2011年9月9日金曜日

The すりあわせ

パーツをリプレイスするときはもちろん、元々あったパーツを元の場所に付ける場合でも、ただ、ネジを締めれば良い、という場面にはなかなか出会いません。

リプレイスしたジェネレータもそうですし、バッテリーケースもそうですし、フロントのエキパイもそうでした。

収まるべき位置に収めるために、パーツを加工したり、ワッシャーをかませたり、それでも埋まらない隙間を何とかしたり、粘り強く、完璧に、あるいは完璧にできるかぎり近いところに持っていくようにします。

フロントのエキパイは、振動で取り付け部のネジ穴のねじ山が全てなくなって、スカスカになったことがありました。今回組んでいてなるほどと思ったのですが、フツーに組み付けるとどーしても斜めってしまい、取り付け部のネジにおかしなテンションが掛かっていまいます。

そのままにしておくと、いずれネジ穴が馬鹿になってしまうのもとても納得が行きます。というわけで、今回組むときは、出来る限り理想に近い状態にするために、仮組み→バラシ→ワッシャーやガスケットで調整→仮組みのようなパターンを7回近く繰り返しました。

うまい人がやればもっと簡単にできるのでしょうが、私の場合、「エキパイ取り付け」だけの作業に1時間近くかかりました。こんなことがしょっちゅう起こります。ホント、ザ・すり合わせです。

そんなわけで、作業にいちいち時間がかかったオーバーホールでしたが、最初のボルトを緩めてから9ヶ月、やっと今日、最後のボルトを締めて、長かった作業に区切りがつきました。

明日、火入れです。

楽しみすぎ。




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