9枚作った。それらを手持ちの22インチモニタに貼り付け、擬似的に各大きさのトリプルモニタ環境を作ってみた。

32は予想通り無理だったが、27でも問題ないことがわかった。これは大きな収穫だ。

12. DIYの日

モニタを27インチに決め、Amazonでほぼ最安のゲーミングモニタを3枚買う。もう悩みたくない。体に悪い。

4.3畳の部屋に、ミドルタワーPCを置いて、Playseat Challengeの収納場所を確保し、27インチモニタ3枚を、仕事時とレーシム時に使い分けできるようにしたい。毎朝5時に目が覚めて構想を練っていたのでプランはほぼできている。丸1日かけてDIYを行い、なかなか満足行くものになった。

13. Gemini、もういい

新しいPCが届き、モニタも3枚揃い、いつでもプレーできる環境が整った。でもここで中途半端に遊び始めたくない。やりたいことや、やるべきことが残ったままスタートすると、本来楽しめることの半分くらいしか実感できないのはバイクメンテナンスで身に沁みている。

このときやりたかったことは、アセットコルサでめちゃくちゃ綺麗と評判の首都高Mod(Shutoko Revival Project:SRP)と、そこを走る一般車のModを入れることだ。もちろん、前提となるPureとCSPも入れたい。

ここでもGeminiを活用するが、不正確な情報に振り回される。リンク切れ、誤った設定、クラッシュ。本当にもういい。おそらく動画や設定解説ページなどを見たらもっと簡単だったはず。不正確な情報に翻弄され、二度とやりたくない作業の一つになった。

丸々1日以上かけて導入完了。マジで綺麗。雨の夜なんかヤバい。家から15分もバイクを走らせればリアルな首都高に乗れるんだけど、それとは別の感動がある。東京タワーもレインボーブリッジもゲームの画面で見る綺麗さがある。黒木がR33をエンジンブローさせたトンネルを964ターボで走り抜ける楽しさもある。

もちろんLA CanyonとPCHのTrack Modも導入。LA Canyonは昔住んでいた近所のMt. Baldyに登っていく峠道にそっくりで懐かしかった。というか、最初はその道そのものだと勘違いしていて軽く感動した。

どうやら今度こそ、一切の悩み無くレーシムを楽しめる環境が整ったようだ。


結局ドハマリした

足首の怪我から始まり、レーシム環境の構築という結末にたどり着いたこのプロセス、自分で自分のために始めたものだから、いつどこでやめても良かったものです。ただ、それができず、明け方に勝手に目が覚めるほどに取りつかれ、相当な労力を費やし、2カ月の時間をかけて十分納得の行くものができました。

あまりに密度が濃い時間だったので、環境構築が終わった途端、本来の目的だったシミュレータをプレイせず、ただただシム環境ができたことに満足して終わるのではないか、という懸念もちょっとありました。

しかし、ちょうどその頃にリリースされたAC Evo 0.6版をプレーし始め、見事にドハマリし、毎日のように走っています。中でも非力なFRでニュルを走るのがとても楽しく、11,000回転まできっちり回しています。GW中はあまりにもやりすぎたせいか、車酔いになりました。それでもレーシムへの興味は尽きず、今日もちょっとずつ縮んでいくタイムをAIたちと一緒に追いかけています。





2025年12月30日火曜日

5年越しのミッションオイル漏れ修理

ミッションオイル漏れがひどい。8月に対策したはずなんだけど過去イチ漏れるようになった。

漏れているだけなら継ぎ足せば良いんだけど、セカンダリーベルトがベトベトになるし、リアのスプロケがオイルまみれになって遠心力で色々なところに飛び散っているし、リアタイアについたオイルで滑るんじゃないかって不安だし、例えばミッションケースにヒビが入ってオイルが漏れたりしたらこのまま乗り続けるのは危険すぎるかもしれないしってことで、もう何度目かわからないけどプライマリ周りをばらした。

いつもの通りクラッチハブを外すと、ここ最近はいつも通りなんだけど、クラッチハブキーが割れていた。





たぶん、メインシャフトの溝が少し緩くなっているせいではないかと。

あとから考えるとすごくまずいことなんだけど、ミッションのオイル漏れしか頭になかったので華麗にスルーして、ミッションケースをおろしてみる。
シールしたはずのケースとカウンターシャフトの隙間が全然シールできてなかった。ガスケットが破けていた。中から圧力がかかって破けたような感じだった。もちろんエア抜きの穴は塞がってないし、実は組んだその日から漏れていたので、圧力によるものではないはず。


やることは大体わかっているつもりだけど、最近課金しているGeminiに相談してみる。定番の原因をいくつか提案するので、それらを否定していくと、Oリングを付けるカウンターシャフトの溝の深さが正しくないのでは?という点を指摘してきた。なるほど、それは可能性が高い。

早速ガレージに行って、今使っているV-Twinかどこかの安物カウンターシャフトと、以前使っていたカウンターシャフトの溝の深さを比べてみる。

左が従来のもの。右が今使っているもの。

ドンピシャだった。
溝の深さがぜんぜん違う。右の社外品のカウンターシャフトは溝が0.85mmしかない。純正Oリングの線径は1.7mm程度なので、絶対にあわない。しょうがないのでOリングを使わずに液体ガスケットでシールするんだけど、それが効かずにオイルが漏れ続けていた。カウンターシャフトを交換したのが2020年。以降5年も悩み続けていたミッションオイル漏れの原因はおそらくこれだ。

それにしても、Geminiすごい。もうこれ以上は無理ってくらいネットの検索をしたつもりだったけど、この答えにはたどり着かなかった。
※純正Oリングがちぎれる時点で気付くべきってはなしだけどw

そして、Geminiの言う通り、線径1mm、外径19mmのフッ素系Oリングを探し、2本噛ましてみるとぴったり。

ミッションオイルを入れて、スプロケを付けて(メインドライブギアを外側に引き出し、アンドリュー製のメインドライブギアについているOリングがシールするようにする)、車体搭載時と同じように左側に傾けて3日程度様子を見る。

一滴もオイルが漏れてないことを確認してバイクに搭載。ミッション単体だとなんともないけど、バイクに載せたらオイルが漏れ始めたっていうのが前回だったので、バイクに載せた状態でやっぱり2~3日様子を見る。問題ないことを確認してその他駆動系の組付け。

バイクの右に行ったり左に行ったりしながら、プラーマリーを付けて、スターターモーターを付け、クラッチハブの取り付けにかかる。

クラッチハブキーをメインシャフトにはめると僅かにガタがある。このまま組んだらやっぱりまた割れるんだろうな。割れるだけでも良くないけど、破片がプライマリーベルトに噛んだらベルトが切れる。それを防ぐための正しいアプローチはミッションをバラしてメインシャフトを交換することなんだけど、なんで、ミッションを組み上げて、フレームに搭載し終わった今、それに気付くんだ?不思議でしょうがない。

少し考える。JBウェルドで隙間を埋めても粉々になるだろうし、GM-8300は粘りがあるので持つかもしれないけど二度と外れなくなるだろうし、液ガスじゃ意味ないし。シックネスゲージで隙間を測ると0.05mmだった。あ、このシックネスゲージをそのまま使えばよいのじゃないか?ってことで少し切ってスペーサーに仕立て、ハブキーと一緒に溝に入れた。

一番下がシックネスゲージを切って作ったスペーサー

前にバラしたときの教訓から、クラッチハブナットの廻り止めワッシャーのタブじゃない方の爪を少し削って組付け。タブを起こしたことを後からでも確認できるよう写真にとっておく。



こうゆう記録大事


そういえば、伊豆から4速だけで帰ってきた日以来、クラッチの切れが悪くなっていたことも対策。おそらく、発進時に半クラを多用したのでスチールディスクに熱が入り、わずかに歪んだんだろう。新品のスチールディスクを探すと、だいたい1.3万くらいが相場だったけど、どうゆうわけかドラッグスペシャリティ製のものが8,000円で。円安になる前の価格設定なのかな。

届いたものを見るといかにも安物っぽくてものすごく不安になったがもうしょうがないw。ついでにJunkBoxから昔使っていた、まだまだ使えそうなフリクションプレートを出して一緒に交換。

めんどくさいプライマリベルト、セカンダリベルトのアライメント調整をやって、いつも通りクランクケースのブリーザーから大量のオイルを吐かせて完了。

そして今日、12/30。晴れ渡ったいつものゲートブリッジあたりを軽く流して特に問題なく、クラッチの切れも良好なことを確認。

2025年9月22日月曜日

HONDA GoldWing

 HONDA GoldWingが欲しい。めちゃくちゃ快適だろうし、二人乗りしても後ろで寝られるだろうし、ハーレーじゃなくて、ホンダが作ったバイクは快適さに妥協なく、自分の期待を超える凄さがなにかあるんじゃないか。ずっとそう思ってる。

一回だけでも乗ってみたくて、レンタルバイクを調べてみると保険込みで24時間4~5万。高すぎて無理。もちろん試乗車もない。あーでも乗ってみたい。高速なんか走ったらどうなるんだろう。1日で1000キロくらい走れるんだろうな。

そんな妄想を膨らましていた2025年秋。やっと涼しくなって最高気温も30度を下回るようになりました。久しぶりに箱根の方にでも走りに行こうかと。箱根に行ったらバイパラでなにかバイクレンタルしてみたいな。ゴールドウィングないかな。

webをチェック。期待のGWはなかったけど、R18やインディアンやハーレーやロイヤルエンフィールドたくさんなどなど。だいぶラインナップが充実している。GWほどじゃないにしてもR18も一回乗ってみたかったので早速バイパラへGo。

東名の軽い渋滞を抜けて、退屈な小田厚も久しぶりのツーリングなのでそこそこ楽しめて、650円に値上がりしたターンパイクはいー感じの音と鼓動感で登っていって、バイパラへ到着。いつも湾岸あたりの直線しか走ってないから久しぶりの山道は楽しい。

バイパラにあるレンタル車両に一通りまたがってみて、予定通りR18をレンタル。


でかい

900ccのシリンダーが二本

重いけど、エンジンが軽く吹け上がるのはびっくり。そして、ミラーが全然ぶれてない。たぶん、ぶれまくってなにも見えなくなる自分のバイクのミラーが異常なだけなんだけど。

ターンパイクを1往復、少し時間が余るので、伊豆スカ方面へ十国峠まで往復。

まーなんてゆーか、このバイクが好きな人には申し訳ないけど、退屈だったのが正直なところ。エンジンの鼓動感もないし、排気音が良いわけでもない。トルクやパワーを感じるわけでもない。快適かと言われれば、不快ではないけど快適でもなく、単に「楽」という印象。

昔エボに乗っていた頃、乗り始めてしばらく経った頃に感じた物足りなさに近い感覚だった。もしくは、TC96のウルトラをレンタルして高速巡航していたときのダルさ、みたいな感覚。384Kgと車体が重い分、そのダルさが一層際立つ。

そして、話はGWに戻るけど、たぶん、この種のダルさは絶対に拭いきれないだろう。R18よりは快適なんだろうし、1日1000キロ走れるんだろうけど、楽しさとか高揚感は得られないだろう。

そんなわけでやっぱりショベルですよ。最高ですね。どーしょもなく壊れるしオイルも漏れているし、高速は80キロ位の巡航が色々都合良いんだけど、のんびりといー音を聴きながらエンジンの振動を感じ続けるのは、多分今のバイクから得ることができない貴重な楽しさなんだろう。

2025年9月14日日曜日

路上メンテができる季節になりました

 夏のメンテを終わらせ、少し気温が下がって34℃位になった9月。久しぶりにバイクに火を入れる。久しぶりに少し走りたい。

エンジンのかかりは悪かったけどちゃんと始動し、家から坂を下って少し大きな通りに出る。5分も走るとストンとエンスト。燃料コックをオフにしたまま走り出してしまったときのような止まり方だった。

少し路地を入ったところの日陰までバイクを押し、考える。

これはアレだ、2ヶ月ほったらかしにしておいたので、キャブのフロート室のガソリンがすべて蒸発したときのカスがジェットに詰まったんだろう。絶対そうだ。だから家を出るときもかかりが悪かったんだ。

こんなところでいじらないで家のガレージまで帰りたいんだけど、そもそもエンジンがかからないのでどうにもならない。またJAFのお世話になることも考えたけど、まずこの場所でできることをやってみよう。キャブの清掃だ。

キャブを取り外して、フロート室を外し、ジェットを外して目視・清掃、ついでに加速ポンプもバラしてきれいにする。こうやって書くとなんてことはないけど、バイクの右と左からアスセスしなければならないものすごく面倒くさい作業。そして、パーツクリーナーもないから果たして本当にきれいになるのかわからないけど、これでエンジンがかかればラッキー、家までの坂を登って家のガレージで本格的に整備だ。

気温30℃位あるけど日陰ならなんとかなる

ジェットは見た目問題ないけど、一応フーっとやっておく。フロート室もカスが残ってはなさそうだけど少しガソリンで洗って、組付け。加速ポンプのゴムをうまくはめるのに苦労したけど多分大丈夫。一通り面倒くさい作業を行って、エンジン始動。全くかからないし、かかる気配がない。そしてガソリン臭い。

よくよく見てみると、タンクとキャブをつなぐガソリンホースからガスが滴っていた。加速ポンプのゴムがしっかりハマってなくてその部分からダダ漏れだった。

バラして、直して、組み付けるってゆー面倒くさい作業をもう一周こなして再度チャレンジ。今度はガソリンの漏れはない。けれどもやっぱりかからない。こんなにセルを使っているけど、相変わらず元気にセルが回る。以前の5年落ちのバッテリーならもう5回くらい上がっていたと思うけど、去年の冬に新しくしたバッテリーは涼しい感じで変わらずにセルを回している。すごい。

一応プラグを変えてみるけど効果がない。弱々しく見えるけどプラグの前後共に火は飛んでいる。去年の荒船キャンプフィールドもこんな感じだったなー、と嫌な記憶が蘇ってくる。

あのときはコイルだったので、もしかしてコイルが死んだのかと思い、とりあえず抵抗値を測ってみる。2~3Ω。あれ、ポイントのコイルって5Ωじゃなかったっけ? もう一度測ると2Ωあたりを変動している。これはアレか?配線がつながっているからか? じゃあ配線を外してみようかってことで、見えなくなっている下の端子を触ると緩んでいる。

緩んでいる。これかっ? これのせいか!? 

緩んでいたナットを締める。


もう一度セルを回すと、何ごともなかったようにエンジンがかかる。

そうか、ここのナットかぁ。これは盲点だったなぁ。

またひとつ、ショベルのトラブルシュートのページに項目が追加されましたとさ。


2025年8月24日日曜日

夏のメンテ

 たしか6月の終わりだったと思うが、EgオイルとM/Sオイルを交換した。まだ交換時期じゃなかったと思うけど、手が空いたのでやっておこう、位のノリで交換した。

そして近所を流しに。なんとなくギアの入りが悪いし、クラッチの繋がり方もおかしい。これは早めに帰ったほうが良いと思い、2キロも走らないうちに家の方向に引き返し始めた。けれども、すぐに症状が悪化し、ついには走れなくなった。家まで600mほどの場所だった。

安全な場所にバイクを止めてプライマリー周りを見みると、クラッチシェルがメインシャフトから外れていた。


またか。。。GWにもこうなったし、今回で3回目かな。こうなると手持ちの工具ではどうにもできない。家まで600mなので押して帰りたいところだが、平地でさえ600mも押すのは絶対に避けたいのに、ちょうどここから家までは上り坂。絶対に無理だ。すぐにJAFに連絡をし、2時間半の待ち時間を家で過ごす。暗くなった頃にJAFの積車で家まで運んでもらう。

今年の夏は35度を超える日が幾度もあって本当に暑い。普通の夏でも乗る気が起きないのにこんなに暑かったらなおさらだ。しばらくほったらかしにしておいて、気づけば8月。

ようやっと故障を直し、クラッチシェルが外れたと思える原因に対策し、ついでなのでひどいミッション漏れの原因と思えたカウンターシャフトのスラスト方向ガタが出ないようにし(このガタで側面のオイルシールが破れてオイル漏れが起きたと思える)、インマニのラバーバンドも変えて(三拍子を刻まなくなったので)完成。

たしか一週間以上前に完成したんだけど、風邪をこじらせたので乗れてない。

故障原因の対策

エンジンくらいはかけたいけど


2025年5月3日土曜日

2025年5月 ふもとっぱら

きれいな景色の中でキャンプがしたく、晴れる日を選んでふもとっぱらへ。到着から出発まで富士山が隠れることがなく、風も穏やかでこれを超えるふもとっぱらはなかなかないんじゃないかというくらい良かった。


「富士山に乾杯!」


数日前の雪がきれいに残っている





FOMOTOPPARA

焚き火の準備を始めるが、売店で買った広葉樹はなかなか火がつかない。ふもとっぱらの薪はだいたいそうだけど、基本湿っていることが多い。クルマだったらどこか他で薪を買って持ち込みたい。

だいぶ苦労して一つの薪を3つか4つに割る。そのくらいに細くしてしばらく火で炙るとやっと薪っぽくなる。

食事を済ませ焚き火もいい感じになり、ウィスキーと葉巻でのんびりくつろぐ。富士山のシルエットが綺麗だ。




一眼と三脚を出して、星空を撮る。最近買った3年落ちの中古だけど、10年使ったE-M1に比べると超高性能だし使いやすい。

肉眼で見えない星もくっきり




気温は5度。焚き火にあたってないと寒く、1時間程度で撮影を終えて寝る準備。明日の日の出は4時半頃なので、4時に起きてまた景色を楽しもう。


4時ちょっと前に目を覚ましテントの入口を開けると、雲一つない、期待以上のシルエットが。綺麗だ。




多分、明けの明星




カメラの露出を調整すると、ちょっと前の暗かった景色や、ちょっとあとの明るくなった頃の景色っぽくなるのが面白い。

以下はどれも4:30に撮った写真。
機材はOM-1, 12-100mm F4 Pro, 12mm, f4。

露出補正なし(1/5s)


Exp-1.7 (1/60s)


Exp +2.0 (1/5s)


5:16、稜線から日が昇り、富士山を斜めに照らす。