2026年10月28日水曜日

おさらい(続き)

 190Eを少し乗ってPBを約4秒更新し、次はS2000の番。190Eが1990年、S2000が2003年なので13年後の車。何がどう進化しているか、以前は感じられなかったなにかがわかるのかまあまあ楽しみ。

そして、もちろんAIと会話していたのでその会話内容をまとめてもらったこんな感じ。

時期 感想
10月5日:乗り換え直後 190Eより「とても乗りにくい」。リアや車の向きが「フワンフワン」して安定しない。特にKallenhard後、miss-hit-miss前の左→右の切り返しに気を使う。190Eなら安心して突っ込めたのに、という戸惑い。初回約3周でクリーン8:03台。
10月7日:速さと扱いやすさの違いを実感 7:58〜8:00が出るようになり、190Eより速い。ただし、安定感よりもテクニックで乗りこなす感覚が強く、AE86に近い。ニュル北では190Eの方が優秀に感じるのに、タイムはS2000が上。「S2000は乗用車寄り、190Eはレーシングカー寄りなのか」と考えていた。
10月14日:慣れて安定してきた 10月12・13日に、それぞれ4周連続クリーンで7:57前後。苦手だったKallenhardにも慣れた。リアは190Eより気を使うけれど、破綻するほどではないという評価に変わった。
※以降、NSXに乗り換えたんだけど、S2000についても触れていたらしい。
10月16日:NSXとの比較 NSXについて「S2000ほど気を使わない」と発言。S2000に慣れてからも、操作に注意が必要な車という印象は残っていた。
10月17日:楽しさを明言 S2000で感じたこととして、**「9000回転のいい音」「ロードタイヤで走る楽しさ」**を挙げていた。

確かに190Eのどっしりとした安定感はなく、ピッチングがやたら激しかったのをよく覚えている。乗用車とスポーツカーの中間くらいの車じゃないのかなと思った。

190Eは安心感を頼りに攻められる車。S2000は細かく気を配る必要があるけれど、それに慣れると速く走れて、9000回転の音とロードタイヤで操る楽しさを味わえる車、という評価だったと思う。

とAIがまとめてくれた。 全く異論ない。

以前のPBを4秒近く更新して7:56.80(ロードタイヤ)が出たところで卒業。





次は宿題の964ターボへ、と思ったんだけど、NSXに興味が湧いた。

以前少し走らせたことがあったんだけど、音もつまらないとその時は思ったし、すぐにスピンして扱いにくいし、全く魅力を感じなかった。

が、丁寧に走るととても素直だし、もちろんVTECなので音も悪くない。そして走らせれば走らせるほどその楽しさがわかってきた。やっぱりAIに私の感想をまとめてもらうと以下の通り。

時期 感想
10/16:初期の印象 「思ったよりも曲がる」。S2000の感覚で操作すると縁石へ寄ってしまうほど。「ピッチが少なく動作がキビキビ」「S2000ほど気を使わなくてよい」と、反応のよさと扱いやすさを評価していた。
同日:速さ・音・見た目 「速いは楽しい」「音もいい」「かっこいい」。音については、VTECに入った後の音ではないか、と話していた。約7周走って3〜4周クリーン、最初の8:04からベスト7:50へ。
10/19:走り方が分かってきた **「NSX楽しい」**と明言。7:47〜48へ短縮し、改善点として4速/5速の使い分けと細かなライン取りを挙げていた。上りでは5速に入れるより、4速で約213〜214km/hを維持する方が速い、という発見も。
10/26:楽しさの中身への関心 ガンさんのスポーツカー観として記憶していた、**「意図したとおりに動く・動きが予測できる・楽しい」**という話を持ち出していた。これはNSXの直接の感想というより、乗って感じたことを考えるうえで関心を向けていた評価軸だね。
10/27:人に伝えたい評価が明確に 動画説明文に、**「限界付近の高いコントロール性」「ニュルでの楽しさ」**を入れたいと依頼。さらに、30年以上前の車で、280馬力規制下でも高馬力の他車を凌ぐ速さ、ガンさんの開発への関与にも触れたいと話していた。

最初は魅力を感じられなかったけど、いろんな車をおさらいして、クルマへの理解が深まった今改めて乗ってみると、NSXの楽しさ、素晴らしがよーくわかった。この車を30年以上前に作ったホンダに敬意を払うし、そんなホンダが存在してた日本はすごいと思う。

AIのまとめは以下。

S2000では、まずリアの落ち着かなさに戸惑って、慣れてから楽しさが見えてきた。一方、NSXは乗り始めから曲がりやすさと扱いやすさを感じ、走り込むほど速さとコントロールする楽しさを評価していた、という違いがあるね。

僕の言葉でまとめ直すなら、**「反応がよくて速いのに、S2000ほど神経を使わない。限界に近づけても操る楽しさがあり、古さや馬力の数字以上の実力を感じる車」**という感想だったと思う。

はい、そのとおりです。

パーソナルベストは7:43.971。もちろんロードタイヤ。



そして、次こそ宿題の964ターボ。と思っていたんだけど、このコントロール性のすばらしさを味わってしまった今、その対極(?)にありそうな964にはいかずに、NSXの「優等生」的な部分を30年という年月が正常進化させたと私が勝手に思い込んでいる992 GT3 RSに行こうと考えている。

パドルシフトだし、多分HyperCar Tireで走るから今までの教義?に反するんだけど、それはそれ。まぁまぁ楽しみ。

2026年10月4日日曜日

AE86と190E

 86と比べるとものすごく安定しているE30と比べてもさらにものすごく安定している190E。運転していてはっきりわかるし、コーナー手前はものすごく奥まで突っ込んでブレーキできる。

それなのに、86のPBが7:57.453、190Eが8:02.598。約5秒の差がある。最高速が違うし、加速も違うんだろうな、とは思っていたのでMoTecでとったログデータを比較。予想通り、ニュルの裏ストレート(?)、Bergwerk(ベルクヴェルク)からMutkurve(勇気のCurve)までの速度が大きく効いていた。こんな感じ。


ここを含めた中盤の加速・上り区間で約3.9秒。

一方で190Eの制動の良さもちゃんとでている。

最速周での実測指標 AE86 190E
160km/h以上・ブレーキ90%以上の平均減速G 1.11G 1.18G
ブレーキ20%以上の合計時間 50.4秒 43.6秒
横Gの絶対値・99パーセンタイル 1.56G 1.58G

190Eのほうが、強く短く減速できている。

面白そうなので、両車の摩擦円も作ってみた。

左の86は加速側が厚く、右の190Eは減速側が深い。ここにも特徴が出ている。

ただ走るだけじゃなく、こんな遊びもできて時間が無限に溶けていく。。。

2026年10月3日土曜日

おさらい

 Assetto Corsa Evoの車はロードカーが好きなんだけど、気に入った車はだいたい乗ったので、今度は今まで乗った車でもう一度走り込んでみようと思った。車ごとにどーゆー違いがあるのか、そんなことを体感できると運転もうまくなるんじゃないか、そんなふうに思った。


まずはAE86改から。ノーマルの86に対して、エンジンがTuned、サスがTunedとなっている。とはいえ、「11,000回転まできっちり回せ」の5バルブエンジンじゃないのでライトチューンってところか。音がいいので楽しいしそこそこ速い。

でも車重が軽いせいか限界付近がちょっとナーバス。多分Eschbachという名のコーナーなんだけど、下り坂になっていて、トレールブレーキしながら曲がろうとして、リアが流れてよくスピンしていた。

それでもしばらく走り込むと、フロントに荷重をかけて曲がるきっかけを作って、車のヨーが発生したらリア荷重にしてスピンを防ぎつつ加速していくってのがよくわかった。「86は学ばせてくれる車だ」って言われるみたいだけど、そのとおりだと思った。

8分を切るプライベートベスト(PB)が出てだいぶ喜んでいたけど、その後なかなか更新できない。8分未満のタイムは安定して出せるんだけどPBが更新できない。これ以上続けると、「AE86の学習じゃなくてAE86ニュル北タイムアタック選手権」になるので(←これはAIのアドバイス)終了。

Nordschleife – Touristenfahrten (BTG)のプライベートベスト(PB)は7:57.453
もちろんロードタイヤ。




次にBMW M3  E30 Sport Evo (Evolution III)。86よりもパワーがあってシャシーもしっかりしているはずだから、どのくらいのタイムが出るのか楽しみだった。いや、本当はタイムじゃなくて車ごとの挙動を学ぶのが目的なんだけど。

最初に走ったときの感想だけど、AIの相棒にこんなことを言っていた。

E30 で走ったけど、86よりパワーが出てねーな。最高速が低い。三周走って全部クリーン、PBが8:13。ABSがあるから楽だけど、そんなに面白みがあるわけじゃないなぁ。

86よりも遅いし、次の車に行こうと思ったけど、その前にもう少しだけ走ってみる。結果、E30 M3の良さがよーくわかった。

86よりも懐が深いっていうのかな。限界近くでの挙動が安定してるわ。で、タイムも8分09まで上がった

てなことを言っていた(AIの相棒に)。86のようにリアに荷重をかけながらアクセルを入れるとスピンするけど、そもそもそんなことをする必要がない安定感があった。

ゆっくり走ったんじゃわからいんですねぇ。少し攻めてみたときに出てくる違いってあるんですねぇ。

E30について「懐が深い」 くらいの表現しかできなかったんだけど、「それってなんなの?具体的に言語化してくれ。それから、その懐の深さが何によってもたらされるのかについて、メカの観点から教えてくれ。」ってAIに頼んだ。

そうしたら、ものすごく長くてわかりやすい説明をしてくれたんだけど、端的に言うと、

懐の深さ:限界付近の“使える領域”が広い

その理由:

  • ホイールベースの長さ 

  •  リアサス(86がリジットアクスル、E30がセミトレ)

  • シャーシ

  • デフ(E30はLSDがうまい具合の設定)

  •  エンジン特性(アクセル操作に対するトルクの増え方が比較的素直)

だそうだ。 こうもまとめてくれた。

AE86は限界を教えてくれる車。
E30は限界の中で遊ばせてくれる車。

ただ、「その理由」部分の「シャーシ」についてはよくわからなかったので、そこを詳しく聞いたら、これまたものすごい量の、でもわかりやすい説明をしてくれた。長すぎるのでまとめてもらったらこんな表現になった。

E30 M3のシャシーの良さは、ステア入力に対して車が素早く正確に反応する俊敏性と、限界付近でも挙動が急変しにくく修正が効く懐の深さを両立していること。

その背景には、キャスター増加、硬めのブッシュ、スタビの効率化、軽量な足回り、専用スプリング/ダンパーなどで、タイヤの向きと荷重変化を狙い通りに管理していることがある。

AI便利だね。 AIの助けも借りて、ACEで体感したものを言語化し理解が深められたと思う。Simを始めて半年だけど、車を早く走らせることについてだいぶわかった気がする。気がするだけかもしれないけど。

ちなみにPBは8:09.438(ロードタイヤ)。86より10秒以上遅い。以前のPBを7秒以上更新しているので、たぶん、86が速すぎ。




E30でさらに得るものがあるとしたら遥か遠くにありそうな気がしたので、3日で切り上げて190Eへ。E30で86のタイムを上回れなかったので、190Eでは更新できるだろう、と楽しみにしていた。いや、タイム更新じゃなくて車の理解が目的なんですけどね。

これもすごかった。86→E30くらいの違いが、E30→190Eにはあった。AIがうまいことまとめてくれたのをそのまま引用する。

AE86→E30では、限界付近でもまだ修正が効く・待てるって方向に一気に楽になった。

E30→190Eではさらに、そもそも姿勢が乱れにくい・入力に対する反応が穏やかで予測しやすいって方向の差が出てるんじゃないかな。

190EはE30ほど「スッ」と向きを変える軽快さはない代わりに、ブレーキ→ターンイン→旋回→アクセルオンの各フェーズがつながりやすい。だからドライバー側が「今どの操作をしてるか」を見失いにくい。

感覚的には、

AE86:自分で車を作る必要がある

E30:限界の中で車と相談できる

190E:車の方がかなり整えて待っててくれる

みたいな違いに近いと思う。

それで面白いのが、扱いやすいからといって退屈とは限らないところ。190Eはたぶん、最初の数周は「楽だな」で終わるんだけど、そこから攻めていくと、どこまで荷重を残しても破綻しないか、どこからアンダーが出るか、アクセルでどれだけ向きを変えられるかが見えてきて、別の意味で奥が深くなるはず。

E30が「懐の深さ」なら、190Eは**「姿勢の安定と予測可能性」**って言葉が合いそう。

190Eはまだ奥が深いらしいのでもう少し走り込んでみようと思う。現在のPBは8:06.267(ロードタイヤ)





2026年9月20日日曜日

Assetto Corsa Evo Cars

 ACEで乗ってきた車について少し振り返ってみたくなった。こーゆーのもあとから読み返すといい思い出になりそうなので書き留めておこうと思う。



まずはAE86から。

最初に走り込んだ車だったと思う。もっと速い車とかGTカーとかF1もあったけど、これを走らせた。たしか、Geminiに「車の挙動を学ぶには何に乗るのが良い?」みたいな質問をしていくつかあった候補の中から乗っていて楽しかったのがこれだったと思う。

ヒール&トゥを覚えたのも、ゲームの中のこの車だった気がする。荷重移動とか摩擦円とかは知らなかったと思う。

ニュル北を周回するのが楽しくてそこばっかりずっと走っていた。非力だけど軽くて素直で楽しいし、Geminiが言う通り挙動を学ぶには良い車だったと思う。ライトチューンすると音もすごく良くなるし、今でもたまに乗る。確か1500キロくらい乗ったところで次の車を探し始めてE30に乗り換えた。今日時点の走行距離は2126.6Km。

Roadタイヤでのニュル北PB(プライベートベストタイム)は9:06.219。



AE86にだいぶ慣れてきたのでもう少しパワーがあって速い車に乗りたくなった。そこでやっぱりAIに相談し、いくつかあったおすすめの中から比較的乗りやすかったと思うM3 E30を選んだ。


86の延長上にあるような気はしたけど、馬力も上がってスピードも出る分ちょっと難しくなった。たしか最初のうちはスピンばっかりしていたような。やたらリヤが不安定だったのを覚えている。86と同じくらいの距離を乗った頃にもう少し早い車を探し始めた。

今日時点の走行距離は1959.2Km、RoadタイヤでのPBは8:43.500。



E30ときたらライバルの190E EvoⅡにも乗りたい、とは思わなかったと思うけど、次に選んだのはこの車だった。


どっしりと落ち着いているし、スピードも速いし音も良い。そして何よりリヤが暴れない。サスペンションに興味を持って、E30のリヤサスがセミトレーリングアームで、190Eがマルチリンクだと知ったがこの時だった。セミトレとかマルチリンクってなんのこっちゃ?って話だったんだけど、マルチリンクはこの車のようにリヤが暴れないんだなってのは実感した。

バブルの頃によく見た小ベンツベースなんだと思うけど、小ベンツはものすごくカッコ悪いと思っていたけどエアロパーツがついていかにもワルそうな見た目になるとかっこよく見えるは速さのせいか。

かっこいいし音はいいし乗りやすい。将来的にリアルに所有して乗ってみるのも楽しそうだなって思って値段を調べたらとんでもない値段で驚いた。

E30よりもこっちのほうが好みに合っている。

1378.9Km、8:39.732(Roadタイヤ)。



気に入った割にはそれほど距離を乗らなかった190Eの次はS2000。やっぱりAIに相談して、後輪駆動で190Eよりも速くて、学べる車、みたいな条件で選んだ。

そういえば、S2000に行く前に一瞬だけポルシェ911 (964) Turboに乗ってたんだけど、クセが強すぎてまだ早いと思ったのでS2000にした。

乗り始めてすぐのときは、ポルシェのクセが残っていて早すぎるブレーキとゼロトレーリングブレーキでクソ遅かった。しばらく経ってポルシェのクセが抜けてからも、スピンばっかり。86や190Eのような、ドライバーの下手さをカバーしてくれるダルさがないんだと思う。

あまりにスピンばかりだったので、RoadタイヤからSuperCarタイヤに変えてみた。ちなみにACEでのRoadタイヤはMichelin Pilot Sport 4Sくらいらしい。全くわからん。わからんから値段で教えてってAIに頼んだら一本4万円、4本で16万円くらい。高い! SuperCarタイヤはPilot Sport Cup 2相当で、1本5万くらい。リアルにサーキット走ろうとしたら大変ですな。

SuperCarタイヤに変えたのがちょうど車に慣れてきたタイミングだったのか、タイヤの性能が上がったのか、その両方なのかよくわからないけど、ほとんどスピンしないし、ものすごく楽しくなった。5000キロくらい走らせたあたりから、だいぶ速く走らせる自信がついたし、自分の入力に対する車のレスポンスがそこそこ予想できるようになった。車を手足のように操るって感覚もなんとなく実感できた。最高に楽しかった。

他のS2000乗りとニュル北を走っても負けないだろうと思っていたので、どこかのサーバーに入って競争したりしたけど、自分よりも15秒以上も速く走らせるやつがいて思い知らされた。

走行距離5836.9Km、8:15.273(SCタイヤ)、8:26.5(Roadタイヤ)。



次は宿題にしていた964ターボ。Power Package で+25PSの385PS、520Nmだ。

今まで乗ってきた車の中で、一番クセが強くて、一番難しくて、一番楽しいクルマ。そもそもRRなのでクセ強なんだけど、ドッカンターボなのでなおさらクセが強い。このモデルの1つ前の930ターボはwidowメーカーと呼ばれているけど、そのDNAはバッチリ残っていると思う。気を抜けない。

今日時点で7191.1Km+α走ったことになっているけど、途中、全く走れずタイムも落ちてばかりのスランプを通り越し、6500Kmくらいでやっとまともに走れるようになった。
ブレーキもトラクションも強力なんだけど予測が難しい。気を抜けない。なんかのレビューでは一定のRespectを持って接するべきだとか書かれてた。気取った表現すぎるだろと思ったけど言いたいことはよーく分かる。舐めてかかるときっちり仕返しされる。

でも今一番好きなクルマ。まず音がいい。抜けが良い乾いた音の中に、ギヤが噛み合うような重厚な低音が混じっていて昔の星型エンジンの戦闘機みたいな音がする。たまらん。そしてかっこいい。リアフェンダーの曲線的な造形は必然性から生まれた機能美なんだろうけどずっと見ていられる美しさ。全体的なデザインも歴代ポルシェの中で一番好きな形。

そしてそして乗りこなしたときの気持ちよさ。

タイヤはRoad、SuperCarに加えてHyperCarというセミスリックも選べる。ちなみにHyperCarタイヤは、Michelin Pilot Sport Cup 2 R 相当で、1本10万円くらい。すべてのタイヤで走ってみたけど、一番グリップのないRoadタイヤが一番面白い。ちょっと滑らせながら走らせ、滑ったあとを予測して、その予測がピタッと当たって破綻しなかったときの快感が楽しい。

PBは7:57.900(Roadタイヤ)。



最後におまけ。992 GT3 RS。964ターボでやられっぱなし(スピンしっぱなし)になったりするときに気分転換に乗る。

このクルマは超優秀。安定感が抜群で、ラフなニュル北を攻めても破綻しにくい。そして、速い。

964ターボではある種ジョークのダウンフォースだけど、GT3 RSでは、時速200kmで約409Kg、285Km/hで約860Kgもある。964ターボでは180Km/hくらいで4輪を滑らせながら抜けるニュル北のKlostertalを5速全開、ノーブレーキで200Km/hオーバーで曲がりきれる。

ニュル北のラップタイムランクでは、これより速いロードカーは億円クラスのMercedes Oneとかそーゆーレベル(最近Ford GTDが抜いたらしいけど)。ACEの中でももっと馬力のあるFerrariなんかに乗っても、自分のレベルだとこのクルマほど速くは走らせられない。安定感が段違い。

そして、9000回転まで回るNAのフラット6の音も気持ちいい。

パドルシフトなのでクラッチありのHパターンほど気を使わずに乗れる。そんなわけで気分転換によく乗るけど、本当に優秀なクルマだと思う。ただやっぱり優秀すぎるがゆえの物足りなさは避けられない。



さてそんなわけで台風が接近中の2026年シルバーウィーク5連休。バイクに乗らず、いつも通りACEを楽しんでいます。

2026年8月23日日曜日

レーシングシミュレータの話

 4月頃から本格的に始めて4カ月以上経ったけどますますハマっている。

一月ほど前にAsseto Corsa EVO(ACE)のゲーム内走行距離を見たらだいたい13,000キロくらいだった。月に4,000キロ以上走ってる。リアルなバイクだったら絶対無理。そして、今日時点でのプレイ時間が334.5時間。4/18にACEを購入したので、昨日までの127日間で割ると2.63時間。つまり、毎日約2時間40分、一日も欠かさずプレーしたのと同じだけの時間を割いたことになる。やりすぎ。

というわけで、ドハマリしたレーシングシミュレータ、消えていく記憶の中にだけ残しておくのはもったいないので、思い出に残るいくつかをここに書き留めておきたいと思う。というのも、最近はテレメトリーデータを取って、オンボード映像と一緒にAIに解析してもらったりするんだけど、それがすごすぎたというのがきっかけ。

昨日は、ポルシェ964ターボ3.6でニュル北を走ったデータをもとに「このラップタイムのときの摩擦円を作って」とChatGPTに頼んだら


こんなのを作ってくれた。すごい。んで、

次にやるなら、この8:00.081について**Brake / Coast / Throttle-onそれぞれの摩擦円を別々に詳しく読んで、「まだ余っている象限」と「使い切っている象限」**を解析するとかなり面白い

と言ってきた。もちろん「いいね。それやってくれ」って返事した結果が以下。楽しすぎる。

2026年5月31日日曜日

【番外編】「ちょっと遊ぶ」のはずだった


 数年前に少し遊んだレーシングシミュレータでちょっと遊んでみたことをきっかけに、その2カ月後、部屋には27インチモニタが3枚並び、RTX5080搭載PCで首都高Modを走っていました。

そこにたどり着くまでの、なかなかに辛くあまりにも濃い時間について、せっかくなので記録として残しておきます。


1. 足首をやった

すべては、予期せぬ足首の靭帯損傷から始まった。足首がギブスで固定され、外に出ることもままならない。そんな悶々とした日々の中で、「レーシングシミュレーター(レーシム)があったな」とちょっと遊び始めたのが運命の分かれ道だった。

最初は手元にあったゲームパッドで遊んでいた。ただ、パッドで車を操作するのには限界があった。AIのGeminiを頼りにゲームのセッティングを煮詰めるが、ハンドルやアクセルの微妙な入力で車を操るのは無理だったし、やってみたかったドリフトもできなかった。

バイクに乗れない、運動もできない、レーシムも思い通りにできない、そんなやり場のないストレスがだいぶ溜まっていた頃のある夜、Amazonのタイムセールでハンドルコントローラー(ハンコン)とペダルのセットが安くなっているのを発見。ここから深い深いレーシムの深淵へ身を投じていった。

2. DD一択らしい

安くなっているとはいっても数万円。深夜テンションで買える金額ではない。しかも足がまだ完治してないためペダル操作ができるのは当分先。とりあえず一晩寝てみることにした。

そしてGeminiに相談開始。ハンコンの駆動方式、ペダルの種類、メーカー、価格帯、フォースフィードバックの強さなど、様々な知識をつけた。

AmazonでうっかりポチりそうになったハンコンはLogicoolのG29。上位モデルのG923もセール価格になっていた。ただしどちらもギア駆動。Geminiは「これから始めるならダイレクトドライブ(DD)一択です」と言う。・・・お前、軽く言うなよ。ギア駆動のハンコンより数万円高いじゃないか。悩ましい。でも欲しい。でも高い。

そんな中、DELEというレーシムギアを扱っているショップの決算セールが。背中を押された。というか突き落とされた。Moza R5というDDのエントリークラスハンドル、ペダルセットを購入。

3. 机の問題

届いたハンコンをとりあえず机に設置してみる。取り付け用のクランプが膝にあたり、アクセルやブレーキ操作ができない。そして、仕事に兼用する机なので、これから導入予定のシフターとハンドブレーキも含めて3つのデバイスを付けたり外したりするのも楽じゃない。

ガレージから折りたたみの工作台を持ってきてそれに設置してみる。出したり片付けたりは楽そうだが、小さすぎるしやっぱり無理がある。ハンコンステーかコックピットが必須と実感。

Geminiに相談し、通販サイトを巡回し、レビュー動画を見まくり、気づけば毎晩Sim Rig調査に没頭。最終的には

  1. Next Level RacingのWheel Stand Light 2.0
  2. Playseat Challenge
の2つに絞り込む。

1.の方がコンパクトで安価だったが、椅子が別体なのでブレそうだ。デスクチェアを使ったら回転するのも防げない。体重をかけて安定させられそうな2.に決定。シフターステーはないが目星はついている。

4. 機材選びからの解放

シフターとハンドブレーキも導入しよう。シフターはHパターン・シーケンシャル兼用が理想。が、それなりに名の通ったメーカーのものはそれなりに高い。安い中華製を少し改造して使うことを考えたが、納期が遅いこと、音がうるさそうなこともあり悩ましい。

シフター選びでもGeminiに相談するけどほとんど当てにならなかった。Amazonで見つけたタートルビーチというメーカーを調べてみると、音も静かだし値段もリーズナブル。それに決定。ハンドブレーキはMozaのHBPに。音が静かだと思ったのと、PCへの配線を一本減らせるのと、何よりもうあれこれ比較するのが疲れた。

Youtubeや通販サイトを見て検討しまくる日々でだいぶ消耗していたが、機材を決定した今、悩ましい日々からやっと解放される・・・そう思っていた。

5. 試作1号の失敗

目星をつけていたシフターステーは割れるとの口コミ多数。いつものGeminiに相談すると、イギリスの LowDown Shifterというメーカーをおすすめしてくる。しかし、注文の難易度も高いし、納期が1か月近い。じゃぁ自作だ。

これがめんどくさかった。重たいシフターとハンドブレーキを手に持って何度も何度も取り付け位置の確認をした。操作する時の位置と、Playseat Challengeを折りたたんで収納する時の位置の両方の考慮が必要だった。

めんどくさすぎて「とりあえずパドルシフトでいいか・・・?」と何度か思った。けれども、絶対に満足できないことが分かりきっていたので、はやる気持ちを抑えてとにかく環境構築に頭を使い、満足できるものを目指した。

そして完成した試作1号。大失敗だった。利用時は全く問題ないものの、シートを折りたたむとものすごく邪魔。折りたたみ時の位置がちゃんと考慮できてなかった。

試作2号はばっちり。これで環境が整った。足もだいぶ回復しペダル操作に支障はない。やっと全ての悩みから解放され、走りまくれる・・・そう思っていた。

6. 全然走れない

Automobilista1(AMS1)というゲームでラリーを走ってみる。ところが操作がものすごく難しくてまともに走れない。

しかもハンドルがオシレーション(車が止まっていても右に左に行ったり来たり)するし、路面から拾う振動も不快。全然楽しくない。ゲームパッドのほうが楽しく遊べた。今までの苦労はなんだったのか。

Geminiを相手にセッティングを煮詰める。テキトーなことを言うGeminiにだいぶ翻弄されながらもいい感じのセッティングを出すと全く別のゲームのように楽しくプレーできるようになる。今度こそ遊べる環境が整った・・・そう思っていた。今度ばかりはその通りになった。

7. トリプルモニタの誘惑

環境構築プロセスから解放され、シングルモニタで楽しく遊んでいた。

ふとゲームパッド時代にトリプルモニタを試したことを思い出す。当時は「没入感はすごいけど遅くなる」で終っていた。試しにダブルモニターにしてみたらものすごく楽しい。

画面センターにモニター枠が来るけど、F1のHaloと同じと思えばまぁ良いかと思える。もしかして3画面も楽しいのではないか? もう一度3画面にしてみる。あれ? 結構楽しい。いや、すごく楽しい。そして没入感がものすごい。

FPSは20~30しか出ていないのにすごく楽しい。いつまでも走っていられる。沼落ちした。

8. 新PCの誘惑

環境構築できたらやってみようと思っていたドリフトにもチャレンジ。ドリフトといえばアセットコルサ(AC)。

しかし、ACはシングルモニタでバニラ(Modを入れてない状態)でも重い。

Geminiに相談しながら描画設定を下げるが、映像と音が劣化するだけでFPSは全然伸びない。Geminiいいかげんにしてほしい。

ACを諦めてAMS1でドリフト用Modを探しまくる。懲りずにGeminiに相談するが、AMS1用として教えてくれるものは大体AC用だった。いいかげんにしてほしい。本当に。Mt. AkagiもDrift Play LandもSkidPadも全部AC用のModだ。

しょうがないのでAMS1でドリフトの練習をするが一向にできるようにならない。

FPSがせめて60出ていればもっと効率的に練習できるかもしれない。いやもしかするとACならドリフトできるのではないか。しかもACなら、景色が素晴らしいLAキャニオンやPCH、なんなら超リアルな首都高も走れる。PCのスペックさえ高ければなぁ・・・。

この頃から本気でPCを新しくすることを考え始める。

9. また深夜だった

やっぱりAmazonで、ミニPCが安くなっているのを発見。深夜に。確かRyzen 7 7735HS (680M)を積んでいた。GPU性能はどうなのか。

今使っているPCの内蔵GPUはTimeSpyスコアが約500。ACをプレーする際の推奨スコアは3,600程度。見つけたミニPCのスコアは約2,500。FHD環境ならかろうじてAC+Modが動くらしい。メモリ価格が高騰している今、ものすごく高くなったゲーミングPCに比べるととてもリーズナブルだ。

でも深夜。また深夜。まずは寝よう。一晩寝かせてみよう。

明けて翌日。

見つけたミニPCは安いけど、絶対金額としては決して安くない。これを買ったとしても、最低限、もしくはそれすら下回るスペックでこの先何年も満足できるわけがない。中途半端を通り越してただの無駄遣い、という結論に。

もし買うとしても、自分のニーズにあっていて、今後数年は遊べる、納得行くものにしよう。散々調査をしたのでスペックと相場感は大体わかっている。そしてPC価格上昇のトレンドはしばらく収まる様子はない。買うなら早いほうが良い。よし買おう。買うしか無い。

秋葉原へ下見に。サイズ感やファンの音など実機でないとわからないものを見てみる。ミドルタワーと言われるゲーミングPCでも、サイズもファンノイズも問題なさそうだった。特に水冷PCのファンの静かさにはびっくり。ゲームベンチを動かしても全くうるさくならない。

10. そしてRTX5080へ

最初に考えていた構成はRyzen 7 9800X3D + RTX5070Ti。

とはいえ、PCスペックは遊びたい環境によって決まる。この場合は、ディスプレイ環境。モニタの数と解像度だ。

モニタは仕事とレーシムで兼用するので、横長モニタ1枚なら何かと楽。ただし、世の中には縦横比が32:9のDQHDまでしかなさそう。しかも20万円くらいする。現実的には3~4万円で買える21:9のUWQHDモニタか。しかし、どちらにしても縦横比が52:9となるモニタ3枚の没入感は期待できそうにない。

もう一度手元の環境でFHD2枚と3枚を再現。やっぱりトリプルモニタしかない。

モニタ枚数が決まったら次は解像度。4K(3840*2160)を3枚動かす構成にかけられる予算は無いので、WQHD(2560*1440)に。だとすると、GPUは最低でもRTX5070Ti。理想はRTX5080。当時の値差は7万程度。

PC自体が高い買い物だし長く使いたい。5070TiでWQHD3枚はややきついか。これから長く使うことを考えるとやはり5080となる。

大手のPC通販サイトは大体見たけど、フロンティアのセール品が最もコスパが高い。しかもセールと言いつつ、毎週やっている。ただし、チップセットが1世代前とか、メモリがシングルチャネルとか、ちょっと残念な点がある。その点を考慮しても他社よりだいぶ安いんだけど。

でもその週は奇跡的に文句無いスペックのPCが登場していた。

  • Ryzen 7 9850X3D

  • 16GBx2 DDR5デュアルチャネルメモリ

  • 2TB SSD

  • MSI製B850マザー

  • MSI製RTX5080

  • 1000W 80PLUS PLATINUM電源

しかもありえないコスパ。ポチらない唯一の理由は自分が必要なスペックとマッチしているか決まってないことだけだった。

スペックが決まった今、理想のPCがバーゲンプライスで限定セールされている。でも夜だった。やっぱり夜だった。

ただ、これは買うべき夜だった。一晩寝かせても答えは変わらないことは分かりきっていたので即ポチした。翌朝には売り切れていた。

11. 朝5時の紙工作

さて、モニタの枚数と解像度を決め、PCも購入した。残るはモニタのサイズ。大きければ大きいほどシムの没入感は高まるが、設置場所の制約から23インチが現実的だろう。もしかしたらその次に大きい27インチが使えるかもしれないが、これは実寸の模型を作るなどしないとわからない。

この頃は毎朝5時に目が覚めていた。疲れているのに勝手に起きる。もう完全に脳がレーシム環境構築モードに入っていた。

その日も朝早く目が覚めた。早めの朝食を済ませると、仕事を始めるまでに2時間ほど空く。23、27、32インチ画面サイズの実物大の紙をそれぞれ3枚ずつ、合計9枚作った。それらを手持ちの22インチモニタに貼り付け、擬似的に各大きさのトリプルモニタ環境を作ってみた。

32は予想通り無理だったが、27でも問題ないことがわかった。これは大きな収穫だ。

12. DIYの日

モニタを27インチに決め、Amazonでほぼ最安のゲーミングモニタを3枚買う。もう悩みたくない。体に悪い。

4.3畳の部屋に、ミドルタワーPCを置いて、Playseat Challengeの収納場所を確保し、27インチモニタ3枚を、仕事時とレーシム時に使い分けできるようにしたい。毎朝5時に目が覚めて構想を練っていたのでプランはほぼできている。丸1日かけてDIYを行い、なかなか満足行くものになった。

13. Gemini、もういい

新しいPCが届き、モニタも3枚揃い、いつでもプレーできる環境が整った。でもここで中途半端に遊び始めたくない。やりたいことや、やるべきことが残ったままスタートすると、本来楽しめることの半分くらいしか実感できないのはバイクメンテナンスで身に沁みている。

このときやりたかったことは、アセットコルサでめちゃくちゃ綺麗と評判の首都高Mod(Shutoko Revival Project:SRP)と、そこを走る一般車のModを入れることだ。もちろん、前提となるPureとCSPも入れたい。

ここでもGeminiを活用するが、不正確な情報に振り回される。リンク切れ、誤った設定、クラッシュ。本当にもういい。おそらく動画や設定解説ページなどを見たらもっと簡単だったはず。不正確な情報に翻弄され、二度とやりたくない作業の一つになった。

丸々1日以上かけて導入完了。マジで綺麗。雨の夜なんかヤバい。家から15分もバイクを走らせればリアルな首都高に乗れるんだけど、それとは別の感動がある。東京タワーもレインボーブリッジもゲームの画面で見る綺麗さがある。黒木がR33をエンジンブローさせたトンネルを964ターボで走り抜ける楽しさもある。

もちろんLA CanyonとPCHのTrack Modも導入。LA Canyonは昔住んでいた近所のMt. Baldyに登っていく峠道にそっくりで懐かしかった。というか、最初はその道そのものだと勘違いしていて軽く感動した。

どうやら今度こそ、一切の悩み無くレーシムを楽しめる環境が整ったようだ。


結局ドハマリした

足首の怪我から始まり、レーシム環境の構築という結末にたどり着いたこのプロセス、自分で自分のために始めたものだから、いつどこでやめても良かったものです。ただ、それができず、明け方に勝手に目が覚めるほどに取りつかれ、相当な労力を費やし、2カ月の時間をかけて十分納得の行くものができました。

あまりに密度が濃い時間だったので、環境構築が終わった途端、本来の目的だったシミュレータをプレイせず、ただただシム環境ができたことに満足して終わるのではないか、という懸念もちょっとありました。

しかし、ちょうどその頃にリリースされたAC Evo 0.6版をプレーし始め、見事にドハマリし、毎日のように走っています。中でも非力なFRでニュルを走るのがとても楽しく、11,000回転まできっちり回しています。GW中はあまりにもやりすぎたせいか、車酔いになりました。それでもレーシムへの興味は尽きず、今日もちょっとずつ縮んでいくタイムをAIたちと一緒に追いかけています。