2025年9月22日月曜日

HONDA GoldWing

 HONDA GoldWingが欲しい。めちゃくちゃ快適だろうし、二人乗りしても後ろで寝られるだろうし、ハーレーじゃなくて、ホンダが作ったバイクは快適さに妥協なく、自分の期待を超える凄さがなにかあるんじゃないか。ずっとそう思ってる。

一回だけでも乗ってみたくて、レンタルバイクを調べてみると保険込みで24時間4~5万。高すぎて無理。もちろん試乗車もない。あーでも乗ってみたい。高速なんか走ったらどうなるんだろう。1日で1000キロくらい走れるんだろうな。

そんな妄想を膨らましていた2025年秋。やっと涼しくなって最高気温も30度を下回るようになりました。久しぶりに箱根の方にでも走りに行こうかと。箱根に行ったらバイパラでなにかバイクレンタルしてみたいな。ゴールドウィングないかな。

webをチェック。期待のGWはなかったけど、R18やインディアンやハーレーやロイヤルエンフィールドたくさんなどなど。だいぶラインナップが充実している。GWほどじゃないにしてもR18も一回乗ってみたかったので早速バイパラへGo。

東名の軽い渋滞を抜けて、退屈な小田厚も久しぶりのツーリングなのでそこそこ楽しめて、650円に値上がりしたターンパイクはいー感じの音と鼓動感で登っていって、バイパラへ到着。いつも湾岸あたりの直線しか走ってないから久しぶりの山道は楽しい。

バイパラにあるレンタル車両に一通りまたがってみて、予定通りR18をレンタル。


でかい

900ccのシリンダーが二本

重いけど、エンジンが軽く吹け上がるのはびっくり。そして、ミラーが全然ぶれてない。たぶん、ぶれまくってなにも見えなくなる自分のバイクのミラーが異常なだけなんだけど。

ターンパイクを1往復、少し時間が余るので、伊豆スカ方面へ十国峠まで往復。

まーなんてゆーか、このバイクが好きな人には申し訳ないけど、退屈だったのが正直なところ。エンジンの鼓動感もないし、排気音が良いわけでもない。トルクやパワーを感じるわけでもない。快適かと言われれば、不快ではないけど快適でもなく、単に「楽」という印象。

昔エボに乗っていた頃、乗り始めてしばらく経った頃に感じた物足りなさに近い感覚だった。もしくは、TC96のウルトラをレンタルして高速巡航していたときのダルさ、みたいな感覚。384Kgと車体が重い分、そのダルさが一層際立つ。

そして、話はGWに戻るけど、たぶん、この種のダルさは絶対に拭いきれないだろう。R18よりは快適なんだろうし、1日1000キロ走れるんだろうけど、楽しさとか高揚感は得られないだろう。

そんなわけでやっぱりショベルですよ。最高ですね。どーしょもなく壊れるしオイルも漏れているし、高速は80キロ位の巡航が色々都合良いんだけど、のんびりといー音を聴きながらエンジンの振動を感じ続けるのは、多分今のバイクから得ることができない貴重な楽しさなんだろう。

2025年9月14日日曜日

路上メンテができる季節になりました

 夏のメンテを終わらせ、少し気温が下がって34℃位になった9月。久しぶりにバイクに火を入れる。久しぶりに少し走りたい。

エンジンのかかりは悪かったけどちゃんと始動し、家から坂を下って少し大きな通りに出る。5分も走るとストンとエンスト。燃料コックをオフにしたまま走り出してしまったときのような止まり方だった。

少し路地を入ったところの日陰までバイクを押し、考える。

これはアレだ、2ヶ月ほったらかしにしておいたので、キャブのフロート室のガソリンがすべて蒸発したときのカスがジェットに詰まったんだろう。絶対そうだ。だから家を出るときもかかりが悪かったんだ。

こんなところでいじらないで家のガレージまで帰りたいんだけど、そもそもエンジンがかからないのでどうにもならない。またJAFのお世話になることも考えたけど、まずこの場所でできることをやってみよう。キャブの清掃だ。

キャブを取り外して、フロート室を外し、ジェットを外して目視・清掃、ついでに加速ポンプもバラしてきれいにする。こうやって書くとなんてことはないけど、バイクの右と左からアスセスしなければならないものすごく面倒くさい作業。そして、パーツクリーナーもないから果たして本当にきれいになるのかわからないけど、これでエンジンがかかればラッキー、家までの坂を登って家のガレージで本格的に整備だ。

気温30℃位あるけど日陰ならなんとかなる

ジェットは見た目問題ないけど、一応フーっとやっておく。フロート室もカスが残ってはなさそうだけど少しガソリンで洗って、組付け。加速ポンプのゴムをうまくはめるのに苦労したけど多分大丈夫。一通り面倒くさい作業を行って、エンジン始動。全くかからないし、かかる気配がない。そしてガソリン臭い。

よくよく見てみると、タンクとキャブをつなぐガソリンホースからガスが滴っていた。加速ポンプのゴムがしっかりハマってなくてその部分からダダ漏れだった。

バラして、直して、組み付けるってゆー面倒くさい作業をもう一周こなして再度チャレンジ。今度はガソリンの漏れはない。けれどもやっぱりかからない。こんなにセルを使っているけど、相変わらず元気にセルが回る。以前の5年落ちのバッテリーならもう5回くらい上がっていたと思うけど、去年の冬に新しくしたバッテリーは涼しい感じで変わらずにセルを回している。すごい。

一応プラグを変えてみるけど効果がない。弱々しく見えるけどプラグの前後共に火は飛んでいる。去年の荒船キャンプフィールドもこんな感じだったなー、と嫌な記憶が蘇ってくる。

あのときはコイルだったので、もしかしてコイルが死んだのかと思い、とりあえず抵抗値を測ってみる。2~3Ω。あれ、ポイントのコイルって5Ωじゃなかったっけ? もう一度測ると2Ωあたりを変動している。これはアレか?配線がつながっているからか? じゃあ配線を外してみようかってことで、見えなくなっている下の端子を触ると緩んでいる。

緩んでいる。これかっ? これのせいか!? 

緩んでいたナットを締める。


もう一度セルを回すと、何ごともなかったようにエンジンがかかる。

そうか、ここのナットかぁ。これは盲点だったなぁ。

またひとつ、ショベルのトラブルシュートのページに項目が追加されましたとさ。


2025年8月24日日曜日

夏のメンテ

 たしか6月の終わりだったと思うが、EgオイルとM/Sオイルを交換した。まだ交換時期じゃなかったと思うけど、手が空いたのでやっておこう、位のノリで交換した。

そして近所を流しに。なんとなくギアの入りが悪いし、クラッチの繋がり方もおかしい。これは早めに帰ったほうが良いと思い、2キロも走らないうちに家の方向に引き返し始めた。けれども、すぐに症状が悪化し、ついには走れなくなった。家まで600mほどの場所だった。

安全な場所にバイクを止めてプライマリー周りを見みると、クラッチシェルがメインシャフトから外れていた。


またか。。。GWにもこうなったし、今回で3回目かな。こうなると手持ちの工具ではどうにもできない。家まで600mなので押して帰りたいところだが、平地でさえ600mも押すのは絶対に避けたいのに、ちょうどここから家までは上り坂。絶対に無理だ。すぐにJAFに連絡をし、2時間半の待ち時間を家で過ごす。暗くなった頃にJAFの積車で家まで運んでもらう。

今年の夏は35度を超える日が幾度もあって本当に暑い。普通の夏でも乗る気が起きないのにこんなに暑かったらなおさらだ。しばらくほったらかしにしておいて、気づけば8月。

ようやっと故障を直し、クラッチシェルが外れたと思える原因に対策し、ついでなのでひどいミッション漏れの原因と思えたカウンターシャフトのスラスト方向ガタが出ないようにし(このガタで側面のオイルシールが破れてオイル漏れが起きたと思える)、インマニのラバーバンドも変えて(三拍子を刻まなくなったので)完成。

たしか一週間以上前に完成したんだけど、風邪をこじらせたので乗れてない。

故障原因の対策

エンジンくらいはかけたいけど


2025年5月3日土曜日

2025年5月 ふもとっぱら

きれいな景色の中でキャンプがしたく、晴れる日を選んでふもとっぱらへ。到着から出発まで富士山が隠れることがなく、風も穏やかでこれを超えるふもとっぱらはなかなかないんじゃないかというくらい良かった。


「富士山に乾杯!」


数日前の雪がきれいに残っている





FOMOTOPPARA

焚き火の準備を始めるが、売店で買った広葉樹はなかなか火がつかない。ふもとっぱらの薪はだいたいそうだけど、基本湿っていることが多い。クルマだったらどこか他で薪を買って持ち込みたい。

だいぶ苦労して一つの薪を3つか4つに割る。そのくらいに細くしてしばらく火で炙るとやっと薪っぽくなる。

食事を済ませ焚き火もいい感じになり、ウィスキーと葉巻でのんびりくつろぐ。富士山のシルエットが綺麗だ。




一眼と三脚を出して、星空を撮る。最近買った3年落ちの中古だけど、10年使ったE-M1に比べると超高性能だし使いやすい。

肉眼で見えない星もくっきり




気温は5度。焚き火にあたってないと寒く、1時間程度で撮影を終えて寝る準備。明日の日の出は4時半頃なので、4時に起きてまた景色を楽しもう。


4時ちょっと前に目を覚ましテントの入口を開けると、雲一つない、期待以上のシルエットが。綺麗だ。




多分、明けの明星




カメラの露出を調整すると、ちょっと前の暗かった景色や、ちょっとあとの明るくなった頃の景色っぽくなるのが面白い。

以下はどれも4:30に撮った写真。
機材はOM-1, 12-100mm F4 Pro, 12mm, f4。

露出補正なし(1/5s)


Exp-1.7 (1/60s)


Exp +2.0 (1/5s)


5:16、稜線から日が昇り、富士山を斜めに照らす。











2025年3月21日金曜日

プライマリ付近の異音

去年の11月に伊豆に行ってミッションを壊し、幸い大したことなかったので年内には直した。けれどもエンジンが温まってくるとプライマリ付近からベルトが鳴いているような音が。アライメントが狂っているわけでもなさそうだし、めんどくさいのでそのまま放っておいた。

そして先日バッテリーが寿命を迎えた。5年ちょっともったのでまあ長生きな方だろう。

気がつけばもう3月も終わりに近く暦の上では春に。この冬はバイクに飽きたのか、寒さに弱くなったのかほとんど乗らず、走行距離も3ヶ月で500キロくらい。こんなに乗ってないのはバイクを直しているときか真夏かのどちらかしかない。不具合を抱えたままなので距離を伸ばさなかったのは結果的に良かったわけではあるが。

さて、3/21(金)は会社を休みにしたので木曜日から四連休。ふもとっぱらに予約を入れていたけど、水曜日に15cmの降雪があり断念。他のキャンプサイトを探すも、行きたいと思える場所がない。木曜日に近所を100キロほど走り、日が暮れたあたりに帰ってきて、空が広い近所の公園に行き、キャンプのときのようにビールと葉巻で黄昏時をぼんやりと過ごす。

そして金曜日。どーでもいいYoutubeにも見飽きたので久しぶりにガレージにこもり、プライマリの異音の原因を探ってみようと。バッテリーのアース側を外してプライマリを開けてみると、なんとなくベルトの遊びが少ないような。測ってみると14mm。ここは5/8インチ~1インチ(約16ミリ~25ミリ)ないとだめなのでテンションがかかりすぎ。これなら、エンジンが温まってその他のパーツも温まってベルトの遊びが少なくなるとベルトが鳴く音がする、という理屈がピッタリ当てはまる。

12月にミッションを下ろしたときはベースプレートから外してないので、理屈ではエンジンとミッションの距離は変わってないんだけど、まぁそーじゃなかったんだろう。気づけてよかった。

プライマリベルトのテンションを調整する場合、ドライブベルトのテンションを(セットでアライメントも)調整しなければならなずめんどくさいんだけど、やることやって修理完了。いつもならすぐに走りに行くんだけど、パス。だいぶ熱が冷めた自覚がある。

2024年11月22日金曜日

西伊豆から100キロ、4速固定で帰れるのか

 久しぶりに友人とツーリング。美味しい料理とのんびり温泉に浸かれ、行き帰りの道もそこそこ楽しめるところということで西伊豆へ。伊豆半島も先端近くまで来ると人も少なくのんびりできる。

初日は時おり富士山も見え道も空いていてなかなかのツーリング。4時頃宿に着き、のんびり露天風呂で体をほぐしたあとは食べ切れないほどの海鮮料理。もちろんとても美味しく、キャンプメシばかりの自分にはものすごいご馳走。








翌日は昼過ぎから雨予報なので、伊豆の下道は諦めて早めに高速に乗り、12時過ぎには都内に到着するつもりで出発。
途中で寄った道の駅から出発したすぐ後、信号を左折して高速に乗ろうとしたが、行き先が逆の乗口だったことに気づき左折のつもりで発進した進路を直進に変えて急いで路肩に止まる。路肩に寄せすぎて、シーソーペダルにしてあるシフトレバーの下側を縁石にヒット。

すぐに発進するが1速に入らず、何速だかわからないトルクが出ないギアでスタート。交通のない場所に止めて様子を見てみる。こんなときのためにそれなりの工具は持ってきているのでなんとかなるだろう。シフトリンケージを外すためのスナップリングプライヤーだってもちろんあるし、メンテナンス時のマストアイテムのショーワグローブだってある。

ところが色々見てみるもどうやってもシフトチェンジができない。路肩で車載工具を使ってなんとかなるレベルのトラブルではなさそうだ。おそらくミッション内部で何かが壊れている。

ただ、幸いにもギアは4速で固定されているようだ。高速の乗口はここからすぐだし、高速で第三京浜の終点まで行けばそこから自宅までは10キロもないはず。第三京浜終点まで行ければ、そこからレッカーするという手もある。4速で発進なんてできるのかと思ったけどやってみるとなんとかなる。ハーレーのトルクってすごいね。

高速までの数キロ、ストップ&ゴーをなんとかこなし、熱を持ちすぎたせいかクラッチが滑り始めた頃、高速に乗る。しばらく走るとクラッチの滑りもなくなり普通に走れるように。何かあっても困るので80キロ巡航位で優しく走る。渋滞が始まる前に大和トンネルを抜け、第三京浜経由で自宅に到着。あと10分遅れていたら東名の渋滞にハマっていたようだ。渋滞にハマったらそこで終了となるはずだから本当に危なかった。

とてもめんどくさい作業をしてミッションを下ろしケースの中を見てみる。ギア自体には問題がなさそうで、ロータリートップの中身がおかしくなっていた。


ドライバーの先端にあるボール形状のものが本当は赤い丸の部分に収まっていなければならない。まるで脱臼しているよう。

これ、普通に操作している限りはどんなに力いっぱい動かそうとしてもこうはならないので、よっぽど強い力が加わったんだろう。他のところに変形やひび割れなどの影響がないか確認するが、幸いそんな様子は見当たらない。

そして、割れると噂のシフタースプリング(?)はやっぱり割れていた。ついでなのでひどいオイル漏れも手を打とう。

2024年11月5日火曜日

「良いキャンプでしたね」

 10/26、27でふもとっぱらへ。風もなく穏やかな夜で焚き火が快適。そして初日は曇っていたけど、翌日の朝は快晴。日の出前から日の出直後までとてもきれいな景色を満喫。この富士山が見られる限り何度来ても飽きない。






雨が降るかもしれないので久しぶりにタープを持って小川張り。タープのお籠り感はなかなか良いけど、久しぶりすぎてタープの張り方をすっかり忘れ、設営するのに1時間。撤収するときには1.5時間。タープにびっしりついた朝露を吹くだけでも相当めんどくさい。

しかも家についてからタープやらテントやらグランドシートやらを干すのもかなり面倒。自分は小さいテントだからまだいいけど、家みたいな大きなテントの人はどうしているんだろう。


翌週の3連休。天気が良さそうなので日、月で再びふもとっぱらへ。2週連続で同じキャンプ場って普通は行こうとは思わないけど、あのきれいな景色が見られると想像するとなかなかワクワクする。

タープとテントの組み合わせも、地面の傾斜に合わせた組み合わせを試してみたかった。

昼頃到着すると入場待ちが15分くらい。敷地内も先週より混んでいる印象。お気に入りのAゾーンは使えず(と聞いたが、どうやら一部だけ使えなかったらしい)、Eゾーンへ。

タープはヘキサ張りにして横にテントを連結して変形小川張り、、、、だが、雨も降ってないのにテントとタープを連結すると、テントに入るたびに中腰になるのでなかなか太腿の筋肉が疲れる。あまり良いことない。昔からだけど、ステイシーST-Ⅱやマエヒロドームが気になる。

のんびり設営したあとは少し昼寝。


夕方からはきれいな赤富士が見え、静かに夜が更けると月もなく星空が。気温は7度くらいまで下がって焚き火の暖かさが心地よい。





晴れ予報を信じて翌朝は5:00に起きてみるも残念ながら曇り。前回のような景色は期待できそうにない。諦めて起きるまでぐっすり睡眠。7時過ぎに目を覚ます。日の出前後の凛とした富士山を期待していただけに消化不良の感が否めない。

のんびり朝食を食べ、ぱっとしない景色の中やっぱりのんびりと片付けをして10:30頃バイクに跨る。牛舎トイレに立ち寄るとエボに乗った同い年くらいの男性から笑顔で「良いキャンプでしたね」と。

前回がとても良かったのもあって今回は期待してたほどではなかったため、「風もなく快適でしたね」とだけ答えてしまったが、ふと気づく。昼から夜にかけてずっときれいな富士山が見えていたし、風もなく穏やかな夜だったし、同じバイク乗りのソロキャンパーが笑顔で「良いキャンプ」と言っているのはそのとおりなんだろうな、と。

そして、自分にとっては、ハーレーに乗った同い年くらいの人が笑顔で「良いキャンプでしたね」と話しかけくれたこと自体が良いキャンプだったな、と。こちらもなんとなく笑顔になってキャンプ場をあとにすることができた。機会があったら自分もそんな笑顔を誰かにあげたい。