2012年1月4日水曜日

Other problem(s)

シリンダーヘッドからの圧縮漏れをしっかり直していた翌日、ガスケットが固まった頃を見てキックを踏んでみます。

リヤ→ばっちり。というか重すぎ。コンプレッションゲージで測るとキックなのに8.5kgあります。セルを使ったら11を超えますね。以前と同じです。

そして問題のフロント。ん? 前より重くなったのは確実ですがリヤよりはるかに軽い。圧縮は4〜7kgの間。ゆっくり踏むと低いし、素早く踏むと7まで上がる。あれ?この微妙さ加減はなんだ?

けれども、ゆっくり踏むと低いってことはやっぱりまだどこかから漏れているんだろうな、ってことで100回くらいキック踏みながらあれこれやってみて、やっぱりリングがまずいんじゃない?って結論に。

はい、開けてみました。


ピストンリングが変色していますね。燃焼ガスが吹き抜けたあとでしょう。フツーはこんなことが起きませんが、ここは心当たりがあります。心当たりがあったので、大丈夫かどうかチェックしてから組んだのですが、そのチェックが役に立っていなかったってのが今わかりました。

月に1500キロも走るなんてことを二ヶ月も続けて、慣らしもバッチリのつもりだったのですが、またやり直しですね。今度はよく言われている500マイル(800キロ)でやめます。もう飽きました。

そして、何も気づかなければそのままピストンリング交換して終わりにするつもりだった今日、ふと圧縮が高いのは、ノーマルコンプと思って組んでいたピストンがもしかしてハイコンプだった? と気になりました。

以前に入っていたノーマルコンプと思われるピストンと比べてみます。

左が今回組んだピストン、右は以前入っていたもの
よくあるハイコンプほどではないものの、明らかにトップの形状が違いますね。購入時の納品書を見ると品名こそ書いてないものの、パーツコード 11-0229とあり、V-Twin製の030オーバーサイズ、スタンダードコンプレッションピストンのようです。 http://www.vtwinmfg.com/catalogs/cyr/pdf/482.pdf
(ただし、納品書番号とブツが同一という確証はありませんが)

さて、今の圧縮が高いままですと、大好きなキックが踏めない、腰下やその他部分に負荷がかかり過ぎる、という懸念があります。特にキックについてはエボの重いキックよりはるかに重くて、体重75Kg の私でも一発で踏み抜くのはほぼ不可能です。

今日はまだ休み中でしたので、どーしたものかじっくりと考えていました。
で、①ピストンリングを変えて今のまま組む。一番安上がりで早いけど、ハイコンプのまま。
②ノーマルコンプのピストンを探して、シリンダーボーリングせずに組む。プラス8000円くらいの出費だし、時間もかからないけど、ピストンとシリンダのクリアランスは運しだい。
③ノーマルコンプのピストンを探して、シリンダーボーリングもする。プラス3万円くらいで時間もかかるけど、理想のエンジンに近づくはず。

・・・はい、タイムリーに相談に乗ってくれた友人のおかげもあり、①にします。

しばらくは、「俺のショベルはハイコンプ」とジマンしながら乗ることにします。
実のところハイコンプは全然興味ありませんが、これから魅力を探していきます。ハイコンプな方、ご意見お待ちしていますm(_ _)m

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