2019年10月28日月曜日

オルタネーターをオルタネートする

発電系がおかしいときはたいていレギュレータのパンクです。昔なったことありますし、その場でレギュレータを交換して何事もなかったように走り出しました。レギュレータを交換さえすれば良いので予備パーツとしてサドルバッグに入れています。

まぁそんなわけで今回もレギュレータがだめになっただけだろう、とアタリをつけてサクッと交換です。いや、サクッとというほど簡単ではなくて結構めんどくさかったですが。

んで、軽くエンジンを掛けてちょっと吹かして電圧を測ってみると前と変わらないんですよね。あれおかしいな。うーん、もっと回転上げればよいのか? そうすると家のガレージではうるさくてできないから走りながらじゃないと無理だなぁ。走りながら電圧測るんだったらいっそのことボルトメーターつけちゃったほうが良さそうだな。

ということでつけました。


じゃぁ走ってみようってんで、いつもの散歩道を流すと、まぁソコに行くまでもなくすぐ分かるのですが、ライトオンだと結構吹かしても12V台。あぁ、、、、だめですねコレ。オルタネータが死んでいるか、交換したレギュレータも死んでいたか、その両方か、ですね。

マニュアルを見ると、

  • レギュレータの出力電圧は摂氏24度で13.8〜15V@2,000rpm
  • レギュレータの出力電流はバイク全体の消費電力より3.5A以上多いこと
  • オルタネータのどちらの端子もグランドとショートしてない
  • オルタネータのコイル抵抗は2-4Ω
  • オルタネータの出力電流は最低14A
  • オルタネータの出力電圧は9-26V@1,000rpm, 60V@3,000rpm
とあります。まぁ今持っているテスターでもできないことはないけど、正確にはすごくめんどくさいのを我慢すればできないことはないけど、良い機会なのでクランプメーターほしいなと。DCクランプ。んで、使ってなかったバイクのヒーテッドグローブがいい値段で売れたので、結構高かったけどDCクランプ買いました。

そして、レギュレータを交換し、電圧計も付け、DCクランプも入手した今、オルタネータのコイル抵抗を測ってみます。結果、0Ω。端子もぐランドとショートしています。ちーん。

こんなのね、発電系がおかしいなって思ったら手元のテスターですぐにわかったはずのことです。レギュレータ交換しなくてよいし、電圧計も付けなくてよいし、高かったDCクランプも必要なかったです。ちょっと調べればすぐに分かったことです。ちーん。

それなのに。昔の経験から「発電がおかしい」→「レギュレータ交換」と短絡思考してなーんもチェックせずに即レギュレータ交換してしまったのですよ、はい。んでやってしまったからには原因はレギュレータであって欲しいという強い思いで、電圧計も付け、クランプメーターも買ったわけですねw.

だって、オルタネータの交換はめんどくさいですもん。本当に。しかもほんの1日前に組み上げたまるっきり同じ場所をもう一度バラすわけですよ。かなり屈辱なわけですよコレ。

まぁそんなわけで絶対に触りたくなかったんですよ、オルタネータは。

ということで、オルタ一式を日本の半額くらいで売っているj pcycles.com にいつもどおりオーダーです。

壊れていたオルタネータ


2019年10月21日月曜日

根比べか

ミッションが逝ったのかと思って苦労してミッションケースをおろして開けてみたものの、異常は何も見当たらずとりあえず組み上がったのが昨日でした。2005年にこのバイクを手に入れたときについていた純正のプライマリーベルト、まだ行けそうだったんだけどせっかくここまでばらしたし予備のベルトもあるので予防交換の意味で交換しておきました。

めんどくさいプライマリー&セカンダリーベルトのアライメントも少しは効率良くできるようになったのがちょっと嬉しかったけど、まぁそんなことよりミッション付近の異音だろってことで走り出します。

バッテリーは一晩充電しておいたんだけど、充電量が足りなかったのかセルが回らずキックでエンジンかけていつもの散歩道へ。・・・・ところが10分くらい走って直ってないのがわかりました。やっぱりばらして組むだけじゃ直らないよねぇ。

そういえば木の実のヒラさんがフリクションプレートをオイルに浸してジャダーを直した http://www.go.tvm.ne.jp/~konomi/fxs6.htm ってのを思い出したので、自分のバイクの症状がジャダーなのかなんなのか分からないけどとりあえずやってみることに。

こんな感じ。
スチールプレートまで浸しているのはご愛嬌ってことで
その後パーツクリーナでよーく洗浄して(これも正しいのかどうかわからないけど)、組み付け。試乗の前にジャッキに乗せてクラッチ切ったときのプレッシャープレートの周り具合を見ると昨日よりは良い。ってことで試乗。またセルが回らないのでキックでエンジンをかける。もうめんどくさい。

うーん、、、まぁ完全に直ってはないけど昨日よりはマシ。これくらいならヨシとできる範囲(と思いたい)。

プライマリのカバーを開けてエンジンが回っている状態でクラッチプレートなどにガタが出てないか確認する。出てるっちゃ出てるし、出てないっちゃ出てないw。走りに問題がありそうなほどは出てないのでこれもヨシとする。正確にはどこまでが許容範囲でどこからがそうじゃないのか分からなのですが。

乾式クラッチのシャラシャラ音。

ふと気になってアイドル時の電圧を測ってみると、ライトOFF時で11Vくらい、ライトONにすると10Vあたりまで下がる。まぁそれはいいとしてちゃんと発電してる調べるためにエンジンの回転を上げる。電圧は微妙に上がるんだけど11Vが11.5V、12V、12.3V、、、みたいな感じ。かなり回転を上げても14Vに届かなかったような。あれ、これ期待してたのと違う。これは、ジェネレータかオルタネータのどちらか/両方がおかしいですな。

うーん、ミッションにケリが付きそうになったら今度は発電系ですか。まだ100キロ走ってないのにね。続くねー。根比べか。

3月  OH完成!(したと思った)
   ・ウィンカリレー交換
   ・セルモータ交換
4月 ・クランクケースシャフトオイルシール交換
5月 ・スピードメータケーブル交換
   ・ガソリンホース交換
   ・バルブガイドシール交換
   ・バルブすり合わせ
   ・ロッカーシャフトエンドオイル漏れ修理
8月 ・バルブガイドシール交換
   ・ピストンリング交換
   ・ロッカーシャフトエンドボルト脱落
9月 ・ミッションケース下ろす
   ・クラッチプレート清掃
10月・ジェネレータ/オルタネータ? ⇐ イマココ!

2019年10月9日水曜日

100キロの壁

100キロ~200キロ走るごとに発生するトラブルを淡々と修理しつつ、ロングライドへの想いを馳せる2019年です。

ロッカーシャフトエンドボルトを走行中に脱落させ、バイク人生で初めてのレッカーを呼んだのが一週間前。対策をうち、予備パーツも常備して近所を様子見です。

エンジンの慣らしは終わっているので3,000回転より上のあたりも使って走るのですが、今までよりもホットなカムに変えたのと、マフラーの消音具合がいい感じに決まったのとでものすごく気持ち良いです。ただの直線でも十分楽しい。寒くなる前に能登半島に走りに行きたいです。

そんな中、50~60キロ走ったあたりからアイドリング時のゴトゴトする異音が気になり始めました。エンジンスプロケット側にあるダンパーゴムがだめになっているときの症状に似ています。

が、しばらく走っていると異音と振動が大きくなってきたし、クラッチを切ると異音は消えます。これは、ミッションの方ですね。なんとか家まで自走で帰ってきましたが、その頃には相当大きな音になっていました。

前回修理をしてか100キロくらい。律儀なもんです。

そして、絶対にミッションケースだと思って、めんどくさい工程を経てミッションを下ろして開けてみたものの、問題っぽいものは何も見当たらないというあるあるなパターンでした。

ミッション内部。いたって正常。
うーん、プライマリーだけバラしてジャッキアップして1速でタイヤを回したときにはたしかに異音がしたのですがね。もしかしてクラッチのジャダーが出ていただけ? あれ、ジャダーってクラッチつないだ状態でも出るのでしたっけ?

うーん。。。。とりあえず組むか。