2025年9月14日日曜日

路上メンテができる季節になりました

 夏のメンテを終わらせ、少し気温が下がって34℃位になった9月。久しぶりにバイクに火を入れる。久しぶりに少し走りたい。

エンジンのかかりは悪かったけどちゃんと始動し、家から坂を下って少し大きな通りに出る。5分も走るとストンとエンスト。燃料コックをオフにしたまま走り出してしまったときのような止まり方だった。

少し路地を入ったところの日陰までバイクを押し、考える。

これはアレだ、2ヶ月ほったらかしにしておいたので、キャブのフロート室のガソリンがすべて蒸発したときのカスがジェットに詰まったんだろう。絶対そうだ。だから家を出るときもかかりが悪かったんだ。

こんなところでいじらないで家のガレージまで帰りたいんだけど、そもそもエンジンがかからないのでどうにもならない。またJAFのお世話になることも考えたけど、まずこの場所でできることをやってみよう。キャブの清掃だ。

キャブを取り外して、フロート室を外し、ジェットを外して目視・清掃、ついでに加速ポンプもバラしてきれいにする。こうやって書くとなんてことはないけど、バイクの右と左からアスセスしなければならないものすごく面倒くさい作業。そして、パーツクリーナーもないから果たして本当にきれいになるのかわからないけど、これでエンジンがかかればラッキー、家までの坂を登って家のガレージで本格的に整備だ。

気温30℃位あるけど日陰ならなんとかなる

ジェットは見た目問題ないけど、一応フーっとやっておく。フロート室もカスが残ってはなさそうだけど少しガソリンで洗って、組付け。加速ポンプのゴムをうまくはめるのに苦労したけど多分大丈夫。一通り面倒くさい作業を行って、エンジン始動。全くかからないし、かかる気配がない。そしてガソリン臭い。

よくよく見てみると、タンクとキャブをつなぐガソリンホースからガスが滴っていた。加速ポンプのゴムがしっかりハマってなくてその部分からダダ漏れだった。

バラして、直して、組み付けるってゆー面倒くさい作業をもう一周こなして再度チャレンジ。今度はガソリンの漏れはない。けれどもやっぱりかからない。こんなにセルを使っているけど、相変わらず元気にセルが回る。以前の5年落ちのバッテリーならもう5回くらい上がっていたと思うけど、去年の冬に新しくしたバッテリーは涼しい感じで変わらずにセルを回している。すごい。

一応プラグを変えてみるけど効果がない。弱々しく見えるけどプラグの前後共に火は飛んでいる。去年の荒船キャンプフィールドもこんな感じだったなー、と嫌な記憶が蘇ってくる。

あのときはコイルだったので、もしかしてコイルが死んだのかと思い、とりあえず抵抗値を測ってみる。2~3Ω。あれ、ポイントのコイルって5Ωじゃなかったっけ? もう一度測ると2Ωあたりを変動している。これはアレか?配線がつながっているからか? じゃあ配線を外してみようかってことで、見えなくなっている下の端子を触ると緩んでいる。

緩んでいる。これかっ? これのせいか!? 

緩んでいたナットを締める。


もう一度セルを回すと、何ごともなかったようにエンジンがかかる。

そうか、ここのナットかぁ。これは盲点だったなぁ。

またひとつ、ショベルのトラブルシュートのページに項目が追加されましたとさ。


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