2021年10月31日日曜日

腰下のOH

 友人の車で送ってもらって近所のカスタムショップへ腰下を持ち込み。


話し好きのオーナーと2時間位話し込む。Fのコンロッドに横方向のガタがあるのは知っていたが、両方のコンロッドにスラスト方向のガタが出ていることを教えてもらう。なるほど~。

コンロッドのスモールエンドもほとんどクリアランスはないと思っていが、そんなことはなく、新しいピストンピンに合わせてブッシングを入れ替えるとのこと。取れないブリーザーギアは無理に取らずにこのままのほうが良いとも。

そんな話を聞きながらそもそものOHの原因となったFからの異音を録画した動画を見てもらう。

「これは、タペットだよ」と。あ、たしかに。音もそうだし、開けてみて異常が見つからなかったこととも合致するし、回転を上げると異音が収まることも説明がつく。タペットは全くノーマークだった。もしかして開けなくても良かったのか?とも思ったが、このめんどくさい行為を否定したくないので、開けたことを正当化できる理由を10個くらい探した笑。

そして、ショップのオーナーと話していて気になったクリアランスの話、おそらく腰下以外でもいろいろなところのクリアランスがだめなんだろうな。ほんの数ヶ月前に見たミッションのメインドライブギアなんか良い例だ。

家に帰って見てみると、まずロッカーアームとシャフトのクリアランスはNGだった。ブッシングの打ち替えで済むと思うけど、ブッシングは8個50ドルくらいであるが、シャフト径に合わせた加工はできない。仮にシャフトが既定値通りだったとしても、専用のリーマーが3万円くらいする。https://www.jpcycles.com/product/911-648/jims-rocker-arm-reamer とか。

一方で、ロッカーアーム一式だと、V-Twin製なら専用リーマーより安い値段で売っている。https://www.jpcycles.com/product/424-058/v-twin-manufacturing-rocker-arm-shaft-kit この辺。

安物のロッカーアームについては、この記事 http://taka25ban.blog.fc2.com/blog-entry-297.html を読んだことがあったのですごく悩んだんだけど、全てがこんなにひどいわけではないと判断してV-Twinで。

シリンダー、ピストン一式もV-Twinのものにまるごと変えるつもりだし。https://www.jpcycles.com/product/431-257/v-twin-manufacturing-complete-cylinder-and-piston-kit 

そして、フロントExの油圧リフターもだめっぽい。この部品高いんだよなぁ。

さて、腰下の納期が2~3ヶ月とのこと。次に乗れるようになるのは来年か。先だなぁ。

2021年の夏

あまり夏の記憶がないまま夏が終わった。

8月に友人とバイカーズパラダイスへ行き、トライアンフのスクランブラーを試乗し、楽に乗れるのにそれほど退屈じゃない、なかなかに信仰心を試される経験をし、レンタルバイクにちょい乗りする楽しさを覚えた。


そして10月、本格的に寒くなる前に千葉へ。新しくしたマフラーはやや物足りないけどもみじロードを抜け、野島崎までの道はいつもどおり快適。途中の道の駅でいつも行列のできているハンバーガーを初めて食べ、帰りの高速に。

気持ちが良いので70マイルくらいで巡航していたら、アクセルを戻した途端にガラガラと異音が。これは、マズい。レッカーを呼ぶつもりで次のインターで降り様子を見てみる。

フロントのシリンダーから音がするが、アクセルをあおると少し収まるようだし、致命的な感じでもない。白煙もほとんど出てない。なんだかわからないけど、どーせバラすことは確定なのでこのまま家まで自走で帰ることに。

早速ばらしてみると、シリンダーに傷は見つかるものの異音の原因となるようなものではなさそう。


何だったんだろう。

せっかくなのでその他のパーツ類を見てみると、

  • フロントもリアもカーボンがびっしり付きすぎ
  • リアのロッカーアームシャフトに噛ませてある波型ワッシャーが割れていた
  • ミッションスプロケットナットのタブは起きていなかった(なぜだ?)

それから、今回は良い機会なので腰下もオーバーホールしよう。ここはバラすのにSSTがいくつか必要だし、クランクの芯出しは自分ではできないし、ベアリングやブッシングの圧入にプレス機がいるし、業者にお願いするしか無い。

いろいろ調べた結果、近所のカスタムショップへ。