オーバーホールを終え、3000キロの慣らしも終え、ちょっと気になったフロントを開けてみたら、ピストンリングとシリンダーヘッドの両方から圧縮が逃げていました。
という訳でピストンリングを交換し、また慣らしのやり直しです。最初から圧縮が低かったので、すぐに直しておけば3000キロの慣らしも無駄にならなかったじゃん、って何度も思いましたが、今回圧縮漏れがわかったのは、燃焼ガスが吹き抜けた跡があったからこそなので、1キロも走らないうちに調べてみてもわからなかったでしょう。
しかも、10月、11月という絶好のシーズンを慣らし終わったバイクで楽しめたのも、すぐに直さずに走り始めたからに間違い有りません。と、自分の中で理由付けています。
さて、無事組み上げて、昨日の土曜日、エンジンをかけ、近所を流しに行きました。
気温は8度。寒すぎてなかなかエンジンが安定しません。プラグをかぶらせてしまいました(①)。
プラグを磨いて1キロほど走ります。そういえば9月のOH直後はオイルタンクからオイルが吹いていたなーなんて思い出しながら、慎重に走ります。
信号待ちでエンジンが停まって、すぐにかからなかったのでちょうどピットのように作業ができるスペースがあったのでそこにバイクを停めます。
セル一発で何事もなかったようにエンジンがかかったのでしばらく様子を見ます。すると、エンジンの真下にオイル溜りが出来ました。どーもオイルとは縁が深いようです。クランクからロッカーカバーに行くオイルラインの根元からオイルが吹いていました(②)。
ちなみに、近くの空き地に、ほんと、どーゆーワケか、ボロボロのタオルと、薄くて丈夫なマットと、ゴミ袋が落ちていたので、地面に出来たオイル溜まりをタオルで出来る限り拭きとって、その上にマットを被せて、汚れたタオルをゴミ袋に入れて持ち帰りました。信じられないようなホントの話です。
もう、誰か親切な人が、私がここでトラブってオイル漏らすことを見越していたとしか考えられませんね。どこのどなたか存じませんがありがとうございました。
んで、オイルラインを直して再度エンジンを掛けると、どーもバシュバシュ言って止まることが多いです。どー見てもスロージェットが薄い症状です(③)。今回、フロントがきっちり圧縮かかるようになった=余分なエアを吸い込まなくなった、ので0.32と濃くしておいたスロージェットを元の0.295に戻しておきました。ですが、どうやら薄かったようです。
0.31と0.32のジェットも持っていたので、その場で0.31に変えます。0.32にしようか悩みましたがそれで直ったとしても0.31が良かったのか0.32が良かったのかわからないので愚直に行きます。
そんなこんなでその場に1時間半くらいはいたと思いますが、途中で親切なショベル乗りの方が声をかけてくれました。「俺、アーリーショベル乗ってたからさ、いろんな所で止まったよ。そのたびにいろんな人に助けてもらってさー、なにか役に立てるかと思ってね。一応プラグレンチ持ってきたよ」と。ありがとうございます。
直接助けを借りることはなかったですが、その恩は必ずどこかで誰かに返します。
そして、少しはマトモにエンジンが回るようになり、再度そのへんを流します。
すると今度は、突然エンジンが止まることが何度か有りました。止まるだけならよくあることなのですが、止まった直後にセルボタンを押しても全く反応がありません(④)。しょうがないので路肩に停めて再度セルを押すと何事もなかったようにエンジンがかかります。
原因がさっぱりわかりませんが、セルを使いすぎてバッテリーが弱ってしまったのかと考えていました。
そろそろ疲れてきたので、この日はここまで。
①プラグかぶり
②オイルラインからのオイル漏れ
③スロージェット交換
④原因不明のエンジンストール
と、4つのトラブル、うち2つはバクだし→修理完と2勝2敗でOH後初日を終えました。
二日目に続きます。
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