2022年7月3日日曜日

いつかの北海道 2

 Day3 8/4 


5:30に起床。朝食を食べ、ゆっくりと支度をし、6:50に出発。登山口は標高1000mだが、歩き始めるととても暑い。自分の背丈ほどあるヤブの中を1時間ほど歩き、川を渡る。すぐに森林限界となり、その先はずっと視界がひらけたトレールを頂上に向けて登っていく。途中、何度も写真で見た、火口横の尾根を歩き、急な直登を乗り切って頂上へ到着。


さくっと下り14:00前にはキャンプ場へ。


明日は一日雨の予定なので、街まで食料を買い出しに。キャンプ場へ戻り白銀荘の温泉にのんびり浸かり、夕食は今日到着したばかりの群馬からのバイク乗りの方と焼き肉。わざわざ炊いてくれたご飯が美味しかった。


雨が降り始めたので21:30頃お開き。離れたところでテントを張ろうとしている人たちの声が聞こえる。ポールが折れているとか、ペグが刺さらないとか聞こえてきて大変そうだ。1人じゃなさそうなので自分たちで頑張ってもらうことにし、自分は寝る準備をする。


30分ほど経っても苦戦しているようだ。どうも、テントを張れないキャンパーを見かねた別のキャンパーが、彼を手伝っている様子だった。雨は結構な勢いで降っている。しかもテントが張れないキャンパーは日本語がまったく話せない外国人で、手伝っている方は英語がほとんど話せない日本人らしいことが聞き取れた。


もっと早く気付けばよかったと後悔しつつも手伝いに行く。


幸いにも、ずっと手伝っていた日本人の方がだいぶうまくやってくれていたようで、なんとか一晩越せる程度にはなっていた。外人からのお風呂や登山の質問に答え、親切な日本人の方におつかれさまと言って自分のテントに戻る。日本人の方から「あ、日本人だったんですね!」と言われたのは安定のクオリティ。


Day3 8/5


朝から激しい雨。風も強い。雨で地面が緩んだせいか、強い風が吹いた時にタープを固定しているベグが抜けたりする。


今日は一日雨の予報なので、キャンプサイトでのんびり時間をつぶす。ゆっくりと食事を作り、コーヒーを飲み、筋肉痛でバキバキしている足を温泉で休める。


この日は泣きながら揃えたグッズが本当に役に立った日だった。タープは完璧な屋根になるし、かさばるけど座り心地のいい椅子はタープの下で雨を楽しむのに最適だし、コンパクトテーブルは食事の時もコーヒーの時も便利だし、テフロン加工されたコッヘルはいちいち雨のなか炊事場に洗いにいかなくても綺麗にできるし、ランタンフックにかけたランタンの灯りは結構な酒の肴になる。この日の豪雨は大雨洪水警報が出たほどだったことをあとから知ったが、快適なグッズのおかげで快適な一日を過ごせた。



本州より低い森林限界を超えるとずっとこんな道

来た道を振り返る

火口横のトレイル。この道を歩きたかったためにここに来た。

ランタンを肴に豪雨の一日をしめる。全然悪くない。



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