2024年5月18日土曜日

ふもとっぱらへ

 到着から出発までずっと富士山が見えていて、夜は焚き火がいい感じになるくらい冷えるし、風もなくとにかく心地よいキャンプだった。

行く途中の山中湖

 到着。いつかの失敗からターブ持参。晴れた日のマスト。

 快晴で気持ち良い

FUMOTOPPARA

日が落ちて富士山の色が変わっていく



肉! シャトーブリアン!

いい感じに日が落ち

焚き火とキャンドルの灯が心地よい

日の出前

日の出の瞬間と逆さ富士

朝5時。土曜なのに人多すぎ。

6:45。もう日陰じゃないと暑すぎる。

帰り道の途中、新富士宮口へ

宝永第2火口縁




 山頂直下ではスキーをしている人が多数

 飛行機が近い

2024年5月4日土曜日

2024 GW九州

久しぶりにロングに出よう、去年諦めた九州に行こう、というわけで9泊10日のツーリングに出発することにした。フェリーで4泊するので九州を走れるのは6日間。出発前の予報ではすべての日に雨マークがついていたがさすがに全日雨ということはないだろう。行ったら行ったでなんとかなるさ。

4/27 山口、鉄輪温泉

朝5:30、新門司港に到着。6時に開店する「まりん」で朝食。今日は鉄輪温泉のゲストハウスに予約を入れたが午前中は雨予報。山口方面は雨雲がなさそうなので、広中さんがやっているひろなカフェへ。突然の訪問だから驚くだろうな。

開店までの時間つぶしに角島大橋へ。定番のスポットで写真を撮り、島を一周して橋の付け根にある売店へ。店員に付近のオススメスポットを教えてもらい、元乃隅神社へ。

角島大橋 4/27 8:41

元乃隅神社 4/27 10:48

きれいな景色を堪能したあとバイクに跨り12時ちょっと前にひろなカフェに到着。革ジャンを着て、サングラスをかけて、素知らぬ顔で入っていったらどれくらいで気づいてもらえるだろう? 気づかれるまでとぼけていよう、って思ったけど懐かしさのあまりすぐにサングラスを取って「久しぶりでーす!」と。広中さん変わってないなー。

変わらずに美味しいランチをいただき、少し喋って、一緒に記念写真を取って出発。旅の初日を楽しくスタートできた。

予報を見ると2日後が雨。鉄輪ゲストハウスはバイク乗りが集まる楽しそうな宿だし、まる一日くらいは温泉とゲストハウスでのんびりも悪くないだろう、1泊の予定を3泊にして2日後の雨をやり過ごすことにする。

ゲストハウスの10分ほど手前でエンジンがストール、セルボタンを押しても反応しない。KILLスイッチが壊れた症状だ。出発日にも同じことはあったんだけどその後なんともなかったのでそのままにした。いずれこうなることはわかっていたけど初日にやってくるとは。けれども原因がKILLスイッチならなんてことはない。最悪直結してしまえばよいし、予備を持ってきていたかもしれない。ガス式半田ゴテと半田はあるから15分の修理だろう。

だが、予備パーツはなかったし、あることを確認したつもりの半田ゴテのガスが全く入ってなかった。ちょっと手間がかかったけど回路を直結させて一時しのぎで宿までは辿り着けそうにした。しかし、しっかりハンダ付けしないと長くは持たないのは明らか。幸い近くのドラッグストアでガスボンベが購入できたので、宿について修理。

初めて滞在した鉄輪ゲストハウスはオーナーの人の良さがそのまま宿の雰囲気に出ているとても居心地の良い場所だった。3晩とも同宿の人達と楽しく飲んで喋って、ぜひまた来たいと思う宿だった。330キロ。

4/28 阿蘇

この日は天気が持つので阿蘇に行こう。雄大な阿蘇の道路を走りたいし、7年前に見られなかった草千里も見たい。ゲストハウスのオーナーに教えてもらった渋滞を迂回するルートを快調に走る。山の中はガスっていて視界がいまいちだけど道は本当に気持ちが良い。GWだというのに走っている車がほとんどなくカーブの具合もいい感じ。ミルクロードは「なんだこれは?」って声に出たくらいきれいな景色。

阿蘇市蔵原 4/28 10:44

米塚 4/28 10:54

草千里5キロ位手前から渋滞。上までずっと続いているっぽい。下ってきたライダーの方が「駐車場入るのに2時間待ちだよ」と教えてくれる。諦めてUターン。

ミルクロード 4/28 13:23

湯けむり展望台 4/28 16:30

来たときと同じ道を走り、途中で7年前に滞在した沢水キャンプ場を見に行って、すぐ近くの天空のプロムナードで歩道(?)に乗り上げちゃったカワサキのバイクを目撃し(その時は事故だとは思わなかったけど、同宿のライダーに聞くと事故らしい)、無事宿に到着。260キロ。気持ちのいい温泉で癒やされ、バイク乗りと楽しく飲んで喋って気持ちよく就寝。

4/29 鉄輪温泉

予報通り朝から結構な雨。宿から2キロ半離れている鉱泥の湯へ。泥湯・クールダウンを5セットくらい。風呂上がりに地元のおじさんと少し喋る。東京にもいたことがあるようで、東京のことをだいぶ悪く言っていた。まぁそーゆーもんか。近所の美味しいお店を教えてもらい先に失礼する。また雨の中30分も歩きたくないのでバス停で15分後のバスを待つ。バスに乗るのは1キロもない距離だったと思うが、こんなに雨が降っているし、ブーツで歩くのはそう楽じゃないので価値はある。

国道沿いのバス停でひとりぽつんと立っていると、一台の軽自動車が少し先で停まる。そのままバックしてきたので、これはあれか?「にーちゃんどこまで行くんだい? 乗っていきなよ」パターンか? なんてありそうもない想像をしていたらその通りだった。車に乗っていたのはさっき温泉で喋ったおじさんだった。

喜んで車に乗り込むと、「俺はコロナにかかったら死ぬから」と言ってマスクを付けていた。色々持病があるとのこと。それなのに東京の人を拾ってくれてありがとう。急いでマスクをする。おすすめのお店の前でおろしてもらう。この恩はどこかで困っている人に返します。

お昼を食べていると隣に一人旅をしている外人が座る。聞くとフランス人で日本語は全く喋れない。私が英語が喋れるのがわかると「You explain」と。おい、頼み方ってあるだろうとは思いながらも困っていそうではあるので一通りメニューの説明とかをする。

その後蒸し風呂にいき、風呂上がりにソフトクリームを食べ、温泉街をプラプラしながら宿へ。少し昼寝をして明日の計画を。ここでもやっぱり宿のオーナーおすすめの宿と道を聞く。昨日の道が素晴らしかったのでこのオーナーおすすめなら間違いないだろう。熊本の多良木にあるブルートレインたらぎに2泊予約をいれる。

今日宿に到着したメンバーも加わり、昨晩とは違ったメンツで盛り上がる。明日は早く出るので早めに就寝。3日間とも楽しいひと時だった。鉄輪の温泉街も良い雰囲気だしぜひともまた宿泊したい。

4/30 阿蘇、多良木

昨日の予報では曇りだったが雨が降っている。今日は一昨日たどり着けなかった草千里にリベンジしたい。平日とはいえ渋滞する可能性はあるので遅くならないうちに出発したい。雨の中7:30に出発。

一昨日とは違うルートで、やまなみハイウェイをずっと走ろう。そのほうが時間的にも短いだろう。長者原の看板のところで写真も撮りたい。ところが、どこをどう間違ったのかぜんぜん違う道で阿蘇まで行ってしまった。しかも、曇りだと思っていたのにずっと雨、濃霧。草千里なんか視界ゼロで何も見えない。サクッと素通りして阿蘇山火口へ。

火口は全景が見えるわけではないがまあなんとなく火口っぽい雰囲気はわかる。雨が降ってきたので建物の中に入って休憩していると、「クローズです。外に出てください」と。建物が閉まるのかと思ったら火口一帯をクローズさせるとのこと。濃霧で人がどこにいるかわからず安全確保できないからだそうだ。

阿蘇山火口 4/30 11:04
濃霧のためクローズ

雨と霧の中、カッパを着込み出発。山用のゴアテックスのカッパは蒸れないし保温性もあるしパンツは両サイドにジッパーがあって履いたり脱いだりがものすごい楽。良い選択だった。けれども完全防水のはずのブーツがなんとなくチャプチャプ言っている気がするし、同じく完全防水のグローブも中で水がタプンタプンしている気がする。

お昼休憩を入れた道の駅でブーツを脱ぐと靴下から水が滴っていたし、グローブは中に水が溜まっていた。まぁこんなもんか。

気を取り直してびっしょりのブーツとグローブを身に着けて出発。やっぱり濃霧と雨の中、1時間ほどの苦行をこなし、五木にある道の駅まで来ると嘘のように晴れ間が。

道の駅 子守唄の里 五木 4/30 14:57

グローブを乾かし日なたで体を暖める。南の方から登ってきたライダーは全く濡れてない。聞くと地元の人でちょいと夕涼みに走りにきたそうだ。私の宿方面は帰り道だから一緒に走りませんかと誘われ街まで一緒に下る。人吉市にある、ウッチャンの卒業した高校と青井阿蘇神社に連れて行ってもらう。この方と話さなかったら絶対に行かなかった場所でこんな経験も旅ならでは。格好いいヤマハのバイクに乗っていた方ありがとう。

青井阿蘇神社 4/30 16:11

青井阿蘇神社 禊橋 4/30 16:17

5時頃宿に到着。340キロ。昔走っていたブルートレインそのもの。鉄ちゃんにはたまらないんだろうな。親切なフロントの人に色々教えてもらって開放型の部屋に変えてもらう。鍵はないけどベッド4台分を独り占めできる。ベッドは狭く、頭か足がつかえるけど個室感があるしそれなりに荷物も置けるし目の前にあるお風呂も使えるわりに一泊3,140円でなかなかお得。


ブルートレイン たらぎ 4/30 17:29

車窓から

5/1 国道219号 西都原古墳群

寝坊をしてのんびりと支度をし、11時頃出発。鉄輪ゲストハウスオーナーおすすめの道を通って西都原古墳群へ。熊本県球磨郡多良木町から東へ向かう国道219号は、街を離れると交通量ががくんと減り適度なカーブもあってまさに快走路。オーナーおすすめはホント間違いない。

国道219号 5/1 12:29

雨は降ってないものの濡れた路面のせいでジーンズの裾がびっしょりに。今更ながらかっぱを着る。西都市に着き昼食を食べていると雨が。少し待つがやまないので目的地の西都原古墳群へ。立派な考古学博物館があるので雨宿りがてらじっくり時間をかけて見学。無料なのも嬉しい。

1時間ほどかけて見学し外に出ると雨が激しくなっている。外の古墳群も見たかったのに残念だ。諦めて結構な雨の中帰りの途へ。街を外れ道が気持ちよくなってくる頃には雨が止む。路面が濡れているので気を使いはするがいい道なのは間違いない。国道なのにこの交通量の少なさは何なんだ。

5時頃宿に到着。140キロ。明日の準備をして早めに就寝。明日は晴れ予報だ。九州最終日、草千里をリベンジして新門司まで。すべて下道だとナビによると8時間。夕方6時にフェリー乗り場に到着すればよいので休憩その他を3時間見れば合計11時間。朝7時に出発すれば間に合う計算だ。

簡易宿泊施設ブルートレインたらぎ 5/1 17:10

5/2 阿蘇へ

6:30に出発。雨は降ってないが晴れてもない。阿蘇の予想気温は10度くらい。オーバーパンツの上にカッパをはいて出発。それなりの速度で巡航してもまあまあ寒さがしのげる。ゴアすごい。

7時過ぎ、快調に山道を走っていると突然エンジンが止まる。幸い路肩が広くなっている場所が目の前だったのでそこまで押す。

突然のエンジン停止 5/2 7:14

電気系が落ちたような止まり方だった。メーターのバックライトも消えているので初日に修理したKILLスイッチ関係ではない。どこかがショートしてブレーカーが落ちたかなにかが根本的に駄目になったか、そんな雰囲気だ。幸いまだ朝7時。ここで2時間修理する羽目になっても途中のアトラクションを全部すっ飛ばして最短で新門司港に向かえば夕方6時までにはたどり着けるだろう。

とはいってもこんなところで電装系のトラブルとは。原因を突き止めるのにどのくらい時間がかかるのだろう。「ここでとまるかぁ〜!」周りに誰もいないし、半笑いで声に出した。メットを脱いで革ジャンも脱ぎ、ビニール手袋をつけてトラブルシュートを始める。鍵の抜き差しがきつくなったので昨日強引に鍵を抜いたキーシリンダーから取り掛かる。とはいえキーシリンダー内部が破損していたら直結するしかない。エンジンのオンオフがだいぶ面倒になる。

キーシリンダーを取り外してオンオフを繰り返していると電気系が生き返った。どうやらブレーカーが落ちていたか、取り外しによって接触が一時的に復活したかどちらかっぽい。キーシリンダーを元の位置に戻すが、オイルタンクと接触して火花が散る。どうもこのショートが原因のようだ。端子部分を絶縁テープでぐるぐる巻きにしてシリンダーの取り付け位置を少し調整して取り付け。これでしばらく大丈夫なら大丈夫だろう。25分ほどのロスタイムで復活。

途中絶景のケニーロードを抜け、10:30に草千里到着。7年前の九州ツーリングではGoogle Mapに騙されて到着できず、今回は、渋滞、濃霧と2連敗して3度目の挑戦でようやっとリベンジ達成。

草千里 5/2 10:51

草千里から阿蘇中岳を臨む

30分ほど滞在して長者原の看板へ向けて出発。たしか前に来たときにも通ったような気がするけど長者原の看板と一緒に写真を撮りたいミーハーです。


長者原看板 5/2 13:19

これでミッションコンプリート。あとは下道で別府あたりに降り、その時の状況次第で高速を使ってフェリー乗り場を目指そう。お昼を食べたあとくらいに、何かがこすれるような音がバイクからし始めて少し気がかりだが、走るのに支障はないのでとりあえず先を目指そう。

少し走ると右手に岩下コレクションが。世界に1台しかないドカティL型4気筒、時価2億円のバイクがあるところだ。あのケニー・ロバーツも熊本に里帰りした際には寄るという場所なので、せっかくだから見てみよう。

JAF割引で100円割り引いて入場させもらったけど、オーナーの岩下さんの熱意に触れ1,000円寄付。あれだけの規模のものを維持するのはとても大変だろうがその熱意をぜひ後世に伝えていってほしい。

岩下コレクション 5/2 14:45

フェリー乗り場10キロほど手前で突然クラッチがゆるくなる。まだ走れるけど決して良い兆候ではない。ケーブルの一部が切れたか、クラッチシェルが外れかかったか。セルのピニオンギアがうまく噛まないことがあるので後者の可能性が高い。下手したら走れなくなるので最後の最後なのに本当に気を抜けない。まだ時間があるとはいえ、10キロ手前で停まったらフェリーには乗れないだろう。昼食後に鳴り始めた何かがこすれるような音もだんだん大きくなってきていた。これも悪い兆候だ。ベルトの鳴きだったとしてどこかでベルトが切れたらこれもアウトだろう。セカンダリベルトはテンポラリーのものを持ってきたのでもしかしたらフェリー乗り場までたどり着けるかもしれないが、プライマリーだったら完全にアウトだ。

という状況なのに、どーゆーわけか、早めの夕食を食べるためにバイクを止めた。九州といえばJOYFULL、ということを聞いていた、ファミレスのJOYFULLにとめた。もしかしたらエンジンがかからなくてここで修理するかもしれないという不安から大急ぎでご飯を食べ終える。だったら最初からファミレスなんか寄るなって話だけど、なんでこーなってるのかよくわからない。

ドキドキのエンジン始動は難なく完了しそのままフェリー乗り場へ、と思いきや調子に乗って途中のコンビニで食料を買い込む。そんなのフェリーに乗ったら中の自販機で買えよって話だけど、やっぱりなんでこーなっているのかよくわからない。マーフィーの法則的にはここでエンジンがかからなくなって終了なんだけど予想は見事に裏切られ無事フェリー乗り場へ到着。380キロ。

疲れた。乗船券を発行して、喫煙所で葉巻をふかす。マーフィーの法則通り、葉巻に火をつけた瞬間、並んでいたバイクの列が乗船を開始。係員のおじさんにゴメンして少しのあいだ葉巻で落ち着く。

雨ばっかりだったけど鉄輪ゲストハウスオーナーのお陰で良い道に巡り会え、終わってみれば楽しいツーリングだった。またいつか、のんびりと訪れたい。

フェリーターミナル 5/2 18:12
他のバイクは先に乗船

約1,450キロ
少し走り足りない気持ちを胸に次回の旅へ


2024年2月17日土曜日

エンジンから異音がし、三拍子がでなくなったら

 エンジンオイルとガバナースプリングを替える。以上。


絶好調という単に不具合がない普通の状態が暫く続き、とにかくバイクに乗るのが楽しくてこの秋冬はさんざん乗りまくっていた。そして、12/30に犬吠埼に行ったときから三拍子が出なくなった。

以前も同様の症状が出て散々悩んであれこれやった けど、ポイントのギャップを調整したら直った。今回も同じことをやってみるけど全然直らない。走行に支障はないのでしばらく放っておくと今度はエンジンから異音が出始めた。三拍子の不調とは関係ないだろうけど、エンジンが温まってくるとシャラシャラとした嫌な金属音が聞こえてくる。

このバイクと付き合い始めてもうすぐ20年。色々な不具合を経験してきたのでだいたいのことには対応できるんだけど、今回の2つの不具合はよくわからない。しかもエンジンの異音は放置しておいて良い類のものではなさそうなだけにとてもストレスだ。

この異音、タペット音とはちょっと違う今までに聞いたことがない音だった。シリンダーとクランクケースの間のあたりから聞こえてくる。なんだろう。一応タペットスクリーンを見てみると随分汚れていた。そういえば前回掃除した記憶がいつだったか全くない。

タペットスクリーンを綺麗にして様子を見るが、もちろん変わってない。これは困った。バラせばわかるのかもしれないけど、バラしてもわからない可能性もある。バラす前にやれることは全てやってみたほうが良い。

エンジンオイルを見てみる。ディップスティックで見る限りまぁ普通に汚れてはいるけど金属粉が混じっているってわけではなさそうだ。エギゾーストから白煙が出ているわけでもない。手元にオイルとオイルフィルタのストックがあるので両方変えておこう。こんなので直るとは到底思えないけど、直ったらラッキーだ。

そう思いながらエンジンオイルを排出させたら思った以上に金属粉が混じっていて驚いた。前回交換から2,500キロしか走ってないのに。


結構汚れていたEgオイル

そして三拍子だ。進角を遅らせてみた。とはいえデフォルトの設定がBTDC3度なのでほとんど調整幅がないと言って良い。結果は予想通り変化なし。うーむ。一応ガバナーも見ておくか、ということでポイントアッセーを外してみるとびっくり。

左側のガバナースプリングが外れている
これじゃあだめだ。アイドリングの回転数でも進角して三拍子が出なくなる。原因はこれで間違いないだろう。ちなみにこれ、前にもあったのでタイマープレートとガバナースプリングのクリアランスがなくなっているとか、根本原因があるんだろうな。

そして、ガバナースプリングの持ち合わせはないけど、今日は乗りたい。スプリングの一周分を引き伸ばしてガバナーに引っかかるように加工する。うまく加工できた。少し乗る分には十分だろう。

 
左側のスプリングは一周分少ない

走る支度をしてエンジンをかけるとバッチリ三拍子が出る。気温12度。少し暖気をしていると通りがかりの年上の女性が「音がいいですねー」と声をかけてくれる。

そうなんですよ、やっと三拍子が出るようになりましてね。やっぱりハーレーの三拍子は官能的ですよね。と言いたかったけどいきなりそれはやりすぎだろってことで「ありがとうございます。バイクが好きなんですか?」と聞くとご主人がナナハンに乗られていたそうで。

そんな見ず知らずの女性も声をかけたくなる素敵な音でを奏でながらいつもの湾岸道路へ。海の森公園のあたりまで走るけど油温はまだ30℃なので誰もいない場所に止めてしばらくアイドルさせる。油温が60℃位になるまで温めてエンジンから異音がするか確認するけど、どうやら問題なさそうだ。

何だ、そんな簡単なことだったんだ。いままで2,000キロ目安でエンジンオイルを変えてきてたから今回の2,500キロは長いほうだけど、そんなに頻繁に変えるものじゃないはず。エボはたしか3,200キロだったはずだし。何だったんだろう。

というちょっとした疑問は残るけど、三拍子が出て、エンジンの異音も消えたショベルはやっぱり気持ちが良すぎる。

2023年12月25日月曜日

11月のあれこれの続き


 9月は暑かったし10月はバイクを直していたり旅行に行ったりでそんなに乗れなかった。そして11月になり思ったより暖かく天気の良い日も続き、毎週のようにバイクで何処かに出かけた。気づけば2000キロ以上乗った。ひと月でこんなに乗ったのは、多分ない。そして、どのツーリングも日本の秋のきれいな景色を堪能できた。

今回も備忘録的に。

伊豆スカイライン

いつもは素通りする十国峠へ

この日はずっと快晴でターンパイク→伊豆スカが過去イチで気持ちよかった。


遠山郷へ行く途中

連休は急遽遠山郷へ。天気に恵まれ、行きの中央道は紅葉が綺麗だし、途中から左手に見える南アルプスもなかなかだったし、上の写真は矢筈トンネルに入る手前で、夕日に照らされた紅葉がとてもきれいだったときの一コマ。

遠山郷には二泊して南信州の山道を走り、妻籠宿でちょっと観光もして、夜はホスト・ゲストと楽しく喋って、今回はゆっくり楽しんできた。帰る日は標高が高くなる中央道経由を避けて東名に南下したけどそこまでの道も十分楽しめた。

備えあれば憂いなし

出発の日の朝は霜が降りた


これは12月だけどせっかくなので。
海ほたるから
日の出直後


いつもの海の森公園

そして年末。リアのエキパイを固定するボルトの穴がやっぱりだめってことでエポキシパテでリコイルを固定してみる。JBウェルドだと固くて粉々になるのは目に見えているので、アストロプロダクツの店員さんに相談してGM-8300というものをチョイス。うまく行ってくれるといいのだけど。

2023年11月11日土曜日

11月のあれこれ

 富士宮口まで行こうと思ってM氏と久々にツーリングしたものの、カムカバーのガスケットにヒビが入っていて、東名のPAまで往復に終わったのが10月。早速直してリベンジしたのが10/21(土)。ただし、曇っていて景色はなにもない。しかも、持病とも言えるロッカーシャフトからのオイル漏れは直ってない。


持っていったコーヒ豆を挽いて、葉巻をふかす

たまたま二日後の火曜日に休みを取っていたので快晴の中再度リベンジ。紅葉もバッチリだし富士宮口から見る雄大な富士山は青空をバックに美しすぎる。あまりに景色が良かったので6合目を超え、宝永山に向かう分岐点まで30分ほど登ってみるとやはり息を呑む美しさ。

1年前に膝を痛めてから一切登山はしてないけど早く山に復帰したい。

新富士宮口から見上げる富士山頂上

30分ほど歩いて宝永火口を見る


山肌に影を落とす雲が静かに流れていく

バイクは相変わらず休みなく壊れて根比べのように直していはいるんだけど最近のことを忘備録的に。

  • エキゾーストパイプの固定ボルト
    ネジ穴がだめになってたっぽくて溶接で埋め戻しかなと思ったけど、リコイルを入れ直しでなんとか誤魔化している
  • ヘッドカバー固定ボルトの緩み
    まさかこんなところがってくらいにショックだった。今のショベルに乗り始めて18年たつけどここが緩んだのは初めてだった。そのせいで結構な量のオイルが漏れていてほうっておくわけにも行かない。
    1/2インチのボルトを締め直すんだけど、何本かはフレームその他が邪魔して締められない。オイルタンクを加圧するホースを外してコンビのメガネ側で少しは回せたんだけど、30度の振れ角が取れなくて結局1/12回転も回せてない。
    もうこれはヘッドを外すしか無いのかなと覚悟はしたけど、ダメ元でハーフムーンレンチを購入。4,500円くらいしたけど、ヘッドをバラすときの消耗品より安いし、何より労力がぜんぜん違う。
    果たしてうまく行ったようで今のところ大丈夫。
  • 三拍子を出してみたい
    正しいエンジンの調子ではないと思うけど、あの音を、聴きたい。アイドルミクスチャーのOリングンがないと二拍子になるとかならないとかで、Oリングを購入。10個2,000円。1個で良いんだけどバラ売りは見つからない。物が届いたけど付かなかった。多分、Oリング不要のタイプなんだろう。もしかしてそうかと思ったけど、オーダー入れるときに気づいたので、またガレージまで行って、バラして確認するのが億劫だった。2,000円で楽をした。納得してやってるのでそれでいい。でも次はやらないと思う。
  • 点火位置の調整
    先日横浜にちょい乗りしたとき、キックでエンジンがかからなかった。ケッチンを3回食らった。マニュアル通りBTDC3度に調整してあるのでケッチンなんか食らうはず無いのに3回もってことは何かがおかしい。タイミングマークを出してポイントカバーを開けると微妙に鉄粉が。見なかったことにして点火時期の調整をやろうかと一瞬考えたけど、バラしてみるとガバナースプリングが片方ちぎれていた。なんでこんなことになるのかさっぱりわからん。
  • 三拍子が出た
    アイドルミクスチャーの先端がだいぶ汚れていたのできれいにしたら三拍子が出た。なんでこれが影響しているのか全くわからないけど、出た。
  • 息継ぎするようになった
    富士山から帰ってきたあたりからFとRのプラグのヤケ具合が異なることに気づいた。Fが濃い。そのせいだと思うけど、三拍子が出るようになった途端、息継ぎをするようになった。エンジンが止まる。マニホのゴムバンドの交換かな。
  • エンジンがかからない、かかってもすぐ止まる
    今日、館山まで走って帰ってきたあと、夕方エンジンかけようとしたらセルが反応しなかった。あれこれやるとエンジンがかかるんだけどすぐ止まる。家に帰ってきたあと、いつも通りバッテリーを補充電する機器に繋げたんだけど、そのときに端子がショートした。前にも何回か経験しているけどついに当たりを引いたか。
    ただ、色々調べてみるとどうもKILLスイッチが死んだっぽい。前にもそんなことがあったな。
  • 立ちごけした
    25年バイクに乗っているけど、3回立ちごけした記憶がある。そのうち2回を10月の同じ日にやった。
2回めに立ちごけした直後

久しぶりの館山は道が空いていてなかなか


2023年10月2日月曜日

夏の終わりに

夏は乗らないつもりだったんだけど、7月にプライマリ一式を全バラ修理し、ノーマルのマフラーがつまらすぎるので歴史的遺産を毀損する後ろめたさを感じつつ遮蔽板に穴を開け、6mmから始めて2mmくらいずつ大きくしながら20mmまで拡大したところで「どんなに穴を大きくしても、音量は変わるけど音質は決して好みのものにならない」と悟り、元のドラッグパイプ(トルクコーン+バッフル)に戻し「やっぱハーレーはこれだよ」と大満足で、記録を見ると8月末~9月末の1カ月で1,060キロ走ったことになっている。

そして昨日の日曜日、ものすごく久しぶりに近所のMさんと走りに行ける機会があった。10月というのに最高気温31度の予想なので涼しい山の方に行こう、去年の秋にも行ったし1カ月前にも行った富士山に行こう。富士山スバルラインも開通しているので天気次第で、標高2500mの富士宮口か、もう少し標高は低いけど迫力ある富士山を眺められる須走口に行ってみよう、と6:30に出発した。

渋滞もなく快調に高速を走り、最初の休憩地点の中井PAに。朝食を食べてバイクに戻るとまあまあのオイル漏れが。

クランクケースのブリーザー経由じゃないし、よーく見るとブレーキペダルにはオイルが飛び散った跡がわかる。どうやらギアケースカバーの付け根から漏れているようだけど、ネジが緩んでいるわけでもないし、そこから漏れる理由も見つからない。

Mさんと少し悩むが、原因が何にしてもこのままツーリングを続けるたぐいの故障じゃないので、ここでバイバイ。超久々のライドだったけど私はここまで、Mさんには一人で目的地を目指してもらう。残念すぎるし申し訳無さすぎる。

Mさんが出発したあと、ラテンな感じの外人が近くで見守っていたようで話しかけてきた。聞けば、車の修理のエンジニアをやっているとのこと。役に立つことがあればと思って見守っていたのだろう。原因はわからないけどちょっとしたオイル漏れだし、家までは無事に帰れると思うから大丈夫だよと伝える。「車屋でオイルを買っていく良いよ」と言い残して軽のワゴンに乗り込んで出発していった。ドミニカ出身の5~6人だったけどありがたいことです。

とりあえずエンジンをかけて様子を見てみることにすると、ギアケースカバーとクランクケースの合わせ目からオイルが吹いていた。劣化したガスケットがひび割れしたんだろう。



家でバラしたあと


ガスケットのひび割れ

オイルタンクのオイル残量を見ると、見た目全く減ってない。僅かなオイルを撒き散らしてしまうってのはあるけど、これなら問題なく家まで帰れる。

さて、オイル漏れは以上だけど実はもう2つ不具合があって、一つはリアシリンダーのエキパイを止めているボルトのネジ穴が馬鹿になっていた。もともとリコイルしてあるんだけど、そのリコイルが抜けかかっている。これは、こまった。ネジ穴をアルミ溶接で埋めて再度タップを切ることになりそう。自分じゃできない。

もう一つはヘッドカバーのロッカーシャフトを止めているボルト部分からのオイル漏れ。これは何度か直しているんだけど完全には直ってなかった。結構な量が漏れて、エキパイに垂れている。ここは自分で直せるけど、ヘッドカバーを温めてガスケットを塗らないとならないのでめんどくさい。

たぶん、3カ月に一度くらいは何かのトラブルが出ている。金も時間もかかるしなんのためのバイクだ?と思う。トラブルフリーで乗りたいときに乗れるバイクが欲しいというのは年一くらいでよく考えることなんだけど、今日が今年のその日になった。結構強烈に。今までバイクに25年乗ってきたけど、これから乗れる時間はそんなにないだろう。その残った時間でバイクを修理したいのか? いや乗り回したい、って思った。

そんなもやもやした気持ちを抱えながら、身支度を整え帰路につく。

天気の良い、ガラガラの東名高速上り線を、いー音を出しながら走っているとさっきまでのもやもやした気持ちはなくなって、「このバイク」を修理してまたとーぶんは乗っていようって気分になった。すぐ壊れてめんどくさいし重いしスピードは出ないしもう一度言うけど本当にめんどくさいんだけど、乗っててこんなに楽しいバイクに巡り会えるとはなかなか思えない。あぁ、このバイクがあってよかったなと。