2022年7月3日日曜日

いつかの北海道 4

 Day7 8/8


8:30起床。耳栓をして寝ていたため、アラームの音を聞き逃して見事に寝坊。今から準備して出発だと黒岳観光はあきらめないとなぁ、なんて考えながら耳栓を外すと結構な雨の音。北海道に来て6日目だが、雨がふらなかった日は初日しか無い。よく降るし、予報がよく外れる。


予報では昼過ぎに雨が止むらしい。チェコ人のフィリップたちは出発したようだ。時間が遅いせいもあり、誰もいないサイトで1人朝食をすませ、ぼんやりと雨が上がるのを待つ。登山の予定を一日伸ばしたので食料を調達しなければならない。近くの街までは30〜40分かかる。どうせだから薪も買ってこよう。このキャンプサイトには焚き火が出来る場所がある。


雨が上がり、気持ちのよい道を街まで降りる。道の駅で食材を探していると、同じキャンプサイトのご夫婦と会う。とても気さくに話しかけてくれる感じのよいご夫婦だ。夕食に誘っていただくも、時間が読めないのでお断りする。明後日までの食料と、メロンをまるごとひとつ買う。


ちょうど8年前の同じ時期、妻と一緒にバイクで旅をしていた。その時もどこかの国立公園でキャンプをしていたが、そこで妻が誕生日を迎えた。周りには店らしい店はなかったのだけど、キャンプサイトに行く途中のガソリンスタンドに露店があり、大きなメロンが売られていた。


妻は「これ誕生日ケーキの代わりにする」といって、まるごとでしか売られてない、大きなメロンを一つ買った。キャンプ場に着いてから小さな焚き木に火を付けてろうそく代わりにし、そのままメロンに刺して誕生日を祝った。


そんなワイルドな妻が明日誕生日を迎える。今年は一緒にいられなかったけど、メロンと焚き木でお祝いしたら喜んでくれるかな。そんな思いで、やっぱりまるごとひとつ、メロンを買った。


キャンプサイトに戻り、近くの温泉に行くと先ほどのご夫婦が。1人では食べきれないメロンを食べてもらえればと思いお話していると、もう一度夕食に誘っていただく。一緒にお風呂にいるってことは時間もバッチリ合うので喜んでご一緒させてもらう。刺し身とメロンをもって、しゃぶしゃぶにお呼ばれする。近くにテントを張っているオーストラリア人のIlanも途中から加わり、わいわいと夕食。しゃぶしゃぶが美味しいのはもちろんだけど、気さくに話せる人たちと一緒の食事はなおさら美味しくなる。


気が付くと21時を回っていた。そろそろ明日の準備をして寝るためお先に失礼させてもらう。明日は念願の旭岳だ。



雨雲はもうずっと同じ所を左下から右上に流れている。本当に止むのか?


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