2022年7月3日日曜日

ロッカーアームの異音

リアシリンダーのin側だと思うけど、クリアランスを詰めたロッカーアームから打音がしているように思える。というかしている。

おそらくクリアランスがありすぎていてロッカーアームがスラスト方向に動いているのだろう。車検を通したあとの7,8月はしばらく乗らないのでそのときにバラしてみるつもりだった。

が、中に噛ませてある波型ワッシャーが割れたようだ。そんな音がするようになった。以前はその状態で数千キロも乗っていたのでまぁ直ちにどうのこうのということにはならないと思うけど、どうせ直すのなら早めに直したほうが良い。

というわけで6月の中旬にバラし始めた。リアシリンダーだけ開けて、フロントはそのままにしておこう。シリンダーヘッドボルトを規定トルクで締め付けるのは本当にめんどくさいから。



あった。やっぱりin側のロッカーカバー内部に波型ワッシャーの破片が。

残りの破片は、、、ん? 破片が揃わない。


おそらくもう1ピースあるはずなんだけど、ロッカーカバー内には見当たらない。見落としているのかもしれないと思ってバルブスプリングをバラしてよーく見てみるけど見当たらない。もしかしてEx側のエリアに流れていったか?と思い、そちらもバルブスプリングをバラしてみてみるけど見当たらない。

オイルラインはIn側→Ex側ときてクランクケースに落ちるようになっている。まさかと思うけどクランクケースまで行ってしまったのか? だとするとシリンダーも抜かなければ探せないじゃないか。今回は折角シリンダーヘッド、しかもリア側だけで済むと思っていたのに、腰上全バラコースじゃないか。絶対に嫌だ。というわけでこのまま閉じようと決心した。

が、落ち着いてよーく考えて、過去に横着をして失敗した経験をよーく思い出し、妻にも要点をかいつまんで相談し、妻の「そんなのちゃんと修理するに決まってるじゃん」の言葉に後押しされ、最後の1ピースを探すことに。


腰上を全部バラして


クランクケースの中にマグネットを入れて探す。

けれども探しても探しても見当たらない。オイルポンプ近くまで回ったのか? とカムカバーを開けて探すがそこにも見当たらない。オイルポンプまでバラさないとだめか? いや流石にオイルポンプにはまわならないだろ、とだいぶ悩む。しかしどこにあるのだろう。

もう一度、ロッカーカバーからつながっているパスがなにか確認する。In側のバルブスプリングがあるところ、Ex側、シリンダー内のオイルライン、クランクケース、カムカバーケース。。。。すべて探すが見当たらない。

諦めかけたとき、ふと目に入ったものが。


あった。タペットブロックか。そうか、プッシュロットカバー内を伝わってここに落ちるな。これに気づいていればシリンダーを外さなくてよかった。くー、自分の未熟さに腹が立つ。

しかし、シリンダーを外して思い出したが、2次エアの対策をやろう。そのためにはやっぱりシリンダーを外す必要があった。

S&Sのシリンダーは一番上のフィンがインマニの近くにも張り出していて手持ちのがっちり固定するクランプが使えなかった。

下の画像の右のタイプ。


仕方がないので左のタイプのクランプを使っていたのだけど、暖まってくると2次エアを吸ってしまう。やっぱりだ。

ということで、干渉しているシリンダーのフィンを切り落とすことに。


上の画像で時計の針の6時部分、✗印のところだ。


左が正常なはずのシリンダー。6時部分のフィンがない。右はS&Sシリンダーのフィンを切り落としたあとのもの。

S&Sのシリンダーは設計ミスをしているような気がする。ちょうど時計の針で11時部分のフィンに切り欠きが入っているのだが、そこじゃない。切り欠きがほしいのは6時の部分だ。

そして、バラしてから3週間後の今日、思ったより時間がかかったがバイクが組み上がった。生憎の雨で試走はお預けだけど、涼しい夜を選んでいつものコースを走りに行こう。

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