台湾製のV-Twinシリンダーは見事にす穴があってオイルが吹き出していた。
す穴の拡大 |
全く信じられない。
どう修理しようかずいぶん悩んだ。
溶接する
真っ先に考えたけど、熱でシリンダーが歪むだろうからやめた。ロウ付けする
これなら自分でできそうなんだけど、やっぱり熱で歪むかもしれないし、自分でできそうに思えてやってみたらすごく難しかったり失敗したりするパターンだと思うのでこれもやめた。
同じV-Twinを再度購入する
悔しいのでなし。
ちなみに、購入元のJ&P Cyclesにクレーム入れたけど購入から3カ月以上立っているので交換対象外。
しょうがないのでV-Twinに問い合わせてみたけど案の定返事なし。
いいやつを購入する
この場合のいいやつというのはS&Sしかなかった。そしてUSで約1,300ドル、日本で20万円。
USから輸入しても1ドル130円だし、送料と税金を考えると19万くらい。すごく悩んだけど、まぁ乗れるようにするためには他に方法がないので、PayPayモールで5の付く日にアプリで購入して10.5%ポイントバック。実質約18万円で購入。
そして実際届いたのがこちら。
きれいな塗装のシリンダーと美しい鍛造ピストン。
鋳造ピストンと比べるとまるで芸術品。
付属していたピストンリングは1200cc用の3-7/16インチボア、0.060オーバーサイズ。ぜんぜん違うじゃんと思って計算してみたら3.4975インチボアになり、ストックの3.5インチボアに0.0025インチ(=0.06mm)足りないだけ。
これはどうなんだ?と思ってS&Sに問い合わせてみたら、
Yes, that is what we have used for those pistons for years.
との回答が30分で来た。
早速組み付け。シリンダーとピストンが美しい。
キットに含まれていた銅製のガスケットは、
Gasgacinchなどのガスケットと併用すること
とあったのでGasgacinchを入手するも、乾かしても粘性がありマニホの位置合わせがしづらくなるので却下。Jamesのカーボンガスケットを購入して組み上げ。
同梱されていた説明書に従って4回のヒートサイクルを行い、問題ないことを確認して50マイルの試走へ。
何度も直しているロッカーアームシャフトからのオイル漏れが発生したので、「これはヘッドが暖まった状態でガスケットを塗らないとだめなんだろう」と判断して対策。オイル漏れがピタリと止まる。そして、ミッションからのオイル漏れもなくなり、バイクの下にオイル染みがないという本来の姿を10年ぶりくらいに取り戻す。まじ気持ち良い。
オイル交換をして500マイルの慣らしを始めたその日、大きなトラブルがなさそうなことを確認できると「そうだ、ツーリングに行こう」という思いが。
久しぶりに会える友人とのひとときはやっぱり格別。
2年ぶりの太陽堂 |
宴の前 |
木の実 積もる話は尽きない |
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